Archive for August 2008

29 August

#445.今年はシリーズ優勝と雨が鍵

今週の新潟記念は芝2000m、サマー2000シリーズの最終戦になる。シリーズ優勝には当然のことの褒賞があり、馬主に4000万円、厩舎に1000万円である。現在のところのポイントランキングではタスカータソルテが13点でトップだが、1着になれば10点で、2着以下も5点から1点ずつ下がる点が入る。新潟記念の出走馬で優勝の可能性のあるのが、ミヤビランベリ(現在12点)、ミストラルクルーズ(同6点)、ダイシングロウ(同5点)の3頭で、ミヤビランベリは2点で優勝なので5着でいいことになる。

新潟の芝2000mは高速コースで例年好タイムでの決着が続いているが、今年は雨の影響でタイムの期待はもとより、展開も微妙に変わりそうだ。一方、夏競馬を通じて新しいヒーローも育ってきているので、この新潟記念で本物かどうかの試金石にもなろう。


【 Wscランキング:新潟記念 】
◆Wsc: 77.6 ダイシングロウ    R= 47、 RR= 63、 RT= 66、 D= 3.2、 A= 2.2、 H= -.5
◆Wsc: 66.8 マイネルキッツ    R= 47、 RR= 63、 RT= 56、 D= .3、 A= -.1、 H= 2.9
◆Wsc: 58.6 バトルバニヤン    R= 41、 RR= 52、 RT= 60、 D= -1.6、 A= 1.3、 H= -.8
◆Wsc: 57.5 トウショウヴォイス  R= 38、 RR= 56、 RT= 61、 D= -2.9、 A= -.9、 H= 2.2
以上がWsc55超の推奨馬
◇Wsc: 54.6 ミヤビランベリ    R= 44、 RR= 54、 RT= 59、 D= -3.5、 A= 3.2、 H= -2.3
◇Wsc: 54.0 コスモプラチナ    R= 37、 RR= 44、 RT= 59、 D= -1.9、 A= 1.7、 H= -1.1
◇Wsc: 52.1 ミストラルクルーズ  R= 42、 RR= 54、 RT= 51、 D= -2.6、 A= .6、 H= 2.1
◇Wsc: 49.1 キャッチータイトル  R= 38、 RR= 43、 RT= 48、 D= -1.9、 A= 2.4、 H= -1.6
◇Wsc: 48.2 エリモハリアー    R= 50、 RR= 45、 RT= 44、 D= -4.9、 A= -1.1、 H= .4
◇Wsc: 47.7 タマモサポート    R= 43、 RR= 44、 RT= 52、 D= -5、 A= 1.7、 H= -1.2
◇Wsc: 44.9 トウショウシロッコ  R= 42、 RR= 41、 RT= 43、 D= -3.7、 A= .9、 H= -.5
◇Wsc: 44.2 サンレイジャスパー  R= 47、 RR= 43、 RT= 38、 D= -5.1、 A= -.2、 H= 1.3
◇Wsc: 41.8 ヤマニンアラバスタ  R= 36、 RR= 34、 RT= 45、 D= -4.6、 A= -.8、 H= 2.3
◇Wsc: 41.8 アルコセニョーラ   R= 43、 RR= 42、 RT= 50、 D= -6.5、 A= -.9、 H= 1.9
◇Wsc: 40.8 ブラックカフェ    R= 36、 RR= 34、 RT= 45、 D= -4.5、 A= -1、 H= 3.9
◇Wsc: 40.6 フサイチアソート   R= 40、 RR= 37、 RT= 40、 D= -4.5、 A= -.5、 H= 2.2
◇Wsc: 40.2 チョウサン      R= 40、 RR= 34、 RT= 41、 D= -5.6、 A= .6、 H= .9
◇Wsc: 39.5 スクールボーイ    R= 27、 RR= 39、 RT= 56、 D= -5.4、 A= .1、 H= -1.6

   ・Wsc  :ウィニング・スコア→上位入着の可能性を示す総合指標で以下の指標から算出
   ・Rsc  :レースの実績→過去1年6か月を遡ったレースの実績を示す
   ・RRsc :最近の実績→6か月以内の直近3レースの実績を示す
   ・RTsc :タイム→最近のレースでの走破タイムを示すスコア
   ・DfWL :勝っぷり→勝った馬はどれだけ突き放したか、負けた馬はどこまで粘ったかを示す
   ・Asc :先行力→先行した実績を示すスコアで、高いほど先行している
   ・Hsc  :末脚→上り3ハロンの馬群の中で相対的に前に出たか後退したかを示す


【 展望 】
新潟の芝2000mは長い直線が特徴である。ゴール前の659mの直線は良く知られているが、スタートしてからの向正面にも1000m近い直線があり、他の競馬場には見られない特徴である。ここでの折合いで失敗する馬や騎手もいる。ところが、今年は少し条件が異なる。サマー2000シリーズの動向と、お天気の具合いだ。サマー2000は冒頭で述べたとおり、勝ちを狙う馬、5着を確保した馬がいることも確かだ。また、8月の中旬から北陸・東北は雨が多く、さすがの新潟の馬場もパンパンの高速馬場とはいかないだろう。

中心はダイシングロウだ。直近のレースでは夏の新ヒーローの誕生とも思える活躍だ。前走の小倉記念こそ2着に甘んじたが、その前の2連勝は素晴らしい勝ちっぷりで上昇力の強さが伺える。ここを勝って秋は重賞の常連になって欲しいものだ。2番手はマイネルキッツだ。成績が安定しないメンバーの中では重賞での善戦を続けている。大崩れしないのが狙いだ。あとは、バトルバニヤンとトウショウヴォイスぐらいか。


【 展開 】
18頭と賑やかで脚質も多彩に揃った。まず逃げるのが、ミヤビランベリだ。これを追走するのが、キャッチータイトルとダイシングロウだろう。この3頭で先頭集団をつくる。次いで先行集団だが、コスモプラチナ、タマモサポート、バトルバニヤンの3頭だ。
中段は、前の方にトウショウシロッコ、チョウサン、ミストラルクルーズ、スクールボーイがつけ、後ろの方にマイネルキッツ、サンレイジャスパー、フサイチアソートが控えるだろう。
後方は、ヤマニンアラバスタ、アルコセニョーラ、トウショウヴォイス、ブラックカフェ、エリモハリアーが長い直線を生かした追い込みに賭けることになるだろう。

前半の長い直線がカギだ。ここで焦れてしまうようでは勝負にはならない。淡々としたレース模様になるだろうが、ペースの速い遅いで先行・追い込みの運命が分かれる。1000m59秒が分かれ道か。


21:01:31 | datesui | No comments |

22 August

#442.楽しさ満載、北のG?

夏はいわゆるローカル競馬で大きなレースの開催は少なくなる。重賞競走は週に1レースのときもあり、その重賞もG?である。ただ一つの例外が今週の札幌記念でG?の格付けである。それだけにいつもの夏競馬とはメンバー構成が大いに異なることになる。秋の天皇賞を視野に入れている馬もいれば、芝2000mであるからサマー2000シリーズの第4戦として点数稼ぎの馬もいるだろう。

昨年の有馬記念優勝馬マツリダゴッホが始動してきた。そこへ3歳のクラシックで活躍したマイネルチャールズも果敢に挑んできた。フィールドベアー、マンハッタンスカイ、ヴィータローザなど好調馬、堅実な馬、曲者とわき役も多士済々、さらに脚質も逃げから追い込みまで個性派が揃い、2000mキッチリ楽しめそうだ。


【 Wscランキング:札幌記念 】
◆Wsc: 65.0 マイネルチャールズ   R= 69、 RR= 73、 RT= 41、 D= -.4、 A= .5、 H= 3.3
◆Wsc: 64.4 フィールドベアー    R= 45、 RR= 70、 RT= 55、 D= .1、 A= .3、 H= 2
◆Wsc: 56.6 マンハッタンスカイ   R= 41、 RR= 66、 RT= 51、 D= -1.5、 A= 1.8、 H= -.6
◆Wsc: 56.5 マツリダゴッホ     R= 46、 RR= 56、 RT= 46、 D= -1.2、 A= .7、 H= 0
◆Wsc: 52.3 ヴィータローザ     R= 56、 RR= 53、 RT= 55、 D= -4.8、 A= .9、 H= -.8
◆Wsc: 48.4 コンゴウリキシオー    R= 43、 RR= 46、 RT= 52、 D= -4.2、 A= 3.4、 H= -3.5
◆Wsc: 47.8 アドマイヤタイトル   R= 37、 RR= 45、 RT= 43、 D= -2.5、 A= -.5、 H= .9
◆Wsc: 45.2 タスカータソルテ    R= 45、 RR= 44、 RT= 49、 D= -4.6、 A= -.3、 H= .4
◆Wsc: 43.0 メイショウレガーロ   R= 46、 RR= 41、 RT= 46、 D= -4.1、 A= 2.1、 H= -1.3
◆Wsc: 41.4 シルクフェイマス    R= 38、 RR= 46、 RT= 41、 D= -4、 A= 2.5、 H= -3.8
◆Wsc: 29.4 オリエンタルロック   R= 35、 RR= 32、 RT= 36、 D= -5.8、 A= -1.3、 H= -.6

   ・Wsc  :ウィニング・スコア→上位入着の可能性を示す総合指標で以下の指標から算出
   ・Rsc  :レースの実績→過去1年6か月を遡ったレースの実績を示す
   ・RRsc :最近の実績→6か月以内の直近3レースの実績を示す
   ・RTsc :タイム→最近のレースでの走破タイムを示すスコア
   ・DfWL :勝っぷり→勝った馬はどれだけ突き放したか、負けた馬はどこまで粘ったかを示す
   ・Asc :先行力→先行した実績を示すスコアで、高いほど先行している
   ・Hsc  :末脚→上り3ハロンの馬群の中で相対的に前に出たか後退したかを示す


【 展望 】
この札幌記念は秋のG?戦線をパースペクティブの睨んでのファースト・ステップと見た方が楽しそうだ。
すると自動的に、マツリダゴッホとマイネルチャールズに目が行くことになる。この2頭は勝つことはもとより、内容が重要でG?戦線で通用するかが問われることになる。だから、着は外せないし、ましてや掲示板に馬番が載らないようなことにでもなれば、秋のことなど考えられなくなるだろう。マツリダゴッホは少なくとも連に絡み、マイネルチャールズも着に入ることが至上命題だろう。
ここへ割って入るのが、フィールドベアーとマンハッタンスカイだ。ともに今季好調で、しかも巴賞、函館記念と好走していて迎え撃つ体制は完ぺきだ。ともに中心馬を負かす力は十分ある。また、曲者のヴィータローザも不気味だ。ここへ来て成績が上向いてきているのだ。


【 展開 】
久しぶりに逃げ、先行、中段差し、後方追い込みという脚質がきれいに揃ったレースが見られそうだ。しかも11頭立てなので、枠順の影響も少なくて済む。
さて、逃げるのはコンゴウリキシオーだ。それを追走する先行馬は、シルクフェイマスとメイショウレガーロの2頭だ。
中段のグループは、マンハッタンスカイ、ヴィータローザ、マツリダゴッホ、マイネルチャールズ、フィールドベアーと有力どころがひしめくことになる。
後方は、タスカータソルテ、アドマイヤタイトル、オリエンタルロックが虎視眈々と控えることになろう。

このレースはマツリダゴッホがレースを作るだろう。4コーナーの手前から早めに先行集団を自ら捕まえに行くはずだ。それを見て、マイネルチャールズ、フィールドベアー、マンハッタンスカイも遅れずに動き出すだろう。曲者のヴィータローザだが、有力馬に一泡吹かすなら、3コーナーから仕掛けて4角先頭もおもしろいかもしれない。


00:35:53 | datesui | No comments |

15 August

#439.今が旬、4歳牝馬

今週はサマー・スプリント・シリーズの第3戦、北九州記念だ。2年前にサマー・スプリント・シリーズの開催によって、芝1200mに改編された。改編前は芝の1800mで、このころの小倉の3つ重賞は芝2000mの小倉記念、芝1800mの小倉大賞典、そして北九州記念が芝1800mで、あまり代わり映えがしなかった。もっとも同じようなレースが3つ揃っていたから、メイショウカイドウのトリプルクラウンの可能だったのかもしれない。その歴史の浅い北九州記念をデータベースはどんなデータを弾いてくるか。

【 Wscランキング;北九州記念 】
◆Wsc: 74.1 スリープレスナイト   R= 43、 RR= 68、 RT= 68、 D= 1.3、 A= 1、 H= 2.1
◆Wsc: 63.1 スピニングノアール   R= 52、 RR= 61、 RT= 61、 D= -2.4、 A= -.8、 H= 2.6
◆Wsc: 57.1 エムオーウイナー   R= 51、 RR= 50、 RT= 60、 D= -3.4、 A= 3.5、 H= -3.6
◆Wsc: 55.9 マンテンハット     R= 44、 RR= 47、 RT= 66、 D= -2.9、 A= 2.8、 H= -.6
◆Wsc: 55.2 ゼットカーク      R= 35、 RR= 44、 RT= 65、 D= -1.3、 A= .6、 H= .7
以上がWsc55以上の推奨馬。
◇Wsc: 54.5 ステキシンスケクン  R= 46、 RR= 46、 RT= 67、 D= -3.9、 A= 1.1、 H= 1.2
◇Wsc: 54.0 クールシャローン   R= 46、 RR= 45、 RT= 49、 D= -2、 A= 1.8、 H= .2
◇Wsc: 53.3 レットバトラー     R= 35、 RR= 50、 RT= 48、 D= -1.9、 A= -.1、 H= .1
◇Wsc: 53.1 マルブツイースター  R= 49、 RR= 49、 RT= 47、 D= -2.9、 A= .6、 H= -.2
◇Wsc: 52.7 キョウワロアリング  R= 47、 RR= 43、 RT= 61、 D= -3.6、 A= -.9、 H= 3.1
◇Wsc: 48.6 エムエスワールド   R= 41、 RR= 45、 RT= 45、 D= -3.1、 A= -1、 H= 1.2
◇Wsc: 48.3 マルカフェニックス  R= 44、 RR= 40、 RT= 50、 D= -3.6、 A= 1.4、 H= .8
◇Wsc: 42.8 マッチメイト       R= 37、 RR= 37、 RT= 50、 D= -4.4、 A= 3.1、 H= -2.3
◇Wsc: 41.8 エイムアットビップ  R= 37、 RR= 38、 RT= 56、 D= -5.8、 A= 1.8、 H= -2
◇Wsc: 38.6 テイエムノブシオー  R= 33、 RR= 37、 RT= 37、 D= -4.3、 A= 2.6、 H= -3.4
◇Wsc: 36.1 ニホンピロブリュレ  R= 39、 RR= 29、 RT= 44、 D= -6、 A= -.7、 H= 1.2
◇Wsc: 35.8 セトノゼディタブ    R= 39、 RR= 28、 RT= 44、 D= -5.9、 A= .3、 H= -.1
◇Wsc: 35.1 オートセレブ      R= 38、 RR= 29、 RT= 49、 D= -5.9、 A= 1、 H= -1.7

   ・Wsc  :ウィニング・スコア→上位入着の可能性を示す総合指標で以下の指標から算出
   ・Rsc  :レースの実績→過去1年6か月を遡ったレースの実績を示す
   ・RRsc :最近の実績→6か月以内の直近3レースの実績を示す
   ・RTsc :タイム→最近のレースでの走破タイムを示すスコア
   ・DfWL :勝っぷり→勝った馬はどれだけ突き放したか、負けた馬はどこまで粘ったかを示す
   ・Asc :先行力→先行した実績を示すスコアで、高いほど先行している
   ・Hsc  :末脚→上り3ハロンの馬群の中で相対的に前に出たか後退したかを示す


【 展望 】
今、4歳の牝馬が旬だ。ダイワスカーレットにウオツカという両横綱に続いて、短いところではエイジアンウインズと穴もない。さらに加えての1頭がスリーブレスナイトだ。実績は短距離で、ダートが中心であったが、前走の芝の1200mのCBC賞を強敵相手に見事勝ち切り、芝での適性も示した。昨年の暮れからの成績は5走連続連対でこの3戦は3連勝中という安定感のある上昇を辿っている。アタマは決まり、2着探しというのがレースの展望だろう。
その2着争いもスピニングノワールが頭ひとつ抜き出ていて、連も堅い状態だ。おまけに3着候補も序列がはっきりしていて、エムオーウイナー、マンテンハット、ゼットカークの順だろう。


【 展開 】
個性の強力な逃げ馬が内枠を引いたので、安定したレース展開になりそうだ。
逃げるのは、エムオーウイナーかマッチメイトということになろう。これを追走するのが、マンテンハット、テイエムノブシオーの2頭で、そのあとに控えるのが、エイムアットビップとクールシャローンということになって、ここまでが先行集団となる。
中段は、前の方にマルカフェニックス、ステキシンスケクン、スリープレスナイト、オートセレブが陣取り、中段の後の方にマルブツイースター、ゼットカーク、セトノゼディタブ、レットバトラーが位置取る。
後方は、ニホンピロブリュレ、スピニングノアール、キョウワロアリング、エムエスワールドとなる。

動きはスリーブレスナイト絡みなることは明白で、逃げる馬も追い込む馬もちょうど中間にいるスリーブレスナイトを意識した乗り方になるだろう。逃げる馬はペースを落として粘り込みをはかり、追い込む馬は一番有効な形で瞬発力を出せるようにタイミングははかることになるだろう。
方やスリーブレスナイトは、後方にいる追い込みの鋭いスピニングノワールも警戒が必要だが、前を走るエムオーウイナーっとマンテンハットも侮れないだろう。

23:30:00 | datesui | No comments |

08 August

#435.地方のマイル戦

今週は新潟競馬場の伝統レース、関屋記念だ。芝のマイル戦で、しかも別定という実に正統派というレースだ。昭和41年に創設され、当初は2000mハンデ戦だったが、50年からマイル戦になり、58年から別定戦になり、現在に至っている。東京、中山、京都、阪神以外のいわゆる地方の競馬場でマイル戦ができるのは今のところ新潟だけなので、新潟のマイル戦は夏競馬の重要なレースのはずだ。それだけに別定というオーソドックスなレース条件は大いに共感できるのだが、今年の出走頭数は12頭と少し寂しい。数が多ければ良いというのでもないが、数も関係者の関心を表わしているとみれないこともない。
高速コース新潟でのマイル戦。それだけでもドキドキして欲しいのだが、今年はじっくりとレースをたのしんでみよう。

【 Wscランキング:関屋記念 】
◆Wsc: 63.3 フサイチアウステル R= 41、 RR= 58、 RT= 57、 D= -1.2、 A= 1.2、 H= 0
◆Wsc: 59.9 トップオブツヨシ   R= 46、 RR= 51、 RT= 58、 D= -1.7、 A= 2、 H= .2
◆Wsc: 59.7 マイケルバローズ  R= 51、 RR= 48、 RT= 54、 D= -2.1、 A= -.6、 H= 3.6
◆Wsc: 59.0 マルカシェンク   R= 52、 RR= 56、 RT= 46、 D= -2.3、 A= .8、 H= 2.3
◆Wsc: 56.1 マシュリク      R= 52、 RR= 44、 RT= 35、 D= -.4、 A= .3、 H= 2.7
◆Wsc: 55.2 リザーブカード   R= 43、 RR= 51、 RT= 52、 D= -2.7、 A= -.1、 H= 2.7
以上がWsc55以上の推奨馬
◇Wsc: 53.5 トウショウヴォイス R= 41、 RR= 47、 RT= 58、 D= -3、 A= -.9、 H= 2.7
◇Wsc: 40.8 タマモサポート    R= 38、 RR= 37、 RT= 47、 D= -4.8、 A= 1.4、 H= -.5
◇Wsc: 40.8 フジサイレンス    R= 30、 RR= 41、 RT= 51、 D= -4.5、 A= -.6、 H= 1
◇Wsc: 39.2 ナカヤマパラダイス R= 32、 RR= 33、 RT= 62、 D= -5.4、 A= 1.4、 H= -.6
◇Wsc: 37.5 ヤマニンアラバスタ R= 30、 RR= 33、 RT= 38、 D= -3.7、 A= -.5、 H= 1.8
◇Wsc: 34.8 スクールボーイ   R= 30、 RR= 33、 RT= 49、 D= -5.1、 A= .1、 H= -1.3

   ・Wsc  :ウィニング・スコア→上位入着の可能性を示す総合指標で以下の指標から算出
   ・Rsc  :レースの実績→過去1年6か月を遡ったレースの実績を示す
   ・RRsc :最近の実績→6か月以内の直近3レースの実績を示す
   ・RTsc :タイム→最近のレースでの走破タイムを示すスコア
   ・DfWL :勝っぷり→勝った馬はどれだけ突き放したか、負けた馬はどこまで粘ったかを示す
   ・Asc :先行力→先行した実績を示すスコアで、高いほど先行している
   ・Hsc  :末脚→上り3ハロンの馬群の中で相対的に前に出たか後退したかを示す


【 展望 】
上位は混戦だ。だが、フサイチアウステルが一歩先んじているようだ。次いで、トップオブツヨシ、マイケルバローズ、マルカシェンクの3頭が追っている感じだ。あとは、マシュリク、リザーブガードというところか。
全体に調子落ちや調子の上がらないメンバーの中で、中心と目されるフサイチアウステルは最近の2戦で安定した走りを見せ、このメンバーでは旬ということになろう。


【 展開 】
トップオブツヨシが逃げて、ナカヤマパラダイス、タマモサポート、フサイチアウステルの3頭が追走という形になるだろう。
中段が、マルカシェンク、マシュリク、スクールボーイ、リザーブカード、の4頭で構成され、淡々と進むだろう。
後方は、ヤマニンアラバスタ、マイケルバローズ、フジサイレンス、トウショウヴォイスの4頭で、これもゆっくりと力を温存させるだろう。

先行集団の後ろにいるフサイチアウステルは、前のトップオブツヨシ、後方のマイケルバローズ、同型のマルカシェンクを意識しながらのレース運びになるが、自分のペースで臨めば紛れもなく、快勝という結果もついてくるだろう。

新潟は直線が長いことで有名で、外回りコースは4コーナーを回ると600m以上の直線が楽しめる。直線の長さは最後だけではなく、スタートから3コーナーまでも実は長い直線なのだ。ここでスタミナの浪費を防いで、3、4コーナーで上手に息を入れるのがジョッキーの腕だ。スタートをして間もなく、レースは淡々と粛々と進行するが、ここでの静かな競馬が実は勝負を決めることになるのかもしれない。


18:48:15 | datesui | No comments |

01 August

#432.嬉しさの後に

嬉しいニュースが入ってきた。中京競馬場が改修されるのだが、スタンドだけではなくコースも改修されるそうだ。中京のコースは他のローカル競馬場と比べればマシな方だったので、どこを変えるのかと思ったら、芝1600mのコースが新設されるということだ。これが嬉しい。マイルは競馬の基本であり、マイルの競馬のできない競馬場なんておかしいとかねがね思っていたからだ。
これでJRAの10の競馬場のうちマイルのできる競馬場が6つになり、やっとできる競馬場の方が多くなった。競馬場間の特性比較においても、同じ距離のコースがあることが必要だが、なかでもマイルは必須と思っていたから今回の計画は万万歳だ。現在、JRAすべての競馬場で存在しているのは芝2000mだけで、早く芝1600mも全競馬場に敷設されることを望んでいる。

先週はフジテレビの競馬中継がなかった。20ナン時間テレビとかいう、昼も夜も同じような連中が映りっぱなしになって大騒ぎをする番組に占領されたためだ。去年も同じような番組に占領されて、ほんの僅かな時間だけアイビスサマーダッシュが放映された。前振りもほとんどないまま画面が切り替わったらいきなりスタートで、ゴールしたらすぐにもとの大騒ぎに寸暇を惜しんで切り替わった。結果も何もわからないままの中継終了であった。アイビスサマーダッシュなのでこの間、僅か50数秒だ。
こんなのが中継か、やめて欲しいと思っていたら今年はやめてくれたわけだ。そこで、UHF局を探したら高校野球の埼玉大会が終わっていたので、テレ玉で運良く競馬をみることができた。なんと12時半から5時近くまで、中身の濃いテレ玉の中継が堪能できた。なんといつもならフジテレビに出ている細江純子が品よく司会をしているのも楽しかったが、川合のバカ騒ぎや知ったかぶりを見なくて済んだのが実に嬉しかった。来年も、いや毎週こうあって欲しいと願っている。

さて、今週は小倉記念だ。開設は昭和40年というから、東京オリンピックの次の年、1965年だ。ということは、40年以上も歴史のあるレースなのだが、実に地味で、話題や記憶に残ることがほとんどない。
こういうレースは虚心坦懐で、予断を排除して丁寧にデータを見ることが一番だと思う。幸い、このレースの出走馬のデータは、欠落もなく比較もしやすい状態である。こんどこそ、データの活躍するときがきたような気がしてならない。

【 Wscランキング:小倉記念 】
◆Wsc: 73.7 ダイシングロウ    R= 43、 RR= 57、 RT= 60、 D= 2.6、 A= 2.5、 H= -.3
◆Wsc: 61.3 グロリアスウィーク R= 44、 RR= 48、 RT= 61、 D= -1.5、 A= .1、 H= 1.9
◆Wsc: 60.2 ミヤビランベリ   R= 41、 RR= 51、 RT= 57、 D= -1.4、 A= 3、 H= -1.7
◆Wsc: 58.1 カネトシリベルテ  R= 35、 RR= 50、 RT= 48、 D= -.6、 A= 1.7、 H= -1.3
以上がWsc55以上の推奨馬
◇Wsc: 53.9 サンレイジャスパー R= 48、 RR= 49、 RT= 32、 D= -3、 A= -.5、 H= 2.4
◇Wsc: 53.0 ヴィータローザ   R= 54、 RR= 41、 RT= 47、 D= -4.7、 A= .7、 H= -.2
◇Wsc: 49.8 ニルヴァーナ    R= 45、 RR= 38、 RT= 51、 D= -4.8、 A= 1.8、 H= -.4
◇Wsc: 47.8 ドリームジャーニー R= 41、 RR= 36、 RT= 49、 D= -4.6、 A= -.9、 H= 4
◇Wsc: 46.9 ケンブリッジレーザ R= 40、 RR= 39、 RT= 48、 D= -4.7、 A= .4、 H= .6
◇Wsc: 45.9 ナリタプレリュード R= 33、 RR= 42、 RT= 41、 D= -4.2、 A= -.9、 H= -.8
◇Wsc: 44.8 ワンモアチャッター R= 39、 RR= 35、 RT= 46、 D= -5.1、 A= -.9、 H= -1
◇Wsc: 43.3 ダブルティンパニー R= 40、 RR= 36、 RT= 53、 D= -6.3、 A= 1.6、 H= -.8
◇Wsc: 39.4 ウイントリガー   R= 26、 RR= 33、 RT= 53、 D= -5.1、 A= -.6、 H= -1
◇Wsc: 37.0 レインダンス    R= 42、 RR= 33、 RT= 31、 D= -7.1、 A= .5、 H= -.2
◇Wsc: 34.8 ピカレスクコート  R= 28、 RR= 28、 RT= 41、 D= -6.5、 A= 1、 H= -3

   ・Wsc  :ウィニング・スコア→上位入着の可能性を示す総合指標で以下の指標から算出
   ・Rsc  :レースの実績→過去1年6か月を遡ったレースの実績を示す
   ・RRsc :最近の実績→6か月以内の直近3レースの実績を示す
   ・RTsc :タイム→最近のレースでの走破タイムを示すスコア
   ・DfWL :勝っぷり→勝った馬はどれだけ突き放したか、負けた馬はどこまで粘ったかを示す
   ・Asc :先行力→先行した実績を示すスコアで、高いほど先行している
   ・Hsc  :末脚→上り3ハロンの馬群の中で相対的に前に出たか後退したかを示す


【 展望 】
小倉の芝2000m、ごく平均的な個性のないレースになりそうだ。それだけに予断ナシで臨むのが最適と思われる。そこでイチオシはWsc73.3のダイシングロウだ。この2戦条件特別だが2連勝で、内容も良い。タイム、勝ちっぷりなどとても強い勝ち方だ。それを追うのがグロリアスウィーク、ミヤビランベリ、カネトシリベルテの3頭だが、タイムと安定感からグロリアスウィークが追随陣の一番手か。ミヤビランベリは前回の七夕賞の好走が生きるかだが、展開に恵まれた面もあり評価が難しい。カネトシリベルテは成績こそ安定しているが、オープンの重賞にどこまで通用するか試されるレースになるだろう。
Wsc55以下のグループからは、実績を示すRscのスコアの高いサンレイジャスパーとヴィ−タローザに注目したい。サンレイジャスパーは前走で1年前の状態に戻ったか問われ、ヴィータローザは相変わらずの気紛れをどう見極めるかが勝負になろう。

【 展開 】
展開は、前回の再現を狙うミヤビランベリが逃げて、ダイシングロウが差なく追走する2頭が先頭グループになる。次いで、ニルヴァーナ、カネトシリベルテ、ダブルティンパニーが先行グループになる。
中段は、ピカレスクコート、ヴィータローザ、レインダンス、ケンブリッジレーザ、グロリアスウィークの5頭だが、きっちりとした集団にならず緩やかに広がる可能性もある。
後方には、サンレイジャスパー、ウイントリガー、ドリームジャーニー、ワンモアチャッター、ナリタプレリュードがつけることになるだろう。
有力馬が前の方に位置取りをするのでペースが速くなれば、平坦小回りの小倉といえども先行馬全滅というレースになろう。逆に、有力先行馬のペースで進めば、典型的な前残りということになるだろう。ジョッキーの腕というデータからはおもしろくない要素を重視しなくてはならないレースかもしれない。


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