Archive for 22 September 2008
22 September
#455.江戸六地蔵めぐり? −深川・霊岸寺−
道端のお地蔵さんにしては立派過ぎるが、そんな感じの東禅寺を出て、深川の霊岸寺に向かう。なにしろ東禅寺は東浅草という微妙なロケーションなので、結局また都バスに乗ることになる。南千住発のバスに乗って南下して、花川戸、雷門を抜け、蔵前で降りる。ここで地下鉄大江戸線の乗り換え、清澄白河まで行くことにする。清澄庭園の向かいの道を入り、この道は深川江戸資料館通りとでもいうのだろうか、深川江戸資料館と書かれた灯篭や幟が並んでいた。その資料館の手前の左側に霊岸寺がある。地元のお寺なので初めてではないが、入ってみると意外にも名刹と思しき雰囲気があった。それもそのはず、あの松平定信の菩提寺である。松平定信は八代将軍吉宗の孫で奥州白河藩主であったため、霊岸寺のあたりの地名を白河という由来になっている。
境内に入ってすぐ左右を見渡したがお地蔵さまは見えない。門から少し入った本堂の左側に木立に囲まれて鎮座していた。このお地蔵さまは幸せなことに、他のものより扱いが良く入口や外に追いやられることはなかった。お地蔵さまのお顔も心なしか和やかに見えたが、逆光でよく見えなかったのかも知れない。
外へ出ると、通りは富岡八幡のお祭りモードで盛り上がっていた。次の日曜が55基の神輿を連ねた大連合渡御が行われるのである。この通りは最初の休憩に当たるので、通りには各神輿を止める場所の表示が出ていた。「一番三好、二番白河、三番平泉・・」という具合に、神輿の町会名を書いたお札を貼った棒杭が並んでいたが、神輿と神輿の間隔を20mとしても55基も揃えば1kmを超える長さだ。いや〜、実に壮観。
逆光のお地蔵さまというのも神々しく見えて良いものだ。霊岸寺のお地蔵さんは小さい木立に囲まれ安らかなご様子だ。
よく見ると名刹の雰囲気たっぷりの境内だ。下町のお寺にしては広く、造りも立派だ。お地蔵さまは左側の石灯籠の少し先の左手にある。
12:09:17 |
datesui |
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