Archive for 08 June 2007

08 June

#247.祭りのあと

東京競馬場のG?5連戦が終わって火の消えたかのような雰囲気だが、今期最後の重賞競走エプソムカップが開催される。G?の芝1800m、なんとも目立ちにくいレースだ。33頭という多くの登録があったため、ここで走っておきたい馬もいたと思われるが、以下の18頭となった。あまりにも地味なレースので、このレースから秋の天皇賞への道のりが始まるなどと思いたいのだが、残念ながら直結した例はほとんどない。
このような特徴のつかみにくいレースほどデータベースの得意とすることころだろうが、無難なアウトプットを吐き出してきた。

              Wsc   RRsc RTsc  DfWL   Asc  Hsc L3Tsc

◎ サイレントプライド   65.8  65.7 63.0  −0.3   1.9  0.9 45.4
○ ブライトトゥモロー   62.8  63.2 60.6  −1.1   0.0  1.7 67.4
▲ ダンスインザモア    60.4  62.4 60.7  −1.5  −1.2  2.9 53.7
△ デアリングハート    57.6  58.0 63.1  −3.0   1.9 −0.2 48.4
△ トウショウカレッジ   57.6  58.7 59.5   0.3   0.0  3.3 37.4
△ エイシンデピュティ   57.4  57.1 56.6  −0.4   2.0  1.2 44.0

  ホッコーソレソレー   55.5  61.2 50.6  −2.4  −0.6  1.9 57.6
  マイネルレコルト    55.4  55.9 66.4  −3.6  −0.8  3.9 56.1
  ファイングレイン    53.3  57.7 44.9  −1.5   1.7 −0.6 46.4
  ピサノパテック     52.2  53.9 52.1  −0.6   0.0  2.5 47.5
  タイガーカフェ     46.9  46.8 55.7  −2.9  −0.4  0.9 46.3
  ソーユアフロスト    46.5  50.9 42.8  −1.9  −0.2  2.8 47.7

  サンバレンティン    46.4  47.1 56.8  −4.4  −1.3  3.5 54.2
  インマイアイズ     41.2  42.8 46.6  −4.0  −0.8  1.6 55.1
  フジサイレンス     41.1  50.5 54.7  −5.5  −0.7  0.9 44.5
  ローマンエンパイア   34.5  36.6 34.8  −3.4  −0.6 −0.9 45.9
  スズノマーチ      34.3  30.1 54.2  −5.5   1.7 −2.5 54.4
  グラスポジション    31.3  42.1 41.6  −5.5  −0.8  0.2 24.1

   ・Wsc  :ウィニング・スコア→上位入着の可能性を示す総合指標で以下の指標から算出
   ・RRsc :最近の実績→6か月以内の直近3レースの実績を示す
   ・RTsc :タイム→最近のレースでの走破タイムを示すスコア
   ・DfWL :勝っぷり→勝った馬はどれだけ突き放したか、負けた馬はどこまで粘ったかを示す
   ・Asc  :先行力→先行した実績を示すスコアで、高いほど先行している
   ・Hsc  :末脚→上り3ハロンの馬群の中で相対的に前に出たか後退したかを示す
   ・L3Tsc:末脚?→上り3ハロンタイムのスコア


新潟大賞典の再戦になる、サイレントプライド、ブライトトゥモロー、ダンスインザモア、が力量上位とみたい。中でも安定性の高い上昇力が評価された、サイレントプライドを一押しにしたい。加えて実績から、デアリングハート、最近の上向きから、トウショウカレッジ、エイシンデピュティ、を次点集団とみる。期待もあるが、生きの良い関東馬、サイレントプライドの秋の天皇賞を思い浮かばせるような走りを見せて欲しいものだ。

展開は、エイシンデピュティ、が逃げると思われる。次いで、ファイングレイン、サイレントプライド、スズノマーチ、デアリングハート、が先行集団を形成するだろう。
中段は、ブライトトゥモロー、トウショウカレッジ、ピサノパテック、が前の方、ソーユアフロスト、タイガーカフェ、が真ん中へん、ホッコーソレソレー、ローマンエンパイア、フジサイレンス、マイネルレコルト、インマイアイズ、グラスポジション、が後ろの方になる。
最後尾に、ダンスインザモア、サンバレンティン、がつける展開になるだろう。

長い府中の直線に入って、ホッコーソレソレーなど中段の馬が先に動き、末脚に自信のある、ダンスインザモア、マイネルルコルト、は後からの仕掛けになるだろう。好位にいる、トウショウカレッジ、ピサノパテック、も決め手には覚えがあるので、最後まで待っての仕掛けとなるだろう。

最後に空模様が心配だが、幸い有力馬の中には道悪がダメという馬はいないようだ。できたら良馬場での好レースを期待したいが、そこはエプソムカップ、なにせ地味が身上、どんなレースになるやら。


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