Archive for 01 December 2006

01 December

#168.裏番組 補遺

ステイヤーズステークスは推奨馬が2頭、これでは検討の対象にもなりにくいと思われる。また、日曜日の楽しみにもならないので、中京競馬場の中日新聞杯を取り上げてみる。

中日新聞杯はG?のれっきとした重賞だが、いかにも渋い。父内国産の重賞も、福島のカブトヤマ記念などが消滅し、唯一残ったのが中日新聞杯なのだ。だが、実施時期は2000年以降は3月から12月に変更になり、距離も今年から従来の1800mが2000mに変更になった。JRAのご都合に振り回されたなれの果てのようだが、こうなると渋いなんてものではなく、もはや可哀想という状況だ。変更、変更でレースとしての継続性が心配されるが、どっこい中日新聞杯の名前だけがしぶとく残り続けている。
レースの方は頭数もデータも揃い、データベースの反応は案外良いようだ。


 ◎ マヤノグレイシー  66.7→タイム、勝っぷり
 ○ ツルマルヨカニセ  62.5→最近の実績
 ▲ ドラゴンキャプテン 61.7→勝っぷり
 △ トウショウシロッコ 61.2→最近の実績
 △ マヤノライジン   55.9→最近の実績


レースは、既成勢力のツルマルヨカニセと、新興勢力とのせめぎ合いの様相だ。新興勢力も3つの勢力があり、先にオープンへ勝ち上がったマヤノライジン、ここに来て上昇著しいマヤノグレイシー、ドラゴンキャプテン、そして3歳からの挑戦のトウショウシロッコが挑むことになる。

展開は、逃げ馬がまったく見当たらない。そこで、比較的前方に位置取りしそうな馬として、インティライミ、キープクワイエットがいる。次いで、マヤノライジン、スターイレブンとなり、この4頭が先頭集団となるだろう。
中段は、ドラゴンキャプテン、トーホウアラン、トショウシロッコ、マヤノグレイシー、ツルマルヨカニセ、シェイクマイハートが位置を占める。
後方は、イーグルドライバー、ワイルドファイアー、ウインジェネラーレ、ミツワスカイハイが控えることになる。

渋い中京のG?、2007年度の地方重賞荒し的なスターが出てくるかもしれない。


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#167.今週も裏番組

今週のメインはジュベナイルフィリーズだが、登録馬24頭のうち3勝しているアストンマーチャンの他は2勝馬が8頭、残りの15頭は1勝馬だ。これではデータベースも十分なデータ処理ができず、確度の高いアウトプットは排出できそうもない。そこで、今週も裏番組のステイヤーズステークスを対象としてみた。

先月のアレゼンチン共和国杯、このステイヤーズステークス、そして、年明けのダイヤモンドステークスと続く、ステイヤーのスペシャリストシリーズの第2弾であるが、距離は一番長く3600mだ。有馬記念へのステップにする馬もいないではないが、来春の淀の天皇賞春に挑戦するニュースターが確定するかもしれない。
早速、アウトプットをみよう。


 ◎ チェストウイング  71.7→最近に実績、タイム、勝っぷり
 ○ アイポッパー    61.3→最近の実績


推奨できる馬はわずか2頭だ。このあとは、ファストタテヤマ、ルーベンスメモリー、トウカイトリックが続くが、スコア的には僅差で推奨にならない。
レースとしては、もはや古豪となったアイポッパーに、チェストウイングが胸を借りるという図式だろう。チェストウイングは、前々々走までは1000万下という上り馬で、この勢いが買われた感じだ。

さて、展開だ。先行馬が見当たらないが、ゴーウィズウィンド、メジロコロセアが先頭に立ちそうだ。直ぐ後に、ラヴァリージェニオが続いて、この3頭がレースを引っ張るが当然スローペースだ。
中段には、トウカイトリック、ルーベンスメモリー、チェストウイング、ブリットレーンが淡々と走る展開になる。
後方は、グラスポジション、アイポッパー、ファストタテヤマ、チャクラ、が虎視眈々、微妙な駆け引きをしながら仕掛け時を窺うことになろう。


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