Archive for 12 March 2007

12 March

#216.半年経って

拙宅から歩いて12、3分ほどのところにララポート豊洲がある。心臓の手術で入院していたときにオープンしたので、半年になるようだ。退院後のリハビリで歩くことが日課になり、1か月ほどして航続距離が伸びてきたころ、毎日の散歩もララポート豊洲が目標圏に入ってきた。最初は中に入っても所在なしという状況だったが、次第に自分の場所もわかってきて「今日はあすこ、次はここ」ということになった。

半年が経った今、お客で溢れているようだが、やっと店がオープンしたところや早くも店が替わったようなところもあるので、ひとつひとつの店をみればやはり大変なのだろう。その中で相変わらずの賑わいがキッザニア東京だ。なにしろ、行列の最後尾を示すプラカードを持ったお姉さまがいらっしゃるのだが、そのプラカードにはいつも「チケットは完売しました」という貼り紙がしてあり、今も変わっていない。一体、チケットはいつ買っているのだろうかという疑問さえ湧いてくる。


さて、そのキッザニアのパンフレットを見てみよう。
本物そっくりなお店や施設が立ち並ぶキッザニアは、まさにこどものための街です。もちろん、大きさも2/3のこどもサイズ。病院、消防署、ビューティーサロン、銀行、をはじめ、ラジオ局、テレビ局、ピザ屋、劇場など、楽しい街並みがこどもたちを待っています。

ということで、エデュテインメントタウンといって、楽しみながら学ぶという造語だそうだ。病院、消防署、銀行の中にビューティーサロンが挟まっているのがオモシロイ。また、ラジオ局、テレビ局、劇場の仲間なのか、ピザ屋がここに書いてあるのは何をねらってのことだろうか。とにかく、ビューティーサロンとピザ屋の社会的地位は意外と高いことがわかって興味深かった。続いて読んでみる。


キッザニアでは、パイロット、キャビンアテンダント、アナウンサー、モデル、医師、画家など、70種類以上のお仕事がこどもたちを待っています。なりたい職業を選んで、実際のお仕事を体験しながら、おとなになりきって遊ぶことができます。

ということで、実際の職業が準備されているわけだが、キャビンアテンダントとは何だと思ったら、スッチーとのことだった。男女の区別を排除した言葉で日本語では客室乗務員となるらしい。アナウンサーとかモデルとか、志望者の多そうな職業を揃えておかなくては、繁昌はしなかっただろう。大切な職業である土木作業員はあるのだろうか。

ところで、人気の高い職業である公務員はキッザニアにはあるのだろうか。消防士のような目立つ公務員はわかるが、微妙なところでは特殊法人とか公団の幹部なんてのはどうかな。ついでに、今は消えてしまったがホリエモンや村上世彰の仕事なんかオモシロイと思うが、ダメかね。
そこで、叶わなかった夢のために、おとなのためのキッザニア、アダルティアなんてのはいかがだろう。少年の夢なんて言っているうちはいいけど、すぐオドロオドロしくなってしまい、歌舞伎町と変らないものになってしまいそうだ。


02:40:00 | datesui | No comments |