＃358．深川七福神?　−恵比須さま−

恵比須さまのお社は本殿の富岡八幡宮からも入れるが、横道に面したここが本来の入口のようだ。


ピタッと事務的に閉じられたお社の扉。よそよそしくて、拝む気にもなれない。

深川の七福神巡りも３回目になるが、富岡八幡宮にある恵比須さまをご案内する。本殿の左奥に３つの末社があるが、そのうちの１つが恵比須さまだ。まん中のお社が恵比須さまだが、いかにもどうでもいいように閉まっていた。富岡八幡宮へ初詣に来た時には、社も開いていてかなりの人出だったが、初詣からかなり経った今、扉も閉められ人影もない。

深川七福神の他のお社や祠も決して人で溢れている訳ではないが、いつも申し訳程度には開いている。それが神社稼業というものだと思うのだが、どうだろう。ここ富岡八幡宮は、本殿の方に常時それなりに人が来るものだから、割に合わない商売はしないのか。

富岡八幡宮は本殿を始め、横綱の碑に大関の碑、佐川急便が寄贈した大神輿、角乗りの碑に伊能忠敬の碑と見せものに事欠かないから気が抜けているのかもしれない。多くの人が深川七福神巡りを富岡八幡宮の恵比須さまから始めようと思っているのに、その出発点がこの塩梅では気が抜けてしまう。


初詣の時の恵比須さま。そこそこの賑わいだ。