Archive for 15 September 2007

15 September

#261.社会復帰?

今年は野球がおもしろい。理由を考えてみると、?巨人ががんばっている、?楽天、オリックスが意外な善戦をしている、?ダメかと思われた日ハムが負けない、?脱落かと思われた阪神が復帰してきた、というところだろうか。

?は戦力的には当然だが、原監督だったから心配というか期待はあった。?はパリーグを楽しくした。なにせ9月に入っても首位とビリのゲーム差が13ゲームとは快挙だ。?はデータがスゴイことを物語っている。日ハムのチーム総得点は12球団ダントツのビリなのだ。1番得点の低いチームがトップを走るという前代未聞のことが起きている。?昔から渋太くないことでは定評のある阪神の首位戦線復帰だが、中日や巨人は迷惑だろうが、ビックリもしているだろう。

データを見ると、日ハムと巨人の比較がおもしろい。9月15日現在、日ハムは128試合で総得点448点、本塁打は66本、ともに12球団最低である。これでパリーグの首位なのだから不思議と言えば不思議だ。かたや巨人は131試合で623点172本塁打を記録し、試合数の差こそあれ両リーグを通じてダントツのトップである。そのダントツの623点だが、データを見ると本塁打に頼るところが明白なのだ。得点が本塁打の何倍になるかという数値を計算してみると、12球団全体の平均は4.7倍程度になっているが、巨人の得点は本塁打のわずか3.6倍に止まっているのである。一方の日ハムだが、少ない得点の448点は、なんと本塁打の6.8倍にもなっているのである。本塁打に頼らず、打線のつながりで得点を挙げているようで、1番バッターの森本稀哲の80得点の多さを見ても様子が良くわかる。対する巨人で得点の多いのは、中軸の小笠原道大とイ・スンヨプであることも好対照でとてもおもしろい。
この2チームの日本シリーズでの対戦を望んでいるのだが、果たして叶うだろうか。

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