Archive for 21 March 2009

21 March

#538.本番間近、だがここは不作か

春のG?はクラシックと淀の天皇賞だ。そこへ向けての前哨戦が東西で決行される。東は中山のスプリング・ステークスで、西は阪神での阪神大賞典だ。阪神大賞典はスクリーンヒーローとオウケンブルースリの一騎打ちの様相だが、スプリングSは勝負付けがこれからのメンバーが揃い、十分な検討が必要だ。
データベースも苦渋のアウトプットと思える検討データを吐き出してきたので、ゆっくり分析をしてみよう。

【 Wscランキング:スプリングS 】
◆Wsc: 64.6 フィフスペトル   R= 42、 RR= 67、 RT= 46、 D= .9、 A= .2、 H= 2.5
◆Wsc: 60.5 サンカルロ     R= 48、 RR= 61、 RT= 47、 D= -1.1、 A= -.6、 H= 3.6
◆Wsc: 57.9 リクエストソング  R= 50、 RR= 51、 RT= 38、 D= .8、 A= -.8、 H= 2.2
◆Wsc: 55.8 アンライバルド   R= 48、 RR= 51、 RT= 29、 D= 1.4、 A= -.7、 H= 2.9
以上がWsc55を超えた推奨馬
◇Wsc: 54.1 イグゼキュティヴ  R= 50、 RR= 56、 RT= 34、 D= -1、 A= .3、 H= .2
◇Wsc: 52.8 レッドスパーダ   R= 33、 RR= 41、 RT= 45、 D= .9、 A= 3.3、 H= 1.
◇Wsc: 51.9 セイクリッドバレー R= 39、 RR= 51、 RT= 38、 D= -1.3、 A= -.1、 H= 1.8
◇Wsc: 51.0 キタサンガイセン  R= 47、 RR= 48、 RT= 33、 D= -.5、 A= -.9、 H= 3.4
◇Wsc: 50.3 メイショウドンタク R= 48、 RR= 49、 RT= 36、 D= -1.8、 A= 1、 H= -2
◇Wsc: 49.6 メイショウダグザ  R= 27、 RR= 46、 RT= 44、 D= -.4、 A= 1.5、 H= .1
◇Wsc: 49.4 セイクリムズン   R= 16、 RR= 41、 RT= 54、 D= -.3、 A= .8、 H= -.4
◇Wsc: 48.5 ツクバホクトオー  R= 34、 RR= 48、 RT= 47、 D= -3.3、 A= -.2、 H= 2
◇Wsc: 48.3 サイオン      R= 22、 RR= 42、 RT= 43、 D= .9、 A= -.6、 H= 2.1
◇Wsc: 47.7 マイネルエルフ   R= 44、 RR= 49、 RT= 36、 D= -2.3、 A= 2.5、 H= -.3
◇Wsc: 39.6 リスペクトキャット R= 17、 RR= 35、 RT= 45、 D= -2、 A= .7、 H= .1
◇Wsc: 17.9 トップクリフォード R= 40、 RR= 50、 RT= -43、 D= -6.6、 A= -.7、 H= -1.5

   ・Wsc  :ウィニング・スコア→上位入着の可能性を示す総合指標で以下の指標から算出
   ・Rsc  :レースの実績→過去1年6か月を遡ったレースの実績を示す
   ・RRsc :最近の実績→6か月以内の直近3レースの実績を示す
   ・RTsc :タイム→最近のレースでの走破タイムを示すスコア
   ・DfWL :勝っぷり→勝った馬はどれだけ突き放したか、負けた馬はどこまで粘ったかを示す
   ・Asc :先行力→先行した実績を示すスコアで、高いほど先行している
   ・Hsc  :末脚→上り3ハロンの馬群の中で相対的に前に出たか後退したかを示す


【 展望 】
ここは実績上位のフィフスペトルに上昇馬が挑戦という図式が妥当というのが、大方の見方だろう。中心となるフィフスペトルは函館2歳Sを早々と勝って、G?の京王杯、G?の朝日杯をともに2着なら堂々たるクラシック候補だが、ゴール前の詰めがイマイチで成績ほどの強さを感じないのだ。
だが、対抗する面々を見渡しても全体に力強さがなく、期待できそうなのはやはりスコア上位のサンカルロ、リクエストソング、アンライバルドの3頭になるだろう。その中から強いてフィフスペトルの相手を探せば、上昇中のサンカルロを指名したい。


【 展開 】
レースは、3歳のこの時期にしては、逃げ、先行、差し、追い込みが揃った形の整った展開になりそうだ。
まず逃げるのは、レッドスパーダかマイネルエルフになるだろう。これらを追う先行グループは、メイショウダグザ、メイショウドンタク、セイクリムズン、リスペクトキャットになるだろう。中段は、イグゼキュティヴ、フィフスペトル、セイクリッドバレー、ツクバホクトオーの4頭が占め、後方はサイオン、サンカルロ、アンライバルド、トップクリフォード、リクエストソング、キタサンガイセンとなるだろう。

ペースは逃げ馬がいるが速くはならないだろう。中山の1800mというコーナーとコーナーの間隔の短い小回りコースの上、意外と戦績を積んでいるメンバーでのバランスの取れた脚質構成なのでおかしなレースにはなりにくいだろう。さらに有力馬が後方に集まり、駆け引き牽制の仕合は後方での出来事になるので、前の方は無風で進む可能性がある。
3コーナーから徐々に動き、4コーナーで良い位置が取れればというオーソドックスなレースになるだろう。それだけに伏兵は出現しにくいと考えるが、それでも中心馬には全幅の信頼は寄せにくいのだ。


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