＃21．永田くん

政治の話は嫌いだが、どうにも言いたくて仕方がない。民主党の永田議員のことだ。「辞めろ」、「辞める必要はない」で喧しいが、いつまでやってんだと言いたい。
まず、永田議員が国会で述べたことについては、議員辞職する必要はない。これで辞めることになったら、国会で何も言えなくなる。だから、この件では辞めてはいけないのである。ただ、非を認めて謝る必要はあった。
そこで、謝ることになったのだが、それ以降が大いに問題ありだ。まず、謝るときに非を認めていない。未練がましい言い訳に終始して、非を認めるどころかまだ正しいとまで言い張った。それなら謝ることはやめるべきだった。ところがそのあと、どうにもならなくなって再度謝ったが、それもキレが悪い。自分がウソを言ったのか、それともウソを掴まされたのかのどちらかなのに、誰かをかばっているような、いやなにより自分をかばっているようにしか聞こえてこない。
すぐに真っ当な謝り方をしていれば、国会の混乱は１週間で済んだものをもはや３週間も続いている。本来は辞める性格の事件ではなかったはずだが、ここまでゴタゴタ国会になってしまったからには、「辞める」以外の選択肢などなくなってしまった。