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04 January

#333.まずは運だめし

お正月競馬の恒例は東西の金杯だ。中山と京都で開催されるが、中山の金杯は1951年に始まり、なんと60年近い歴史があり、京都も前身の迎春賞から名称変更したのが1966年で、こちらも40年以上の継続になる。双方とも芝2000mのハンデ戦で実施されていたが、2000年の改正で中山は2000m、京都は1600mになって今日に至っている。
競馬を知り始めた今から40年ほど前のころ、金杯は正月の3日に開催されていた。それが競馬の市民権獲得と引き換えか、品良く5日の開催になってしまった。お正月の暇つぶしがなくなって、オトーサンは家でゴロゴロとなって、奥さんは困りものだろう。昭和も最中のころの出来事で、もう記憶の彼方に消えそうである。

今回は中山金杯を取り上げる。ノーマークの馬が来たかと思えば、一番人気が来たりするのが金杯だ。今年の運だめしとしてみよう。

【 中山金杯 】
◆68.3  サイレントプライド   勝負強さ、先行力
◆64.9  エアシェイディ     最近の実績、タイム、末脚
◆62.4  シルクネクサス     最近の実績
◆58.7  タイキヴァンベール   タイム
◆56.6  アドマイヤフジ     最近の実績
以上が、Wsc55を超えた推奨馬、以下は50を超えた参考馬
◇53.1  アサカディフィート
◇50.9  ヤマニンアラバスタ

【展望】
4歳馬が3頭いるが生きのいいところがなく、ここはロートルの業比べの一戦になりそうだ。
そのロートルの中では超若手の5歳馬、サイレントプラドに期待したい。この1年ジワジワと力をつけ、どうやら重賞もという域に来たようだ。だが、超若手であるが業は渋い。手堅く先行して内を突き、しぶとく粘るというもので、このレースにもってこいのタイプだ。
あとは場数を踏んだベテラン選手の寝業勝負になりそうだが、欠点ばかり目立つ馬ばかりで、どれがくるかはサイコロを振ってもよさそうだ。

【展開】
鮮明な逃げ馬は不在だが、サイレントプライドかカオリノーブルが逃げそうだ。この2頭が先頭集団を形成するのはまちがいなさそうだ。第2集団は少しバラけるが、トウショウナイト、メイショウレガーロ、アドマイヤフジ、シルクネクサス、の4頭が続きそうだ。
そして中段だが、フサイチホウオーとエアシェイディの2頭のあとに、ブラックタイド、センカク、タイキヴァンベール、ヤマニンアラバスタ、ヒラボクロイヤル、トウショウヴォイスの6頭が集団をつくる。
最後方は、グラスボンバーとアサカディフィートとなるだろう。

ペースはスローになることは必至だ。2分1秒台の決着もありうるだろう。3コーナーから4コーナーにかけての勝負どころではゴチャつくことも考えられ、最後に仕掛けるエアシェイディは中段にいても外を回らざるをえなくこともあるだろう。
ロスなく先行で来て、直線でうまい具合に前が空き、そのとき一生一代の脚が使えれば新年早々開運となる訳だ。


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