Archive for 02 June 2006
02 June
#77.今度こそ緑の絨毯
ダービーはやはりダービーであって、終わるとホッとするが、終わってしまった淋しさも他のレースの比ではない。さて、また来年と言い聞かせるのであるが、しばらくは放心状態でダービーへの悔やみや反省が駆け巡る。もちろん悲観的なことだけではなく、4コーナーを回って直線に入るとき、メイショウサムソンが馬場の真中を堂々と先頭に立とうとしている場面は、「さすがサムソン!」と心の中で呟いたことが何度でも思い出される。確か3コーナーを回るまではインコースをぴったり走っていたはずが、いつの間にか勝負の位置をしっかりと確保していた石橋守に改めて拍手を送りたい。強い馬が強い勝ち方をするときは、ジョッキーも好騎乗で力添えしているものなのだろう。今週は安田記念だ。東京競馬場5週連続G?の最後のレースになる。もともと安田記念はダービー後に開催される古馬のマイルの重賞として確固たる位置を占めるレースだった。グレード制が導入される以前からメンバーの揃った好レースが多く、記憶に残る名馬を排出していた。特に、6月の好天に恵まれた日にはビッシリとした緑の絨毯の上、気持ちの良いタイムで決着するレースが楽しめた。
さあ、データ・ベースに見解を質してみよう。今年は海外から3頭の参戦が予定されている。1頭はデータがあるが1件のみで、他の2頭はまったくデータがないので、とりあえず海外組は外してみる。
◎ ダイワメジャー 64.6→直近実績、勝ちっぷり、先行力
○ オレハマッテルゼ 63.9→直近実績、タイム、勝ちっぷり、先行力
▲ ダンスインザムード 61.8→直近実績
△ アサクサデンエン 61.3→直近実績、勝ちっぷり、末脚
これに続く勢力は、△カンパニー:58.3、△インセンティブガイ:57.2、△グレイトジャーニー、△バランスオブゲーム:55.5、という状況だ。ちなみに、去年の安田記念でのデータが1件あるブリッシュラックのスコアは57.0となり、続く勢力の△というところか。
展開は、ローエングリン先頭といきたいが最近の衰えから果たしてハナを切ることができるだろうか。これに、メイショウボーラー、ダイワメジャー、バランスオブゲーム、オレハマッテルゼ、の有力馬が固まりながら続く。
やや遅れて、インセンティブガイ、コスモラブシック、さらに、ダンスインザムード、エイシンドーバー、が続くことになる。
中段は、フジサイレンス、グレイトジャーニー、シンボリグラン、アサクサデンエン、マルターズホーク、ペールギュント、が固まる。
後方は、ダンスインザモア、カンパニー、テレグノシス、オーゴンサンデー、ハットトリック、が控える形が想定される。ブリッシュラックは、ダンスインザモアの位置ぐらいと思われ、他の2頭は予測不能だ。
4コーナーに掛かるころ、中段、後方からは、マルターズホーク、ペールギュント、グレイトジャーニー、フジサイレンス、ダンスインザモア、シンボリグラン、オーゴンサンデー、までが先に動き、末脚自慢の、アサクサデンエン、ハットトリック、カンパニー、テレグノシス、は直線一気の勝負となるだろう。
06:00:00 |
datesui |
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