Archive for 02 June 2007
02 June
#246.緑の絨毯で
ダービーが雨で道割悪のとき、そのあとの安田記念はきれいに晴れて、緑の絨毯でスピード競馬が楽しめることがあった。安田記念はそんなイメージのレースで、胸のすくような気分にさせてくれることが多かった。このレースもG?であるため外国馬への開放が行われ、うまい具合に香港を中心に参戦もあり、彩り豊かにしてくれている。だが、楽しさの代償もあって、レースの検討はデータが揃わずやりにくい恨みもある。
そこで、日本馬だけの検討を先にしておこう。そこへ、去年の安田記念に参戦した、香港の2頭のデータを比較してみる。データベースもこれなら堂々とできる。
Wsc RRsc RTsc DfWL Asc Hsc L3Tsc
◎ ダイワメジャー 64.2 81.7 59.4 0.3 2.6 −0.4 47.3
○ スズカフェニックス 62.0 74.4 64.6 1.3 −0.1 2.8 57.8
▲ ディアデラノビア 60.2 71.3 67.7 0.2 −0.4 4.0 57.9
△ ジョリーダンス 57.0 73.3 66.5 −0.4 −0.9 6.6 60.0
△ ジョイフルウィナー 56.9 70.7 52.1 0.0 −0.8 3.5 68.9
マイネルスケルツィ 53.5 72.7 68.9 −2.9 2.6 −1.4 52.3
エイシンドーバー 51.8 67.3,69.5 −2.1 0.5 1.8 54.2
アドマイヤキッス 51.7 66.7 69.8 −2.7 0.1 4.0 48.9
コンゴウリキシオー 51.4 61.0 64.1 −0.8 2.8 −1.5 38.6
サクラメガワンダー 47.4 66.9 60.5 −1.7 0.6 1.2 47.3
シンボリエスケープ 47.4 61.5 66.5 −2.2 −0.5 2.0 48.8
エアシェイディ 45.8 59.0 60.6 −2.7 −0.2 3.6 52.9
キストゥヘヴン 45.3 62.9 60.6 −3.1 0.3 3.6 44.8
オレハマッテルゼ 44.1 61.4 62.2 −3.9 2.1 −1.3 49.3
スーパーホーネット 40.4 56.0 53.5 −2.5 −0.2 0.0 50.7
ザデューク 20.8 30.9 44.5 −4.7 0.8 −6.3 56.6
エイブルワン −
グッドババ −
・Wsc :ウィニング・スコア→上位入着の可能性を示す総合指標で以下の指標から算出
・RRsc :最近の実績→6か月以内の直近3レースの実績を示す
・RTsc :タイム→最近のレースでの走破タイムを示すスコア
・DfWL :勝っぷり→勝った馬はどれだけ突き放したか、負けた馬はどこまで粘ったかを示す
・Asc :先行力→先行した実績を示すスコアで、高いほど先行している
・Hsc :末脚→上り3ハロンの馬群の中で相対的に前に出たか後退したかを示す
・L3Tsc:末脚?→上り3ハロンタイムのスコア
やはり、ここは、ダイワメジャーだ。そして副大将格には、スズカフェニックスがしっかり収まったようだ。これに続くのが、ディアデラノビア、ジョリーダンス、そして去年3着の香港のジョイフルウィナーとなった。大昔の歴史を遡ってみると牝馬の活躍が顕著で、ディアデラノビア、ジョリーダンスは大いに期待できる。今回は特に、ジョリーダンスの末脚の大爆発に期待を掛けてみよう。
展開は、コンゴウリキシオーが行きそうだ。ダイワメジャー、マイケルスケルッツィ、オレハマッテルゼも一団で先行集団を形成するだろう。
その後の中段の前方が、ザデューク、サクラメガワンダー、エイシンドーバー、キストゥヘヴン、後の方に、アドマイヤキッス、スズカフェニックス、エアシェイディ、スーパーホーネット、が陣取って中段となる。
最後方が、ディアデラノビア、シンボリエスケープ、ジョウイフルウィナー、ジョリーダンス、となってゴール前1ハロンで変わるか変わらざるか、ということになろう。香港のもう2頭はデータがなく、どうにも展開はわからなかった。
ダイワメジャーで終わるか、それとも対抗勢力か、はたまた伏兵潜伏か。最後の坂を登ってからの状況が結果をつくることになろう。
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