Archive for 24 October 2007

24 October

#287.影の薄いお金

最近、見慣れないものに出会った。しかも、2,3回、続けざまにだ。なんてこったない、2千円札なのだ。しかも同じ場所だ。郵便局のお釣りでもらったのだ。先方も渡すときに後ろめたさでもあるのか、「2千円札ですのでご注意ください」とまあ、丁寧なことだ。そんな具合の悪いものならお釣りに使わなければよさそうなものだ。民営化になったのだから、政府に無用な気遣いなどいらぬはずだ。

ところがもらった側も実は困るのだ。モノを買う時など、こちらはお客だから何で決済しても良いのだが、2千円は自分でも間違えそうで使うのが嫌なのだ。だから、不意に小銭が底をついても良いように、小さく畳んで小銭入れの裏のポケットに忍ばせておくのに使う。千円ではもの足りないが、2千円なら少しはマシということだ。使うとしても、スイカのチャージとかなら気兼ねなく、またいつでもOKなので専らそんな使い方になるようだ。

流通量が極端に少ないので余計こんなことになるようだが、ここへきて頻繁に出会うということは流通量でも増やしているのだろうか。それは何を意図しているのだろうか。デフレスパイラルもどうにか切り抜けたので、一気にインフレへの加速でも狙っているのだろうか。今月、どこかで2千円札をもらったらそう思うことにしよう。そのためには郵便局でお釣りをもらえば叶うか。


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