Archive for 22 March 2006

22 March

#26.今度は実力

3月21日は、数少ない我が家の年中行事のひとつ、春の墓参でした。陽気も良く、絶好のお墓参り日和でした。当家の菩提寺は千葉県の柏にあります。普通は先祖代々からのお付き合いや祖霊が眠るお墓があるのでしょうが、手前どもは少し違います。このお寺には私の代からの付き合いで、しかもお墓には誰もまだ入っていません。ですからイマイチ迫力不足で、気合の入った墓参にはなりません。家内とふたりだけで出掛けて、手早くお墓参りの作業を済ませると逃げるように退散してきます。
本日もその類に洩れなかったのですが、加えてWBCの決勝戦があります。つくづく昨日墓参りに行ってしまえば良かったと悔やんでの出発です。途中、どこかにテレビでもないかとキョロキョロしどうしでしたが、ツキがなくテレビには出会えず、唯一タクシーのラジオで松坂が先頭打者ホームランを浴びている瞬間を聞いてしまいました。これは運の悪い予兆かと思いましたが、どうやら杞憂で済みました。

帰ってみたら、10−6と快勝のスコアです。でも、試合経過は6−1から6−5に追い上げられ、しかも先攻という状況を考えると、どうも快勝とは言いにくかったのではないかと思います。テレビからも負けるかと思ったという声も聞かれました。その中で勝ったのですから、今度はツキではなく実力でしょう。その実力の中味ですが、この決勝戦では今までにない攻撃力が光っていました。その要因は、タイムリーが出たことも素晴らしいですが、それに勝るのが確実に四球を選ぶ、犠打を決める、犠牲フライを確実に上げるという地道な技でしょうし、そして何よりも最大の戦力は抜群の走力だったと思います。的確な判断力に基づいたスタート、美しく力強い中間疾走、スピードの落ちないスライディングは参加したどのチームより優れていたことでしょう。投手力と守備力は、1次リーグ、2次リーグを通じ十分実力を発揮していましたが、準決勝、決勝では日本的な攻撃力というものを世界にアピールできたと考えています。もしオーナーだったら、1番川崎、2番西岡、3番イチローというオーダーのチームを作ってみたいですね。

誰も入っていないお墓はイマイチ迫力不足。


06:00:00 | datesui | No comments |