Archive for 01 June 2008
01 June
#407.谷中七福神巡り? −毘沙門天−
長安寺から横道に入り谷中天王寺へ向かう。いわゆる谷中の墓地のど真ん中にある谷中のお寺の中心的な存在だ。バカな男と女が心中したために焼失してしまった五重塔があった由緒あるお寺でもある。昔は感応寺とも呼ばれて幸田露伴の『五重塔』はこのお寺のあの五重塔がモデルなのだ。つくづく惜しいことになってしまった。また、江戸三富の一つとしても有名で、湯島天神、目黒不動でお馴染みの目黒の滝泉寺(りゅうせんじ)とともに宝くじの胴元を張っていた訳だ。長安寺から谷中の墓地への道を進み、この界隈では珍しい駐在所に突き当る。ここを左に折れ、日暮里駅の方向に進んでいくと毘沙門天様が祀られている谷中天王寺が見えてくる。さすがに境内は広くて、本堂らしき建物、小さいながら大仏のような石仏もある。毘沙門天のお堂は門を入って右手に独立してあるが、これもかなり立派なものだ。やはり平日の昼なので誰もいない。そっとお賽銭をあげて、静かに手を合わせて退散となった。
門をくぐると伽藍が気持ち良く広がる。この右手前に毘沙門天のお堂がある。境内の隅にある付属のお堂にしては立派だ。
谷中の駐在所。有名なお墓の場所を記した谷中墓地の地図がおいてあるそうだが、不在中のため貰えなかった。勝手に持ち帰ると窃盗罪になるのだろうか。墓地の中の広場で笛の練習をしている人がいた。日本の笛は調子によって笛を変えなくてはならないが、正しい音階の維持にはこの方がよろしいようだ。
17:46:51 |
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