Complete text -- "#168.裏番組 補遺"
01 December
#168.裏番組 補遺
ステイヤーズステークスは推奨馬が2頭、これでは検討の対象にもなりにくいと思われる。また、日曜日の楽しみにもならないので、中京競馬場の中日新聞杯を取り上げてみる。中日新聞杯はG?のれっきとした重賞だが、いかにも渋い。父内国産の重賞も、福島のカブトヤマ記念などが消滅し、唯一残ったのが中日新聞杯なのだ。だが、実施時期は2000年以降は3月から12月に変更になり、距離も今年から従来の1800mが2000mに変更になった。JRAのご都合に振り回されたなれの果てのようだが、こうなると渋いなんてものではなく、もはや可哀想という状況だ。変更、変更でレースとしての継続性が心配されるが、どっこい中日新聞杯の名前だけがしぶとく残り続けている。
レースの方は頭数もデータも揃い、データベースの反応は案外良いようだ。
◎ マヤノグレイシー 66.7→タイム、勝っぷり
○ ツルマルヨカニセ 62.5→最近の実績
▲ ドラゴンキャプテン 61.7→勝っぷり
△ トウショウシロッコ 61.2→最近の実績
△ マヤノライジン 55.9→最近の実績
レースは、既成勢力のツルマルヨカニセと、新興勢力とのせめぎ合いの様相だ。新興勢力も3つの勢力があり、先にオープンへ勝ち上がったマヤノライジン、ここに来て上昇著しいマヤノグレイシー、ドラゴンキャプテン、そして3歳からの挑戦のトウショウシロッコが挑むことになる。
展開は、逃げ馬がまったく見当たらない。そこで、比較的前方に位置取りしそうな馬として、インティライミ、キープクワイエットがいる。次いで、マヤノライジン、スターイレブンとなり、この4頭が先頭集団となるだろう。
中段は、ドラゴンキャプテン、トーホウアラン、トショウシロッコ、マヤノグレイシー、ツルマルヨカニセ、シェイクマイハートが位置を占める。
後方は、イーグルドライバー、ワイルドファイアー、ウインジェネラーレ、ミツワスカイハイが控えることになる。
渋い中京のG?、2007年度の地方重賞荒し的なスターが出てくるかもしれない。
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