Archive for August 2006

21 August

#130.観る方も大変

昨日の甲子園は凄かったですね。15回闘って引き分けでした。お互いの点の入ったのが8回で、普通なら終盤ですが、15回も闘うとここが中間点です。ですから15回を連続表示のスコアボードは、きれいに左右対称、しかも上下も対象です。ということは8回で点対称とか、どうでもいいことが思い浮かびます。

東京生まれの東京育ちとしては、東京代表の早実を応援するのが自然なのですが、駒大苫小牧も負けるなという気持ちになってしまいます。実はその昔、東北や北海道などのチームが、温暖で練習環境に恵まれている西日本にチームにボロ負けしているのが可哀想で、長い間判官贔屓を背負ってきたことがあります。それに加え、今回は北海道のチームによる歴史的大記録の実現を、なんとか達成させてあげたい気持ちが強くて、早実の応援には実が入りません。どうしても、駒大ガンバレです。

昨日は気合を入れて、15回を完全観戦しましたので、選手と同じくらい疲れました。選手は若さがありますが、こちらは老人です。今日、再試合を完全観戦する力があるのか甚だ心配です。

ところで、福知山精美は私ごときが応援したらすぐに負けてしまいました。大体そんなものなんですね。だから、私が応援しているのに負けない駒大苫小牧は、本当に強いのかもしれません。


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03 August

#123.足、肩、打球の速さ

スポーツの観戦はテレビでも可能だが、直接現場へ赴くと、やはりテレビとは一味違う楽しみ出会うことになる。野球の場合もいくつかあるのだが、野球に特徴的なものをあげれば試合前の練習だろう。野球は他のスポーツとだいぶ違うところがあって、そのひとつが練習だ。毎回、イニングの前にピッチャーは必ず投球練習を、野手も一緒に送球練習をしている。ピッチャーが交代すれば出てきた投手早速投球練習だ。打者も負けずに、打席に入る前に素振りをする。試合中にもかかわらず、こんなに人前で練習するスポーツはそうそう見当たらない。だが、試合前の大掛かりな練習に比べたら可愛いものだ。単なるウォーミングアップとは言いがたいほど、監督やコーチも総出で練習をする。だから、お客もこの練習を単なるセレモニーやオマケと考えないで、料金に一部として観ることをオススメする。

そこで見方だが、野球ではいつも次の3つのことを心掛けている。
 ? 足の速さ
 ? 肩の強さ
 ? 打球の速さ
ということだ。先入観を除いてナチュラルな気持ちで見ていると、スーっと動く選手が急に視界に飛び込んできたり、糸を引くような送球が突然見えたり、勢いの違う打球が野手の間を抜けたりするようなことが見えてくる。この先入観排除とナチュラルは難しいことではない。単純に言えば、ボーっと見ているというのが近い表現だろう。特に、焦点を合わせるではなく球場全体を見ていると、スッと現れるものなのだ。そのとき、オッ誰だろう、と思えばいいのだ。そこで、大きな背番号が新たな贔屓になるのだ。

足の速さは全ての基本だ。肩の強さも野球では必須事項だ。打球の速さは長打力の源泉だ。打球の速さで意外な選手の長打力特性が発見できるのだが、日本の野球界は長打力特性の判定を体格だけで行なっているような気がしてならない。

現在、売り出しの日本ハムの森本稀哲(ひちょり)も足と肩は記憶に残っている。浅いフライをダッシュ良く捕ってバックホーム、ここまでは1億円プレイヤーにも匹敵していた。だが、惜しい、もう少しバットにボールが当ればと思っていたが、やっとボールがバットに当るようになってきた。


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