Complete text -- "#514.輝きうすく、ただ渋さのみ"
23 January
#514.輝きうすく、ただ渋さのみ
今週はG?のアメリカ・ジョッキー・クラブ・カップ、略称AJCC、通称AJCと言われている。昭和35年、1960年から行われている冬の中山の名物レースではあるが、このところの地盤沈下は目に余るものがある。昔はAJCを勝って淀の天皇賞へ殴り込みというパターンがったが、今はAJCを勝ったぐらいでは大した注目にはならないようだ。西高東低で関東馬が振るわないことが最大の要因ではあるが、G?クラスの有力馬が揃って休養に入るようなことになり、いわば有力馬のシーズオフなのかも知れない。そのAJCだが、今年は13頭の登録があった。だが、イマイチ光る馬がいない。眼を見張るような勝ち方で、天皇賞(春)への有力な挑戦馬が出て欲しいものだ。
【 Wscランキング:AJCC 】
◆Wsc: 63.5 エアシェイディ R= 56、 RR= 73、 RT= 67、 D= -2.5、 A= -.5、 H= 2.6
◆Wsc: 62.7 アルナスライン R= 52、 RR= 68、 RT= 63、 D= -1.8、 A= -.1、 H= 2.6
◆Wsc: 58.4 ドリームジャーニー R= 42、 RR= 64、 RT= 67、 D= -2.1、 A= -.9、 H= 3.1
◆Wsc: 56.5 マイネルキッツ R= 48、 RR= 60、 RT= 61、 D= -2.5、 A= -.2、 H= 1.9
以上がWsc55を超えた推奨馬
◇Wsc: 54.3 ネヴァブション R= 43、 RR= 59、 RT= 66、 D= -3.5、 A= .2、 H= 2.1
◇Wsc: 53.9 キングストレイル R= 34、 RR= 57、 RT= 67、 D= -2.6、 A= .9、 H= .5
◇Wsc: 51.8 トウショウシロッコ R= 45、 RR= 52、 RT= 57、 D= -3.2、 A= .6、 H= 1.4
◇Wsc: 51.4 メイショウレガーロ R= 39、 RR= 58、 RT= 47、 D= -1.7、 A= 2.4、 H= -2.7
◇Wsc: 49.3 ドットコム R= 35、 RR= 54、 RT= 40、 D= -.9、 A= -.4、 H= .1
◇Wsc: 46.1 グラスボンバー R= 39、 RR= 48、 RT= 59、 D= -4.5、 A= -.8、 H= 2.3
◇Wsc: 37.8 チェストウイング R= 32、 RR= 33、 RT= 45、 D= -4.7、 A= -.5、 H= -1.6
◇Wsc: 32.7 ゴーウィズウィンド R= 26、 RR= 33、 RT= 51、 D= -6.8、 A= .8、 H= -3.7
◇Wsc: 31.5 サンツェッペリン R= 23、 RR= 31、 RT= 43、 D= -5.7、 A= 1.5、 H= -3.8
・Wsc :ウィニング・スコア→上位入着の可能性を示す総合指標で以下の指標から算出
・Rsc :レースの実績→過去1年6か月を遡ったレースの実績を示す
・RRsc :最近の実績→6か月以内の直近3レースの実績を示す
・RTsc :タイム→最近のレースでの走破タイムを示すスコア
・DfWL :勝っぷり→勝った馬はどれだけ突き放したか、負けた馬はどこまで粘ったかを示す
・Asc :先行力→先行した実績を示すスコアで、高いほど先行している
・Hsc :末脚→上り3ハロンの馬群の中で相対的に前に出たか後退したかを示す
【 展望 】
本当に光る馬がいない。13頭の直近の3戦で重賞勝ちは、ドリームジャーニーの朝日チャレンジカップの
1勝のみという状態だ。あとは良く言って好走、もしくは脇役をしっかり務めたというぐらいだろう。ローテンションをみると、有馬記念組、金杯組、特別組に分かれそうだ。有力なのは強い対戦相手の中で役目を果たしてきた有馬記念組に目が向くのは当然だ。
その有馬記念3着のエアシェイディ、同じく6着のアルナスライン、4着のドリームジャーニーが主力だ。成績・走破タイムともに上位のエアシェイディが中心だろう。実績ならアルナスライン、走破タイムはドリームジャーニーが優位だ。だがこの3頭、力も拮抗、決め手もイマイチなので差のつかない決着になりそうだ。
もう1頭加えるとしたらマイネルキッツだ。この1年、重賞に6回出走したが、いずれも5着以内という堅実さだ。勝ちっぷりの悪い連中のレースなので、粘って馬券に絡むこともありそうだ。
【 展開 】
メイショウレガーロが逃げて、サンツェッペリンが追走という形になりそうだ。そのあとにつける先行組がキングストレイル、ゴーウィズウィンド、トウショウシロッコとなるだろう。中段は、ネヴァブション、アルナスライン、マイネルキッツの3頭が形成する。後方は、ドットコム、チェストウイング、エアシェイディ、グラスボンバー、ドリームジャーニーの5頭が控えて、全体として淡々と進みそうだ。
動きは13頭と手ごろな頭数であるため、いわゆる「普通の動き」になるだろう。4角で先頭に取りつくアルナスライン、後方から王道で追い込むエアシェディとドリームジャーニー、展開の紛れはなさそうだ。
Comments
コメントがありません
Add Comments
トラックバック
DISALLOWED (TrackBack)