Archive for 17 February 2006

17 February

#4.日陰者

巨人、大鵬、卵焼き、というメジャーを示すことばがありました。早来が中学生のころだったので、45年ほど前のことになるようです。このパロディーに、江川、ピーマン、北の湖というもありましたが、これもメジャーであることには変わりがありません。不幸なことに早来は、もの心ついたときからマイノリティ志向でしたので、この程度のパロディーでは満足できませんでした。社会人になってから、「ロッテ、多賀竜、ねこまんま」なんてことを、今年の応援目標などと言って年賀状に書いたことがありますが、そのロッテも優勝してしまって、今、身の振り方に困っているところです。

さて、今日は久しぶりに競馬文化人になります。今度の日曜日はG?のフェブラリー・ステークスですが、このレースは例年4歳馬が活躍します。今年もっ、と思っているのですが、カネヒキリ、サンライズバッカス、ヴァーミリアン、タガノゲルニカと結構な4歳馬が揃っています。でも、ロッテ、多賀竜、ねこまんまの早来が、一番人気確定の武豊騎乗のカネヒキリを推しても仕方ありませんし、次の存在のサンライズバッカスも贔屓にしていた佐藤哲三が降ろされて、どうでもよくなりました。佐藤哲三は何とも言えない貧乏臭さが良かったのですが、最近はメジャーになり過ぎて心配していた矢先でした。ヴァーミリアンは去年優勝のメイショウボーラー的なのですが、少しサイズが小さいようです。じゃ、タガノゲルニカか、となりますが、確かに5連勝で見事な上昇ですが、それでも序の口から駆け上がり新入幕で勝ち越しといったところで、まだ無理でしょう。でも、これしかなければ、負けを覚悟で負けに行くのが競馬文化人というものです。
ところで、自前の競馬のデータ・ベースを去年の11月密かに完成させました。2年とも5年とも言われる年月を掛け、収録したデータは8万件に上るモノですが、テープカットもありません。そのデータ・ベースからデータを引っ張り出して、早来が開発した指標に変換して表示をする訳ですが、それから判断するとシーキングザダイヤ、カネヒキリ、ブルーコンコルドとなって、実につまらないことになりました。データからの判断だからかなとも思えますが、つまらないことへも我慢するのが競馬だと諭しているようにもとれます。自分の作ったデータ・ベースに教えられるとは何とも不思議な気分です。

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