Complete text -- "#516.一目上り"

27 January

#516.一目上り

去年は六地蔵や七福神などを見て回った。中でも七福神は深川を皮切りに、日本橋、谷中、下谷と4カ所を巡ってみた。地元の深川は初詣で七福神巡りを思い立ち、2月の天気の良い日の実行できた。実は七福神巡りはここまでで止まっていたのだが、M先輩がお酒の仲間と日本橋七福神を巡った由のメールをいただき、火がついたようだ。早速、3月になって家内をつれて日本橋七福神を訪ねてみた。日本橋七福神は都内有数のグルメ街の人形町を中心に広がっているので、家内も別な期待でついてきたはずだ。

すると、東京にはまだたくさんあるはずの七福神を訪ねてみたくなったが、サイトで七福神を見ると東京だけでも30もある。しかも一番下に書いてあったのは伊豆大島の七福神だ。そこで、東京の下町に限ることにした。ちょうどお友達で都立高校の先生をしているN先生がお仲間と書いた「東京下町散歩25」という便利なガイドブックもあるからだ。そこで、5月に実行したのが谷中七福神だ。谷中は小さい頃短期間だが住んでいたこともあり、また高校時代は上野界隈は庭のつもりでいたので、すぐさま実行になった。

さて次はと思った時、ただ巡り歩いたのでは能がないと考えるようになった。ふと浮かんだのが、江戸東京博物館の展示にあった江戸六地蔵巡りだ。江戸時代、村野ナニガシという御三卿清水家の家臣が江戸六地蔵を歩いて回ったのだ。南は品川、北は巣鴨、西は新宿、東は本所とぐるっと回ればかなりの距離だが、還暦を過ぎた村野は徒歩で訪ね歩いたのだ。資料をみると、1日で回っているのだが日付は8月11日となっている。いや凄い、暑い最中だ。よし、それなら俺も同じ日に決行を思い立った。すると少し間が空いてしまう。七福神に六地蔵、あと何かないかと思ったところにひらめいたのが鎌倉五山だ。五山、六地蔵、七福神、うまい具合に五、六、七だ。落語でよく出てくる「一目上り」で縁起が良い。なんてうまいアイデアと自画自賛して、一目上り参りとなった。

という訳で、6月には家内と鎌倉五山巡り、8月の11日に江戸六地蔵めぐりと順調に進んだが、10月の京都見物の計画を立てたころから次の進捗が鈍った。12月も中頃になり、やっと下谷七福神巡りを敢行することになり、そして現在ブログでの報告中である。


00:15:06 | datesui | |
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