Archive for 04 July 2008

04 July

#421.走ってみて

今週は第15回函館スプリントステークスだ。歴史の浅いレースの印象があるが、もう15回とは少し驚いた。札幌と函館の日程の入れ替わりがあったのがつい最近と思っていたのだが、月並みな言葉だが月日の経つのは早いものだ。
函館は荒れるイメージがあったのだが、最近は個性がなくなって普通の感じになってしまったようだ。サマースプリントシリーズというボーナス付きの連続レースの開幕戦ということもあり、それなりの支度をしてきた陣営もあると思う。それだけに以前よりは万全の体制の馬が揃い、予想外のことが起きにくくなっているのではなかろうか。とにかく、最近の函館もフツーの競馬場に成り下がったようだ。

【 Wscランキング:函館スプリントS 】
◆Wsc: 69.3 タイセイアトム     R= 41、 RR= 62、 RT= 63、 D= .9、 A= 2.7、 H= -1
◆Wsc: 68.1 ウエスタンビーナス  R= 47、 RR= 63、 RT= 61、 D= .8、 A= 3.1、 H= -2.2
◆Wsc: 62.4 キンシャサノキセキ  R= 55、 RR= 61、 RT= 60、 D= -2.5、 A= .8、 H= .5
◆Wsc: 59.9 スピニングノアール  R= 53、 RR= 55、 RT= 61、 D= -1.9、 A= -.8、 H= 2.8
◆Wsc: 57.9 プレミアムボックス  R= 49、 RR= 56、 RT= 54、 D= -1.3、 A= .1、 H= 1.9
以上がWsc55以上の推奨馬
◇Wsc: 51.6 キングストレイル    R= 46、 RR= 54、 RT= 57、 D= -3.5、 A= .8、 H= 1.5
◇Wsc: 48.9 トウショウカレッジ  R= 43、 RR= 45、 RT= 61、 D= -2.6、 A= -.7、 H= 3.9
◇Wsc: 46.2 ミリオンウェーブ   R= 42、 RR= 50、 RT= 50、 D= -2、 A= .4、 H= -1.3
◇Wsc: 45.1 コパノフウジン   R= 37、 RR= 51、 RT= 49、 D= -2.6、 A= 2.1、 H= -3.1
◇Wsc: 44.7 タニノマティーニ  R= 42、 RR= 46、 RT= 62、 D= -3.6、 A= 2、 H= -1.6
◇Wsc: 44.6 リキアイタイカン  R= 44、 RR= 44、 RT= 61、 D= -3.4、 A= -.6、 H= 1.9
◇Wsc: 42.3 シンボリグラン   R= 38、 RR= 43、 RT= 58、 D= -3.9、 A= .6、 H= 1
◇Wsc: 41.2 タマモホットプレイ R= 48、 RR= 42、 RT= 55、 D= -4.7、 A= -.7、 H= 2.5
◇Wsc: 41.2 マイネルスケルツィ R= 44、 RR= 39、 RT= 55、 D= -4.2、 A= 2.2、 H= -1.2
◇Wsc: 39.4 ルルパンブルー   R= 44、 RR= 45、 RT= 44、 D= -3.4、 A= .1、 H= 1
◇Wsc: 37.3 ゴスホークケン   R= 33、 RR= 45、 RT= 49、 D= -3.4、 A= 2.4、 H= -1.4

   ・Wsc  :ウィニング・スコア→上位入着の可能性を示す総合指標で以下の指標から算出
   ・Rsc  :レースの実績→過去1年6か月を遡ったレースの実績を示す
   ・RRsc :最近の実績→6か月以内の直近3レースの実績を示す
   ・RTsc :タイム→最近のレースでの走破タイムを示すスコア
   ・DfWL :勝っぷり→勝った馬はどれだけ突き放したか、負けた馬はどこまで粘ったかを示す
   ・Asc :先行力→先行した実績を示すスコアで、高いほど先行している
   ・Hsc  :末脚→上り3ハロンの馬群の中で相対的に前に出たか後退したかを示す


【 展望 】
いかにも夏の競馬場の重賞競走のメンバーで、揃って1テン5流という面々だ。となると、最近の調子からの判断が最適となろう。ダートでの実績だがタイセイアトム、春からの好調を維持しているウエスタンビーナスが最右翼か。次いで、安定感は欠けるが、キンシャサノキセキ、スピニングノワール、プレミアムボックスが実績上位というところか。このへんまでが調子から推奨できそうだが、もう1頭あげれば3歳のミリオンウェーブか。この2戦好結果だが、3歳相手の経験しかない不安もある。

【 展開 】
短距離戦ということもあって、先行する馬が揃い、レースは緊張しておもしろくなりそうだ。
そこで、逃げるのはウエスタンビーナスとみた。これに続くのが、タイセイアトム、ゴスホークケン、マイネルスケルツィ、コパノフウジン、タニノマティーニと緩みのない状態で進むだろう。
中段は、キンシャサノキセキ、キングストレイル、シンボリグラン、ミリオンウェーブ、ルルパンブルー、プレミアムボックスが進むが、3コーナー過ぎでは機を伺う状態になるだろう。
後方は、リキアイタイカン、トウショウカレッジ、タマモホットプレイ、スピニングノアールが控えるが、すぐダンゴになるだろう。

このレースを支配しそうな中心馬はいない。3コーナーからのサバイバル形になるので、経済コース、スムーズなレース運びに恵まれた馬が勝つという、予想は極めてしづらいレースだ。


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