Archive for 20 February 2009
20 February
#526.ヒロイン消えても
今週のフェブラリー・ステークスは26回目になるが、創設当時はダートの重賞という触れ込みで格付けもG?だった。その後ダートの地位向上により、1997年の14回からG?への昇格を果たし、今回で12回目になる。ダートのG?ということで、芝とは異なるメンバーに加え地方からの参戦など、普段とは違う話題の飛び交う楽しいレースになっていった。今年はダイワスカーレットの参戦という、芝の女王がダートへ転進という前代未聞の話題があったが、ダイワスカーレットの故障で残念ながら立ち消えとなった。それでも現在望みうる最高のメンバーが結集したと思える陣容で、素晴らしいレースが展開されそうだ。2月22日の東京競馬場、11レースが楽しみだ。
【 Wscランキング:フェブラリーS 】
◆Wsc: 67.6 ヴァーミリアン R= 73、 RR= 76、 RT= 62、 D= .3、 A= .2、 H= 2.4
◆Wsc: 64.2 エスポワールシチー R= 53、 RR= 65、 RT= 70、 D= 2.6、 A= 3.9、 H= .1
◆Wsc: 60.8 フェラーリピザ R= 54、 RR= 68、 RT= 72、 D= .5、 A= 1、 H= 1.1
◆Wsc: 56.2 ヒシカツリーダー R= 39、 RR= 69、 RT= 71、 D= 1.1、 A= .6、 H= .7
◆Wsc: 55.5 カジノドライヴ R= 49、 RR= 64、 RT= 74、 D= -.1、 A= 1.8、 H= -.8
以上がWsc55を超えた推奨馬
◇Wsc: 54.6 トーセンブライト R= 56、 RR= 62、 RT= 68、 D= -1、 A= -.3、 H= 1.2
◇Wsc: 54.2 バンブーエール R= 51、 RR= 63、 RT= 68、 D= -.8、 A= 1.6、 H= .3
◇Wsc: 50.2 カネヒキリ R= 53、 RR= 60、 RT= 70、 D= -2.1、 A= 1.3、 H= .5
◇Wsc: 49.0 サンライズバッカス R= 52、 RR= 64、 RT= 69、 D= -3、 A= -1.1、 H= 2.8
◇Wsc: 47.5 ビクトリーテツニー R= 40、 RR= 60、 RT= 68、 D= -1.2、 A= -.7、 H= 2.7
◇Wsc: 44.6 アドマイヤスバル R= 50、 RR= 58、 RT= 68、 D= -3.6、 A= .6、 H= 1.3
◇Wsc: 44.6 オフィサー R= 40、 RR= 58、 RT= 62、 D= -1.2、 A= .7、 H= .8
◇Wsc: 42.8 サクセスブロッケン R= 42、 RR= 50、 RT= 61、 D= -1.1、 A= 2.1、 H= -.3
◇Wsc: 41.7 キクノサリーレ R= 51、 RR= 61、 RT= 62、 D= -.2、 A= .7、 H= 1.7
◇Wsc: 40.5 ナンヨーヒルトップ R= 41、 RR= 57、 RT= 65、 D= -2.8、 A= 1.8、 H= -1.3
◇Wsc: 25.7 カフェオリンポス R= 37、 RR= 38、 RT= 43、 D= -3.3、 A= -.6、 H= -2.6
・Wsc :ウィニング・スコア→上位入着の可能性を示す総合指標で以下の指標から算出
・Rsc :レースの実績→過去1年6か月を遡ったレースの実績を示す
・RRsc :最近の実績→6か月以内の直近3レースの実績を示す
・RTsc :タイム→最近のレースでの走破タイムを示すスコア
・DfWL :勝っぷり→勝った馬はどれだけ突き放したか、負けた馬はどこまで粘ったかを示す
・Asc :先行力→先行した実績を示すスコアで、高いほど先行している
・Hsc :末脚→上り3ハロンの馬群の中で相対的に前に出たか後退したかを示す
【 展望 】
ヴァーミリアンの大本命とみる。実績、直近の成績と申し分がない。対して、上昇アカ丸のエスポワールシチー、好調持続のフェラーリピザ、成績安定のヒシカツリーダー、潜在能力を買いたいカジノドライヴが本命に挑む形になろう。
ヴァーミリアンの強さはいまさら言うまでもないが、G?だけを安定的にこなし???という成績は波のG?ホースではなしえない放れ業だ。上昇力のエスポワールシチーは前回の平安Sでは?着だが、それまでは未勝利からの5連勝でオープンに駆け上がった勢いを評価したい。フェラーリピザはこの6戦をすべて連対という好調を持続しており好走が見込まれる。ヒシカツリーダーもオープンに上り詰めてからの3戦を???と好成績を残しており、タイムも良好で期待がかかる。カジノドライヴはでデータには表れない実績があり、潜在能力に賭けることになる。候補には登場しなかったが、カネヒキリにも同様なことが言えて、地方でのG?2連勝、JCダートと合わせてG?3連勝は並みの馬ではできない快挙だ。当然マークの必要な1頭にはしておきたい。でも、手を広げるのはここまでで十分だろう。
【 展開 】
逃げるのはエスポワールシチーの他にあるまい。追走も、サクセスブロッケン、ナンヨーヒルトップ、カジノドライヴ、バンブーエールという先行集団が形成されるだろう。
中段には、カネヒキリ、フェラーリピザ、キクノサリーレ、オフィサー、ヒシカツリーダー、アドマイヤスバルが占め、後方には、ヴァーミリアン、トーセンブライト、カフェオリンポス、ビクトリーテツニー、サンライズバッカスが控えることになろう。
ペースはエスポワールシチーがつくることになるが、やや速めというところか。無理にスローにする必要もなさそうだ。間延びした縦長にはならないが、ダンゴにもならず、適当な緊張感のあるペースでレースが進むはずだ。4コーナーを回ってもしばらくは序列が崩れず、ゴール前一気に入れ替わる展開が繰り広げられそうだ。スリルのある攻防の期待できる好レースになることは必至だろう。
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