Complete text -- "#496.心もとない一騎打ち"

13 December

#496.心もとない一騎打ち

阪神では例年の通り、来年のクラシックを目指す2歳牝馬の最強馬決定戦が行われます。阪神の芝1600mはクラシック本番の第1戦、桜花賞と馬場も距離もまったく同じです。という訳で、本番のためにもここを使って、勝っておくことは極めて大切でしょう。だが、本番は来年の4月。その間の勢力変動は大きく、本レースの結果は必ずしも本番の反映を確約するものではないようです。

【 ジュベナイルF 】
◆Wsc: 65.7 デグラーティア   R= 39、 RR= 60、 RT= 51、 D= 1.3、 A= .2、 H= 2
◆Wsc: 63.3 ダノンベルベール   R= 52、 RR= 54、 RT= 47、 D= 1、 A= -1.6、 H= 5.8
以上が、Wsc55を超えた推奨馬
◇Wsc: 54.3 アディアフォーン   R= 41、 RR= 54、 RT= 43、 D= .5、 A= 1.4、 H= 1.1
◇Wsc: 54.1 ショウナンカッサイ R= 40、 RR= 59、 RT= 42、 D= .4、 A= 1.9、 H= .6
◇Wsc: 53.7 ワンカラット    R= 47、 RR= 56、 RT= 51、 D= -2.6、 A= .8、 H= .7
◇Wsc: 52.4 カツヨトワイニング R= 33、 RR= 49、 RT= 53、 D= .4、 A= -.1、 H= 5.4
◇Wsc: 52.1 イナズマアマリリス R= 41、 RR= 57、 RT= 37、 D= .1、 A= .8、 H= 2.1
◇Wsc: 48.8 コウエイハート   R= 39、 RR= 53、 RT= 43、 D= -1.1、 A= 1.9、 H= 0
◇Wsc: 47.2 レディルージュ   R= 42、 RR= 49、 RT= 45、 D= -1.4、 A= .8、 H= 2.9
◇Wsc: 45.5 ジェルミナル    R= 33、 RR= 50、 RT= 42、 D= .4、 A= -.9、 H= 2.8
◇Wsc: 32.2 ルシュクル     R= 39、 RR= 53、 RT= 31、 D= -3.1、 A= -.3、 H= .3
◇Wsc: 30.7 パドブレ      R= 35、 RR= 44、 RT= 39、 D= -3.1、 A= -1.2、 H= 1.1
◇Wsc: 0  フキラウソング   R= 0、 RR= 0、 RT= 0、 D= 0、 A= 0、 H= 0
◇Wsc: 0  ミクロコスモス   R= 0、 RR= 0、 RT= 0、 D= 0、 A= 0、 H= 0
◇Wsc: 0  ブエナビスタ    R= 0、 RR= 0、 RT= 0、 D= 0、 A= 0、 H= 0
◇Wsc: 0  チャームポット   R= 0、 RR= 0、 RT= 0、 D= 0、 A= 0、 H= 0
◇Wsc: 0  メイショウボナール R= 0、 RR= 0、 RT= 0、 D= 0、 A= 0、 H= 0
◇Wsc: 0  シゲルキリガミネ  R= 0、 RR= 0、 RT= 0、 D= 0、 A= 0、 H= 0

   ・Wsc  :ウィニング・スコア→上位入着の可能性を示す総合指標で以下の指標から算出
   ・Rsc  :レースの実績→過去1年6か月を遡ったレースの実績を示す
   ・RRsc :最近の実績→6か月以内の直近3レースの実績を示す
   ・RTsc :タイム→最近のレースでの走破タイムを示すスコア
   ・DfWL :勝っぷり→勝った馬はどれだけ突き放したか、負けた馬はどこまで粘ったかを示す
   ・Asc :先行力→先行した実績を示すスコアで、高いほど先行している
   ・Hsc  :末脚→上り3ハロンの馬群の中で相対的に前に出たか後退したかを示す


【 展望 】
データを見ると、3連勝で重賞を制したデグラーティアと3戦2勝連対率100%のダノンベルベールの一騎打ちという様相だ。デグラーティアは小倉デビューで新馬、特別、小倉2歳Sという軽快なステップを踏むようにオープンに登り詰めたが、夏以降の成長が期待できるだろうか。対するダノンベルベールは秋の福島デビュー、中山の特別を2着して11月の東京の特別を勝利した。この特別は芝1600m、11月という時期も良いが距離も実績になっている。
この2頭以外は、Wscが低く対象外だが、実績上位のショウナンカッサイ、次いでイナズマアマリリスやワンカラットか。また、タイムからはカツヨトワイニングか。


【 展開 】
まだ、各馬とも脚質が固定できるほどのキャリアはなく、また距離が短いため本来の脚質ではない、逃げて勝ってしまうケースもあるだろう。また、逃げていた馬がこのレースを機会に脚質を変えることもあり、そのような視点でレースを楽しんだらいかがだろうか。
そこで逃げるのは、ショウナンカッサイとコウエイハートの2頭だ。その後を追いかけるのが、アディアフォーン、ワンカラット、レディルージュ、イナズマアマリリスの4頭だ。
中段は9頭がひしめく状態で、デグラーティア、フキラウソング、ミクロコスモス、ブエナビスタ、チャームポット、メイショウボナール、シゲルキリガミネ、カツヨトワイニング、ルシュクルの9頭で、ここは有力馬もいて、各馬の動きから目が離せない。
後方は、ジェルミナル、パドブレ、ダノンベルベールの3頭になり、ゆったりとした阪神の1600を悠々と追走することになるだろう。

頭数が18頭と多いため、追い込みのダノンバルベールは早めに好位に上がってくるだろう。先行の良いポジションの占めているデグラーティアは後ろ勢力の追い込みの力を見ての追い出しになるだろう。1600mの距離に実績こそないが好位置でスタミナのロスを防げれば、後ろの馬よりはるかに有利で、優勝のチャンスが十分と言える。



01:58:23 | datesui | |
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