Archive for 23 May 2008

23 May

#403.樫も桜つながり

オークスは数えて69回になる。2400mという牝馬にとっては長いレースだが、よく短縮もされず生き延びてきたものだと感心したい。今年も健気に18頭が揃った。本番当日は雨模様かも知れないが、全馬無事に走り終えて、行く行くは日本の次世代を支える肌馬になって欲しいと願うばかりである。

【 Wscランキング:オークス 】
◆Wsc: 69.0 レッドアゲート    R= 42、 RR= 73、 RT= 45、 D= 1.2、 A= .4、 H= 2.8
◆Wsc: 63.4 ソーマジック     R= 27、 RR= 64、 RT= 50、 D= 1、 A= -.1、 H= 2.1
◆Wsc: 61.8 レジネッタ      R= 27、 RR= 72、 RT= 47、 D= -.7、 A= .1、 H= 1.2
◆Wsc: 59.5 トールポピー     R= 29、 RR= 62、 RT= 52、 D= -1.2、 A= -.2、 H= 2
◆Wsc: 58.0 リトルアマポーラ   R= 31、 RR= 65、 RT= 42、 D= -1、 A= -.1、 H= 3
◆Wsc: 55.4 ブラックエンブレム  R= 26、 RR= 53、 RT= 45、 D= .4、 A= .8、 H= 1.1
以上がWsc55以上の推奨馬
◇Wsc: 52.9 マイネレーツェル   R= 20、 RR= 64、 RT= 46、 D= -2、 A= -.3、 H= 1.3
◇Wsc: 51.8 エアパスカル     R= 24、 RR= 57、 RT= 45、 D= -1.5、 A= .9、 H= .1
◇Wsc: 51.0 オディール      R= 25、 RR= 55、 RT= 50、 D= -2.9、 A= .3、 H= 1.7
◇Wsc: 49.6 エフティマイア    R= 21、 RR= 59、 RT= 45、 D= -2.7、 A= .1、 H= -.5
◇Wsc: 48.8 ムードインディゴ   R= 33、 RR= 59、 RT= 37、 D= -2.4、 A= -.1、 H= 2.9
◇Wsc: 48.0 カレイジャスミン   R= 28、 RR= 56、 RT= 41、 D= -2.9、 A= 1.1、 H= -.7
◇Wsc: 42.7 スペルバインド    R= 26、 RR= 52、 RT= 38、 D= -3.2、 A= .1、 H= -.3
◇Wsc: 41.9 シャランジュ     R= 22、 RR= 43、 RT= 45、 D= -3.8、 A= -.4、 H= 2
◇Wsc: 41.5 アロマキャンドル   R= 22、 RR= 45、 RT= 40、 D= -3.1、 A= .2、 H= 1.1
◇Wsc: 38.6 ライムキャンディ   R= 21、 RR= 46、 RT= 40、 D= -3.7、 A= .6、 H= -.9
◇Wsc: 36.9 ハートオブクィーン  R= 17、 RR= 45、 RT= 44、 D= -4.5、 A= .7、 H= -.7
◇Wsc: 29.3 ジョイフルスマイル  R= 18、 RR= 38、 RT= 35、 D= -5.2、 A= -.2、 H= 1.2

   ・Wsc  :ウィニング・スコア→上位入着の可能性を示す総合指標で以下の指標から算出
   ・Rsc  :レースの実績→過去1年6か月を遡ったレースの実績を示す
   ・RRsc :最近の実績→6か月以内の直近3レースの実績を示す
   ・RTsc :タイム→最近のレースでの走破タイムを示すスコア
   ・DfWL :勝っぷり→勝った馬はどれだけ突き放したか、負けた馬はどこまで粘ったかを示す
   ・Asc :先行力→先行した実績を示すスコアで、高いほど先行している
   ・Hsc  :末脚→上り3ハロンの馬群の中で相対的に前に出たか後退したかを示す


【 展望 】
例年桜花賞組が優勢だが、今年は桜花賞のレースがそれまでの実績や人気を反映したものではなかったので今年こそは桜花賞路線以外の馬の台頭を期待していた。検討データを見て、チョイト当てが外れてしまった。Wsc69.0というダントツのレッドアゲートこそトップだが、2位以下はズラッと桜花賞組が並んでしまった。やはりオークスは距離が大きく違えども桜花賞というか、クラシックつながりは無視できないのだ。

そこで、今回はレッドアゲートがスコアの高さから中心であることには違いないが、相手選びでは桜花賞組のソーマジック、レジネッタ、トールポピー、リトルアマポーラ、ブラックエンブレムの5頭となり、実にデータそのままの判断となる。しかもこの5頭はスコアの間隔も広いので各馬の差も大きいことがわかる。つまり、上位になるほど確度が高いということが歴然というデータになっている。


【 展開 】
ハッキリとした逃げ馬がいないのと逃げて好成績の馬も少ないので、フルーラSを逃げて好走したカレイジャスミンの逃げの再現とみた。以下、先行集団には、エアパスカル、ブラックエンブレム、ハートオブクィーン、ライムキャンディが続きくが、外枠のエアパスカルは無理してまでの先行策はとるまい。
中段には、レッドアゲート、オディール、アロマキャンドル、エフティマイア、スペルバインド、レジネッタがつけ、ゆっくりと進む。
後方は、ムードインディゴ、ソーマジック、リトルアマポーラ、トールポピー、ジョイフルスマイル、マイネレーツェル、シャランジュ、が控える。

ペースはスローになることは必至で、4コーナーの手前では先行集団めがけて大きな塊になることが考えられる。そこで、先行集団の中から1頭でも引き離しにかかる馬が出るとレースはおもしろくなるが、実際オークスでは追い込みの馬が強く、スローペースであっても後方の馬が優位で、今回もソーマジック、リトルアマポーラは目が離せまい。また、先行集団の近くにいるレッドアゲートは早く先頭立たないことが勝つ要因になるだろう。


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