Archive for February 2009

25 February

#528.不思議なルール

いよいよWBCが始まる。オーストラリアと親善試合も行われ、日本は快勝したが、エースのダルと松坂には投球制限という宿題が残ったようだ。これによって力の出ないうちにお役御免ということにもなりかねないが、ルールがある以上適合しなくてはなるまい。

逆に、ファール打ちの名人が70球も80球もファールを打ち続けたらどうなるのだろうか。ピッチャーはバッターを1人も打ち取らないうちに投球制限で降板になってしまうことになる。ベンチには8〜10人ぐらいしかピッチャーはいないだろうから、1イニングで3人も交代ということになったら投球制限で試合は負けてしまう。

すると攻撃の選手はホームランやヒットを打つよりも、ファールを打ち続ける選手の方が勝利を呼び込む確率が高そうだ。イチローの内野安打も魅力だが、内川のようにミートに自信があるならファール狙いもおもしろうだ。ということは、その前に選手選考のファクターにはファール打ちという技術も、原監督は考えておくべきだったのだ。ノムさんが選考に異議ありと言ったのは、このあたりかも知れない。


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17 February

#524.落ち着いて己を見る

キャンプが始まり今年もプロ野球の季節になってきた。ただ、今年はWBCがあり、例年とは違う盛り上がりがある。連覇と言うか、チャンピオン死守とでも言うか、とにかく前回は優勝をしてしまったので、今回は大変なのだ。しかも、去年の北京オリンピックでの醜態ともいえる負け方で、大丈夫だろうかという気持ちもあったのだ。監督の人選でもめたが、原監督に落ち着いてからは一応の準備は進んだようだ。ジャパンのユニフォームを着たイチロー、松坂、岩村のメジャーリーガーに加えて、ダルヴィッシュ、岩隈、藤川の姿を見れば、連覇の期待さえ湧いてくる。

心配をすればキリがないが、北京で全く通用しなかった選手がまだ選ばれていることや、妙に気持ちがハイなことが気がかりである。まずは国内専用の選手を早くふるいにかけることだ。イチローがピッチング練習をしたり、松坂がバッティング練習をしたりすることは治まったが、まだ調子に乗りすぎてはいないかという心配はある。前回のようなスモール・ベースボールという身の丈にあったコンセプトを打ち出せるかが原監督の手腕が問われるところだろう。


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