Archive for March 2009

27 March

#541.春のG?路線スタート

高松宮記念は1996年に現在の1200mに変更され、併せてG?に昇格になった。当初は5月の開催だったが、2000年に3月の下旬に移され、現在の春のG?のスケジュールができあがった。桜の開花だよりと共に開催されるのが高松宮記念で、天皇賞やダービーを含む宝塚記念までの春のG?路線がスタートを切ることになる。

高松宮記念が行われる中京競馬場の1200mのフルゲートは18頭だが、2001年から今年まで連続9年間フルゲートになっている。フルゲートで短距離の1200mだが、中京競馬場は直線が長く枠順の影響は意識しないで良さそうだ。その代り18頭の多頭数であることから、逃げ切りは1件と少なく、後方からの追い込みも該当がない。勝ちパターンとしては、中段からの抜け出し、あるいは叩き合いを制しての勝利である。

【 Wscランキング:高松宮記念 】
◆Wsc: 69.3 スリープレスナイト  R= 50、 RR= 71、 RT= 55、 D= 1.8、 A= 1.5、 H= 2"
◆Wsc: 61.6 アーバンストリート   R= 52、 RR= 65、 RT= 54、 D= .8、 A= -.5、 H= 4.2"
◆Wsc: 60.4 ビービーガルダン   R= 54、 RR= 69、 RT= 59、 D= -.3、 A= 3.1、 H= .8"
◆Wsc: 57.2 キンシャサノキセキ  R= 61、 RR= 60、 RT= 53、 D= -1.6、 A= 1.5、 H= 1.3"
◆Wsc: 57.1 アーバニティ     R= 45、 RR= 62、 RT= 54、 D= .3、 A= 1.7、 H= 1.1"
◆Wsc: 55.9 ドラゴンファング   R= 47、 RR= 62、 RT= 59、 D= -.5、 A= 1.7、 H= 1"
以上がWsc55を超えた推奨馬
◇Wsc: 54.5 コスモベル      R= 50、 RR= 63、 RT= 54、 D= -1.3、 A= .5、 H= 2.7"
◇Wsc: 54.2 トウショウカレッジ  R= 47、 RR= 65、 RT= 59、 D= -1.9、 A= -.7、 H= 3.2"
◇Wsc: 51.0 ファリダット     R= 48、 RR= 64、 RT= 58、 D= -2.7、 A= -.8、 H= 3.5"
◇Wsc: 49.9 ローレルゲレイロ   R= 50、 RR= 60、 RT= 57、 D= -3.2、 A= 3.3、 H= -1.2"
◇Wsc: 49.9 ソルジャーズソング  R= 50、 RR= 59、 RT= 51、 D= -1.9、 A= .5、 H= 2.3"
◇Wsc: 46.6 スプリングソング   R= 51、 RR= 55、 RT= 54、 D= -3、 A= .9、 H= .4"
◇Wsc: 45.9 ウエスタンダンサー  R= 40、 RR= 55、 RT= 55、 D= -1.9、 A= 2.6、 H= -1.7"
◇Wsc: 45.1 ファイングレイン   R= 50、 RR= 58、 RT= 59、 D= -4.6、 A= .4、 H= 1.3"
◇Wsc: 40.3 ヘイローフジ     R= 36、 RR= 54、 RT= 55、 D= -3.5、 A= -.2、 H= 2"
◇Wsc: 40.0 アポロドルチェ    R= 43、 RR= 47、 RT= 46、 D= -2.8、 A= -.2、 H= 1.3"
◇Wsc: 31.9 ジョイフルハート   R= 27、 RR= 41、 RT= 61、 D= -5、 A= 1.9、 H= -2.3"
◇Wsc: 29.2 アイルラヴァゲイン  R= 45、 RR= 39、 RT= 45、 D= -5.6、 A= 2.2、 H= -1.8"

   ・Wsc  :ウィニング・スコア→上位入着の可能性を示す総合指標で以下の指標から算出
   ・Rsc  :レースの実績→過去1年6か月を遡ったレースの実績を示す
   ・RRsc :最近の実績→6か月以内の直近3レースの実績を示す
   ・RTsc :タイム→最近のレースでの走破タイムを示すスコア
   ・DfWL :勝っぷり→勝った馬はどれだけ突き放したか、負けた馬はどこまで粘ったかを示す
   ・Asc :先行力→先行した実績を示すスコアで、高いほど先行している
   ・Hsc  :末脚→上り3ハロンの馬群の中で相対的に前に出たか後退したかを示す


【 展望 】
実戦が去年のスプリンターズS以来となるが、スリープレスナイトが中心だ。この5歳の牝馬に挑むのが、アーバンストリート、ビービーガルダン、キンシャサノキセキ、アーバニティ、ドラゴンファングの5頭の牡馬だが、かぐや姫に押し寄せた5人の公達のようで、思いを遂げるのは簡単ではないだろう。スリープレスナイトのスコアを見ても、半年前からの更新が皆無にもかかわらず全ての数値には弱点が見つからない。

対する5頭の公達だが、最近のスコアの良さかからはビービーガルダンに触手が動く。メンバーの揃った前走の阪急杯を勝ち、また去年の夏からの6戦を通じてタイムのスコアは60以上をキープしている。一方、前走凡走で評価の落ちたのがキンシャサノキセキだが、通算の成績であるRのスコアは18頭中ダントツのトップで、スリープレスナイトも凌いでいる。ここで真の実力が発揮できさえすれば、思いの遂げられる数少ない1頭になるだろう。アーバンストリート、アーバニティ、ドラゴンファングはタイムのスコアに見るべきものもあるが、いずれも連下の域は出ないだろう。


【 展開 】
ローレルゲレイロが逃げて、ビービーガルダンが追走する形で先行グループが形成される。これを追いかけるのが、ウエスタンダンサー、アイルラヴァゲイン、ジョイフルハート、アーバニティ、ドラゴンファング、スリープレスナイト、キンシャサノキセキの7頭だろう。中段は、スプリングソング、コスモベル、ソルジャーズソング、ファイングレイン、アポロドルチェ、ヘイローフジの6頭が占める。後方は、アーバンストリート、トウショウカレッジ、ファリダットの3頭が控えることになる。

ペースはローレルゲレイロとビービーガルダンがいるので、スローということにはならないだろう。とはいえ、超ハイペースにもなることは考えにくい。力のある逃げ馬なので、少々早いが想定内というペースになると思われる。
スリープレスナイトは予定の位置取りができればスプリンターズSの再現で、好位をキープして直線でも様子を見て、残り1ハロンでの抜け出しという策を取ると思われる。
展開で注目したいのはビービーガルダンだ。ローレルゲレイロのペースが適正なら付いて行き、ギリギリまで待っての抜け出しか、早めに先頭に立って大きな貯金をもって直線で粘るかの選択が面白そうだ。短距離ではあるが大逃げも無きにしも非ずだ。


23:20:46 | datesui | No comments |

21 March

#538.本番間近、だがここは不作か

春のG?はクラシックと淀の天皇賞だ。そこへ向けての前哨戦が東西で決行される。東は中山のスプリング・ステークスで、西は阪神での阪神大賞典だ。阪神大賞典はスクリーンヒーローとオウケンブルースリの一騎打ちの様相だが、スプリングSは勝負付けがこれからのメンバーが揃い、十分な検討が必要だ。
データベースも苦渋のアウトプットと思える検討データを吐き出してきたので、ゆっくり分析をしてみよう。

【 Wscランキング:スプリングS 】
◆Wsc: 64.6 フィフスペトル   R= 42、 RR= 67、 RT= 46、 D= .9、 A= .2、 H= 2.5
◆Wsc: 60.5 サンカルロ     R= 48、 RR= 61、 RT= 47、 D= -1.1、 A= -.6、 H= 3.6
◆Wsc: 57.9 リクエストソング  R= 50、 RR= 51、 RT= 38、 D= .8、 A= -.8、 H= 2.2
◆Wsc: 55.8 アンライバルド   R= 48、 RR= 51、 RT= 29、 D= 1.4、 A= -.7、 H= 2.9
以上がWsc55を超えた推奨馬
◇Wsc: 54.1 イグゼキュティヴ  R= 50、 RR= 56、 RT= 34、 D= -1、 A= .3、 H= .2
◇Wsc: 52.8 レッドスパーダ   R= 33、 RR= 41、 RT= 45、 D= .9、 A= 3.3、 H= 1.
◇Wsc: 51.9 セイクリッドバレー R= 39、 RR= 51、 RT= 38、 D= -1.3、 A= -.1、 H= 1.8
◇Wsc: 51.0 キタサンガイセン  R= 47、 RR= 48、 RT= 33、 D= -.5、 A= -.9、 H= 3.4
◇Wsc: 50.3 メイショウドンタク R= 48、 RR= 49、 RT= 36、 D= -1.8、 A= 1、 H= -2
◇Wsc: 49.6 メイショウダグザ  R= 27、 RR= 46、 RT= 44、 D= -.4、 A= 1.5、 H= .1
◇Wsc: 49.4 セイクリムズン   R= 16、 RR= 41、 RT= 54、 D= -.3、 A= .8、 H= -.4
◇Wsc: 48.5 ツクバホクトオー  R= 34、 RR= 48、 RT= 47、 D= -3.3、 A= -.2、 H= 2
◇Wsc: 48.3 サイオン      R= 22、 RR= 42、 RT= 43、 D= .9、 A= -.6、 H= 2.1
◇Wsc: 47.7 マイネルエルフ   R= 44、 RR= 49、 RT= 36、 D= -2.3、 A= 2.5、 H= -.3
◇Wsc: 39.6 リスペクトキャット R= 17、 RR= 35、 RT= 45、 D= -2、 A= .7、 H= .1
◇Wsc: 17.9 トップクリフォード R= 40、 RR= 50、 RT= -43、 D= -6.6、 A= -.7、 H= -1.5

   ・Wsc  :ウィニング・スコア→上位入着の可能性を示す総合指標で以下の指標から算出
   ・Rsc  :レースの実績→過去1年6か月を遡ったレースの実績を示す
   ・RRsc :最近の実績→6か月以内の直近3レースの実績を示す
   ・RTsc :タイム→最近のレースでの走破タイムを示すスコア
   ・DfWL :勝っぷり→勝った馬はどれだけ突き放したか、負けた馬はどこまで粘ったかを示す
   ・Asc :先行力→先行した実績を示すスコアで、高いほど先行している
   ・Hsc  :末脚→上り3ハロンの馬群の中で相対的に前に出たか後退したかを示す


【 展望 】
ここは実績上位のフィフスペトルに上昇馬が挑戦という図式が妥当というのが、大方の見方だろう。中心となるフィフスペトルは函館2歳Sを早々と勝って、G?の京王杯、G?の朝日杯をともに2着なら堂々たるクラシック候補だが、ゴール前の詰めがイマイチで成績ほどの強さを感じないのだ。
だが、対抗する面々を見渡しても全体に力強さがなく、期待できそうなのはやはりスコア上位のサンカルロ、リクエストソング、アンライバルドの3頭になるだろう。その中から強いてフィフスペトルの相手を探せば、上昇中のサンカルロを指名したい。


【 展開 】
レースは、3歳のこの時期にしては、逃げ、先行、差し、追い込みが揃った形の整った展開になりそうだ。
まず逃げるのは、レッドスパーダかマイネルエルフになるだろう。これらを追う先行グループは、メイショウダグザ、メイショウドンタク、セイクリムズン、リスペクトキャットになるだろう。中段は、イグゼキュティヴ、フィフスペトル、セイクリッドバレー、ツクバホクトオーの4頭が占め、後方はサイオン、サンカルロ、アンライバルド、トップクリフォード、リクエストソング、キタサンガイセンとなるだろう。

ペースは逃げ馬がいるが速くはならないだろう。中山の1800mというコーナーとコーナーの間隔の短い小回りコースの上、意外と戦績を積んでいるメンバーでのバランスの取れた脚質構成なのでおかしなレースにはなりにくいだろう。さらに有力馬が後方に集まり、駆け引き牽制の仕合は後方での出来事になるので、前の方は無風で進む可能性がある。
3コーナーから徐々に動き、4コーナーで良い位置が取れればというオーソドックスなレースになるだろう。それだけに伏兵は出現しにくいと考えるが、それでも中心馬には全幅の信頼は寄せにくいのだ。


01:34:26 | datesui | No comments |

13 March

#536.本番に向けて、まずは権利獲り

今度のフィリーズレビューは4月12日の桜花賞のトライアルレースだ。3着までに入れば桜花賞への優先出走権が与えられる。優先出走権がないと獲得賞金額順に出走の権利が決まるので、当確線上の900万以下の馬は本番よりも本番へ出場するためのフィリーズレビューに全力を尽くすことになる。このフィリーズレビューには40頭近い登録があったが、このトライに出走できるのもこの16頭だ。この中には400万クラスの馬もいるが、とにかく3着以内が至上命題だ。
このフィリーズレビューは阪神4歳牝馬特別と呼ばれ1967年から行われていたが、2001年の馬齢表記の変更で現在の名称になった。フィリーズレビューのフィリー(filly)は若い牝馬の意味で、牡馬でも若いうちはホースとは呼ばないでコルトと呼ぶのと同じで、フィリーが歳を取るとメアになる。ブルード・メア・サイアーのメアはこのメアだ。

【 Wscランキング:フィリーズレビュー 】
◆Wsc: 66.9 ラヴェリータ    R= 28、 RR= 47、 RT= 53、 D= 2.5、 A= 2.3、 H= .1
◆Wsc: 61.8 ショウナンカッサイ R= 54、 RR= 52、 RT= 38、 D= -.3、 A= 3.6、 H= -.9
◆Wsc: 61.6 スペシャルクイン   R= 17、 RR= 41、 RT= 59、 D= 2.7、 A= .5、 H= .9
◆Wsc: 60.7 ミクロコスモス   R= 46、 RR= 59、 RT= 43、 D= -1.3、 A= .3、 H= 2.2
◆Wsc: 57.0 スイリンカ     R= 34、 RR= 43、 RT= 36、 D= 2.5、 A= 3、 H= 1.1
◆Wsc: 55.4 アイアムカミノマゴ R= 34、 RR= 55、 RT= 45、 D= -1.9、 A= 1.6、 H= -.6
以上がWsc55超えた推奨馬
◇Wsc: 52.0 チャームポット   R= 44、 RR= 53、 RT= 40、 D= -2.4、 A= .5、 H= .1
◇Wsc: 51.3 ワンカラット    R= 43、 RR= 48、 RT= 42、 D= -3.2、 A= 1.2、 H= -.8
◇Wsc: 50.2 アイレンベルグ   R= 45、 RR= 48、 RT= 39、 D= -2.6、 A= -1.4、 H= 4.9
◇Wsc: 45.9 レディルージュ   R= 36、 RR= 45、 RT= 39、 D= -2.5、 A= 1.2、 H= .8
◇Wsc: 44.8 コウエイハート   R= 45、 RR= 46、 RT= 32、 D= -3.4、 A= 2.6、 H= -1
◇Wsc: 43.3 キリコンサート   R= 24、 RR= 35、 RT= 34、 D= 1.9、 A= 3.8、 H= 0
◇Wsc: 43.1 アンジュアイル   R= 36、 RR= 44、 RT= 39、 D= -2.7、 A= -.6、 H= 4.2
◇Wsc: 41.0 パールシャドウ   R= 35、 RR= 41、 RT= 40、 D= -3.2、 A= 1.3、 H= 0
◇Wsc: 34.8 アディアフォーン  R= 43、 RR= 41、 RT= 33、 D= -6、 A= .9、 H= -.3
◇Wsc: 30.2 フキラウソング   R= 23、 RR= 35、 RT= 42、 D= -4.4、 A= -.1、 H= -.7

   ・Wsc  :ウィニング・スコア→上位入着の可能性を示す総合指標で以下の指標から算出
   ・Rsc  :レースの実績→過去1年6か月を遡ったレースの実績を示す
   ・RRsc :最近の実績→6か月以内の直近3レースの実績を示す
   ・RTsc :タイム→最近のレースでの走破タイムを示すスコア
   ・DfWL :勝っぷり→勝った馬はどれだけ突き放したか、負けた馬はどこまで粘ったかを示す
   ・Asc :先行力→先行した実績を示すスコアで、高いほど先行している
   ・Hsc  :末脚→上り3ハロンの馬群の中で相対的に前に出たか後退したかを示す

【 展望 】
出走する16頭はここまで出走権を獲れなかった馬と見た方が良いようだ。ミクロコスモスはその最たる例で、好走はするものの賞金の上積みがなく最後のトライアルに賭けることになった訳だ。ここでも中心馬の1頭であることには変わりないが全幅の信頼は難しい。替って登場のラヴェリータだが、実績はダートが中心で芝での不安がある。これにはスペシャルクインも同様だ。すると消去法でショウナンカッサイが浮上するが、キャリアはまだ3戦、新馬・特別連勝のあとのG?兆戦は4着で一見好走だが、内容は褒められたものではなく、新馬・特別連勝のスイリンカと同様の評だ。
そうなるとWscのランキングの順ということになる。牡馬に伍して好走のラヴェリータ、上昇過程の良いショウナンカッサイとスイリンカ、好走するも一息足りないミクロコスモスとなりそうだ。

【 展開 】
先行脚質が揃い、活気のあるレースになりそうだ。阪神競馬場が改修されて温和なコースになり、懐かしくなってしまった気違いペースを彷彿させるレースが見られるかも知れない。
レースは5つのグループを構成して進みそうだ。まず先頭グループは、キリコンサート、ショウナンカッサイ、スイリンカの3頭で競り合うと思われる。それに続くのが、コウエイハートとラヴェリータだ。
中段が、アイアムカミノマゴ、パールシャドウ、ワンカラット、レディルージュ、アディアフォーンの5頭が位置取ることになる。
後方は前の方に、チャームポット、スペシャルクイン、ミクロコスモスがつけ、そのあとに、フキラウソング、アンジュアイル、アイレンベルグが控える様相だ。
ペースは速くなることが予想されるが、1400mなので後方も悠長に構えている訳にはいかない。3コーナーから忙しくなり、4コーナーの位置取り合戦は熾烈を極めるだろう。ここで脱落では、直線の叩き合いにも参加はできなくなる。


11:38:27 | datesui | No comments |

06 March

#532.春弥生、クラシックはもうすぐ

弥生賞となると春になった気がする。さすがに皐月賞はもうすぐという感じがする。4月19日の皐月賞は中山の芝2000mだが、弥生賞も中山の芝2000m、場所も距離も全く同一条件のトライアルなのだ。しかも、上位3着までに皐月賞への優先出走権が与えられるのだ。こうなると各陣営も単なるお手合わせや足慣らしとはいかないだろう。本番さながらのゲネプロ状態で臨んでくるはずだ。こちらも本番モードで受けて立とう。

【 Wscランキング:弥生賞 】
◆Wsc: 68.1 セイウンワンダー  R= 40、 RR= 55、 RT= 50、 D= 2.7、 A= .3、 H= 3.4
◆Wsc: 62.4 ロジユニヴァース   R= 52、 RR= 54、 RT= 36、 D= 2.5、 A= .9、 H= 3.7
◆Wsc: 60.6 アーリーロブスト  R= 49、 RR= 53、 RT= 35、 D= 2.3、 A= 2.6、 H= 1.6
◆Wsc: 59.3 アントニオバローズ R= 32、 RR= 55、 RT= 50、 D= 1.8、 A= 1.1、 H= 1.9
以上がWsc55を超えた推奨馬
◇Wsc: 48.4 ケイアイライジン  R= 38、 RR= 46、 RT= 31、 D= .2、 A= -.1、 H= 4.4
◇Wsc: 43.9 アポロリバティー  R= 24、 RR= 36、 RT= 42、 D= 1.6、 A= 2.8、 H= 1.1
◇Wsc: 43.2 ハイローラー    R= 34、 RR= 51、 RT= 36、 D= -2.9、 A= -.6、 H= .1
◇Wsc: 42.6 レオウィザード   R= 25、 RR= 36、 RT= 20、 D= 4.4、 A= 3.8、 H= 0
◇Wsc: 42.2 モエレエキスパート R= 37、 RR= 48、 RT= 36、 D= -3、 A= .4、 H= .3
◇Wsc: 40.0 ミッキーペトラ   R= 25、 RR= 34、 RT= 32、 D= 1.3、 A= 3.1、 H= .5
◇Wsc: 39.2 キタサンアミーゴ  R= 34、 RR= 40、 RT= 27、 D= .2、 A= .7、 H= 6.5
◇Wsc: 00.9 リアライズナッシュ R= 0、 RR= 0、 RT= 0、 D= 0、 A= 0、 H= 0

   ・Wsc  :ウィニング・スコア→上位入着の可能性を示す総合指標で以下の指標から算出
   ・Rsc  :レースの実績→過去1年6か月を遡ったレースの実績を示す
   ・RRsc :最近の実績→6か月以内の直近3レースの実績を示す
   ・RTsc :タイム→最近のレースでの走破タイムを示すスコア
   ・DfWL :勝っぷり→勝った馬はどれだけ突き放したか、負けた馬はどこまで粘ったかを示す
   ・Asc :先行力→先行した実績を示すスコアで、高いほど先行している
   ・Hsc  :末脚→上り3ハロンの馬群の中で相対的に前に出たか後退したかを示す

【 展望 】
Wscのランキングから、セイウンワンダー、ロジユニヴァース、アーリーロブスト、アントニオバローズが優位だが、これらの4頭は重賞での勝利実績もあり、群を抜いている存在だ。さらに重賞2勝のセイウンワンダーとロジユニヴァースが他をリードしている状況だ。この2頭の比較ではタイムのセイウンワンダー、着差のロジユニヴァースとなろうか。好タイムで連勝しているセイウンワンダー、かたや2着を大きく引き離しての勝利のロジユニヴァースということだ。どちらも捨てがたい要素だが、タイムのスコアの高さに散在能力を感じ取ってセイウンワンダーをイチオシにしてみる。当然、ロジユニヴァースも差のない2番手である。
この2頭を脅かす、というより脅かさなくてはならないのがアーリーロブストとアントニオバローズになる。タイムのスコアからアントニオバローズにはなるが、脚質に比べ末脚のスコアが低いのが気になる。結論的には、この2頭は連下の範囲は抜けきれない状況だ。

【 展開 】
12頭と手ごろな頭数なので展開による紛れは少ないだろう。過去の実績通りの展開とみて十分だろう。
先行するのは、レオウィザード、ミッキーペトラ、アポロリバティー、アーリーロブストの4頭とみる。このうち先頭をきりそうなのが、レオウィザードとミッキーペトラとなりそうだ。中段は、アントニオバローズ、ロジユニヴァース、キタサンアミーゴの3頭だろう。後方に控えるのが、モエレエキスパート、セイウンワンダー、リアライズナッシュ、ケイアイライジン、ハイローラーとなるだろう。

多頭数ではないので、各馬とも自分のペース、自分の脚質での展開になるはずだ。3コーナーからセイウンワンダーとロジユニヴァースのマークの仕合となり、そのまま直線に入り坂上で叩き合いになるというシナリオが両雄の描いているものだろう。そこで、アーリーロブストとアントニオバローズにレースをおもしろくする裏ワザに期待をしたい。3角からのスパートや2頭の競り合いになる前の出し抜けなど、何かを見せて欲しい。アーリーロブストは大逃げを打ってもおもしろいと思われる。


12:25:32 | datesui | No comments |