Archive for 10 January 2009
10 January
#509.今年も楽しく明るく
今週はシンザン記念、昭和の名馬シンザンを讃えたレースだ。シンザンは1961年生まれで、当時のリーディングサイヤーであるヒンドスタンが父だ。東京オリンピックが開催された1964年に戦後初の三冠馬になった。これより少し前、メイズイなどの活躍で競馬が大衆化への道が開け、三大新聞が競馬予想を取り上げるようになっていた。その状況を加速させたのがシンザンで、三冠馬というキーワードが競馬の持つスポーツ性を強調し、また文化性という色合いを引き出した功績は計り知れないものがある。また、土曜日には許波多特別がある。京都の洛南にある許波多神社の名を冠したレースである。許波多神社は飛鳥時代に「競ひ馬」という神事を日本で最初に執り行った神社で、言わば競馬発祥の地である。そんな競馬文化の一面を思い馳せながらレースを楽しむのも一興だろう。なお昨年の秋、念願かない許波多神社を訪れることができ、このブログにも写真を載せておいたので見ていただければ幸甚だ。
さて、シンザン記念は今年のクラシックを目指す馬たちの関門のひとつだが、スターと言われる馬は見当たらない。また、全体を見てもこれといった中心馬は不在なので、ここから出てくる可能性もあるので、レース自体を良く見る必要もあるだろう。
【 Wscランキング:シンザン記念 】
◆Wsc: 60.8 モエレエキスパート R= 50、 RR= 58、 RT= 39、 D= -.4、 A= .3、 H= 2.6
◆Wsc: 60.6 キングスレガリア R= 44、 RR= 55、 RT= 51、 D= -1.6、 A= -.6、 H= 2.5
◆Wsc: 60.5 ミッキーパンプキン R= 47、 RR= 52、 RT= 47、 D= -.5、 A= 2.4、 H= -.9
◆Wsc: 58.7 アントニオバローズ R= 25、 RR= 37、 RT= 53、 D= 3.6、 A= 1.6、 H= 1.1
◆Wsc: 57.4 ピースピース R= 49、 RR= 57、 RT= 50、 D= -3.8、 A= -1.5、 H= 5.1
◆Wsc: 55.4 トップカミング R= 44、 RR= 54、 RT= 53、 D= -3.6、 A= -.1、 H= 1.3
以上がWsc55を超えた推奨馬
◇Wsc: 51.7 ハマノエルマー R= 30、 RR= 37、 RT= 45、 D= 1.7、 A= .2、 H= 3.3
◇Wsc: 51.2 スズカワグナー R= 43、 RR= 49、 RT= 31、 D= -.8、 A= 1.3、 H= .4
◇Wsc: 50.2 タキオンクール R= 42、 RR= 48、 RT= 35、 D= -.5、 A= -.4、 H= 2.6
◇Wsc: 48.3 ダブルウェッジ R= 20、 RR= 36、 RT= 50、 D= .9、 A= 1.8、 H= .9
◇Wsc: 41.7 ツルマルジャパン R= 38、 RR= 40、 RT= 44、 D= -5.3、 A= 2.8、 H= -3.1
◇Wsc: 41.0 キングストリート R= 25、 RR= 37、 RT= 26、 D= 1.6、 A= 2.5、 H= 1.7
◇Wsc: 35.7 ケンブリッジエル R= 27、 RR= 34、 RT= 41、 D= -3.4、 A= 2.3、 H= -3.6
◇Wsc: 26.8 トップオブピーコイ R= 33、 RR= 32、 RT= 40、 D= -7.6、 A= -.4、 H= -1.9
・Wsc :ウィニング・スコア→上位入着の可能性を示す総合指標で以下の指標から算出
・Rsc :レースの実績→過去1年6か月を遡ったレースの実績を示す
・RRsc :最近の実績→6か月以内の直近3レースの実績を示す
・RTsc :タイム→最近のレースでの走破タイムを示すスコア
・DfWL :勝っぷり→勝った馬はどれだけ突き放したか、負けた馬はどこまで粘ったかを示す
・Asc :先行力→先行した実績を示すスコアで、高いほど先行している
・Hsc :末脚→上り3ハロンの馬群の中で相対的に前に出たか後退したかを示す
【 展望 】
3歳の勢力図はまだ固まっていない。塗り替え作業が毎週のように3月まで続くだろう。このシンザン記念もその塗り替え作業の一環という位置づけになりそうだ。
その中で薄い実績だが、モエレエキスパート、キングスレガリア、ミッキーパンプキンが今までの対戦から上位にランクされる。これに次ぐのが、未勝利を勝ち上がったばかりだが勝ちっぷりの見事なアントニオバローズ、そこそこの善戦を続けているピースピースとトップカミングが候補に挙がられよう。
上位の3頭からは、やはり朝日杯組のミッキーパンプキンを上位と見るのが妥当で、萩S、デイリー杯で善戦したキングスレガリアがこれに次ぐと見た方が良いようだ。これに挑戦するのが勝ちっぷり鮮やかなアントニオバローズという図式になるのが自然な考えになると思われる。
【 展開 】
先行馬が揃ってはいるが、明快な逃げはいない。また、この時期は脚質の試しもあるので、何が行くのかは不確定要素が多く、一概に決めにくい。
そこで実績から先行しそうなのは、ツルマルジャパン、キングストリート、ミッキーパンプキン、ケンブリッジエルの4頭だろう。これに続くのが、ダブルウェッジ、アントニオバローズ、スズカワグナーの3頭になる。中段は、モエレエキスパート、ハマノエルマー、トップカミングとなり、後方は、タキオンクール、トップオブピーコイ、キングスレガリア、ピースピースとなる。
どこでどう動くというよりは、全体としてはサバイバル型のレースになるだろう。注目は、先行しそうなミキーパンプキンと後方待機になりそうなキングスレガリアだろう。まず、このような位置取りをとるだろうか。次に、仕掛けはサバイバル抜けだし型が、それともきっちり差し切り型か、馬の完成度も見極める見方をしてみたい。
余興をひとつ。許波多特別のデータを出してみた。楽しんでいただければありがたい。
【 Wscランキング:許波多特別 】
◆Wsc: 65.0 ウィルビーキング R= 34、 RR= 49、 RT= 43、 D= .4、 A= 0、 H= .7
◆Wsc: 62.7 ウォーゲーム R= 42、 RR= 48、 RT= 48、 D= -1.4、 A= .1、 H= 2.9
◆Wsc: 60.1 タガノファントム R= 30、 RR= 39、 RT= 47、 D= -.6、 A= -.5、 H= 1.8
◆Wsc: 57.2 エターナルクラウン R= 33、 RR= 43、 RT= 53、 D= -2.7、 A= -1.1、 H= 4.3
◆Wsc: 57 メインストリーム R= 37、 RR= 39、 RT= 53、 D= -2.6、 A= -1.9、 H= 1
以上がWsc55を超えた推奨馬
◇Wsc: 50.0 エテルノ R= 34、 RR= 43、 RT= 46、 D= -4.7、 A= 1.6、 H= -.8
◇Wsc: 46.4 ロードアルファード R= 32、 RR= 36、 RT= 35、 D= -3.8、 A= 1.2、 H= -.8
◇Wsc: 45.7 バージンフォレスト R= 19、 RR= 37、 RT= 41、 D= -3.9、 A= -1、 H= 1.5
◇Wsc: 43.9 ドリームキューブ R= 32、 RR= 31、 RT= 44、 D= -5、 A= 2.8、 H= -3.4
◇Wsc: 41.8 ディジュリドゥー R= 23、 RR= 30、 RT= 33、 D= -3.5、 A= -1、 H= .6
◇Wsc: 38.8 マヒオレ R= 25、 RR= 29、 RT= 29、 D= -4.1、 A= .5、 H= -2.4
◇Wsc: 31.3 ミウラリチャード R= 19、 RR= 26、 RT= 34、 D= -6.4、 A= -1.3、 H= -1.6
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