Archive for 09 March 2007
09 March
#215.踊る胸を鎮めて
桜の開花予想も発表されて、いよいよクラシックも待ったナシになった。3月11日の阪神競馬場では、桜花賞のトライアル、フィリーズレビューが行なわれる。目下の下馬評では、◎アストンマーチャン、○ニシノマナムスメ、▲ルミナスハーバー、というところで、データベースもそのあたりの情報を吐き出すと思ったが、あにはからんや、ナント排出拒否をしてきた。出走予定の16頭のうち6頭が1勝馬で、検討に耐えうるデータが確保できないということだ。とはいえ、パソコンの中のプログラムを見れば、やはり下馬評と同じ結果を弾き出していたようだ。クラシックの本番も近づいて、はやる気持ちもわかるが、ここはデータ不備で諦めよう。そこで、データの揃っていることなら、中山での中山牝馬ステークスなら問題はない。同じ牝馬だが、乙女ではなく熟女のレースだ。出走予定の16頭は、百戦錬磨の猛女揃い、おまけにデータも揃っているので、データベースも快く情報方を吐き出すだろう。さて、その結果はいかに。
◎ アサヒライジング 72.0→最近の実績、タイム、先行力
○ ウイングレット 59.7→タイム、勝っぷり
▲ マドモアゼルドパリ 57.3→勝っぷり、先行力、末脚
△ ピアチェヴォーレ 56.6→タイム、勝っぷり、末脚
ここは、2006年のクラシックを戦い抜いてきたアサヒライジングが抜き出た存在のようだ。そこへ成績の安定のきざしのあるウイングレットと格下だが赤マル急上昇のマドモアゼルドパリが挑戦する形になるだろう。あとは不振馬の揃い踏みというところだが、その中ではピアチェヴォーレが少しは良さそうだ。
さて展開だが、先行馬が揃ってレースはおもしろいだろう。マドモアゼルドパリが逃げそうだ。アサヒライジングも強力な先行力があるが、ここでは無理はしまい。2番手集団はアサヒライジング、ヤマニンメルベイユ、マイネサマンサ、の3頭になるだろう。
中段の前の集団だが、ウイングレット、アコロスザヘイブン、キープクワイエット、ロフティーエイム、ワディラム、が並び、中段の後方には、ジョースマイル、ピサノグラフ、ニシノフジムスメ、ピアチェヴォーレ、キストゥヘブン、が狭い範囲にかたまるだろう。
後方は、レクレドールとサンレイジャスパーが控えることになりそうだ。
強力な先行馬がいるので、レースが締まって見応えがありそうだ。
◆データ公開 : 前回同様、データの舞台裏を見ていただく。
Wsc RRsc RTsc DfWL Asc Hsc L3Tsc
アサヒライジング 72.0 73.8 58.4 -0.7 3.0 0.0 39.6
ウイングレット 59.7 58.6 56.5 -2.2 1.7 -1.7 49.2
マドモアゼルドパリ 57.3 51.9 42.4 0.0 3.3 2.2 53.8
ピアチェヴォーレ 56.5 52.6 59.1 -2.2 0.0 1.5 50.3
サンレイジャスパー 53.9 49.6 55.7 -3.8 -0.4 2.7 55.4
キストゥヘブン 51.1 48.5 61.2 -4.7 0.0 4.0 43.8
レクレドール 50.4 47.8 59.4 -3.9 -0.3 0.4 51.6
ワディラム 50.0 43.2 59.9 -3.8 1.2 -0.5 47.3
ピサノグラフ 49.7 51.3 51.7 -2.7 0.1 1.8 44.0
ジョースマイル 49.2 44.4 32.6 1.3 0.2 2.0 59.8
アクロスザヘイブン 48.1 47.7 50.1 -2.5 1.7 -0.9 39.1
マイネサマンサ 47.6 40.1 53.7 -4.0 2.4 -1.7 46.0
ニシノフジムスメ 46.8 45.7 56.8 -4.4 0.1 0.4 43.5
ヤマニンメルベイユ 44.3 38.0 46.4 -3.7 2.7 -1.0 52.1
ロフティーエイム 41.1 41.0 42.6 -4.0 1.5 -0.3 49.3
キープクワエット 22.1 29.4 36.2 -7.9 1.6 -2.3 42.3
Wsc:ウィニング・スコア→上位入着の可能性を示す総合指標で以下の指標から算出
RRsc :最近の実績→6か月以内の直近3レースの実績を示す
RTsc :タイム→最近のレースでの走破タイムを示すスコア
DfWL :勝っぷり→勝った馬はどれだけ突き放したか、負けた馬はどこまで粘ったかを示す
Asc :先行力→先行した実績を示すスコアで、高いほど先行している
Hsc :末脚→上り3ハロンの馬群の中で相対的に前に出たか後退したかを示す
L3Tsc:末脚?→上り3ハロンタイムのスコア
06:00:00 |
datesui |
No comments |