Archive for October 2007

08 October

#276.懐かしいメロディー

秋の夜長は空を眺めるのも一興だ。だが、秋の夜空は目立った星が少なく若干寂しいのだ。そこで、いろいろなことを考えながらの星空見物となる。確かに星空を見ることは、想像や空想、はたまた妄想の域まで勝手な思いが広がりやすい。

今夜は歌を思い出した。『星の世界』という曲だ。「か〜がやく夜空ーの、ほーしの光よ〜」という歌う出しで始まる曲は、確か小学校の高学年で、また中学でも教科書に載っていた記憶がある。そして、楽譜の隅に「この曲は賛美歌・・番としても広く歌われてきました。」という記述があったのも微かに覚えていた。

その中学生の頃、1年間ぐらいだが近所の教会へ通っていた。信心は別で、何となくカッコ良かったから行っていたものだ。いわばヒヤカシで行っていたわけだ。でも、少しはおもしろくなったか、夏休みには修養会まで参加したのだから少しはその気になっていたのかも知れない。そこでの朝の礼拝で飛び出した賛美歌が312番で、「い〜つくしみ深ーき、とーもなるイエスは〜」という歌い出しで、メロディーは何と『星の世界』だ。

この夜空で、そのへんことを一気に思い出したのだ。確か甥の結婚式では、この312番の出番があって、思いっきり声を張り上げて歌った記憶などが蘇ってきて、『星の世界』と賛美歌の関係を知りたくなった。と言うのも最近は、賛美歌の方が優勢で『星の世界』はさっぱりの様子だからだ。早速ネットで、「星の世界 312」と入力して検索してみた。

これでズバリだった。出てくるワ出てくるワ、約1200件。最初の5件ほどサイトを眺めたが、どのサイトも期待に十分応えてくれた。作曲はアメリカのコンヴァースだが、星とはまったく無縁の詞に曲をつけたものだった。この曲に日本の川路柳虹(かわじりゅうこう)が「かがやく夜空の 星の光よ」という詞を創作したものだったのだ。だが、もうひとつ杉谷代水(すぎたにだいすい)の作になる『星の界(よ)』というのがあるそうで、学校で教わったという人の話があったのは興味が湧いた。

このようなときにネットの存在は大変ありがたい。本でも調べると言っても無理だろうし、知っている人に巡りあうまでには気の遠くなるようなことになりそうだ。最初の5件しかサイトは見なかったが、どのサイトも工夫を凝らし、見て楽しく、読んでナルホド、さらにオルゴールのような音で旋律まで奏でてくれるサイトもあった。その清楚な音とメロディーに暫し聞き入ってしまった。


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