Archive for 05 June 2009
05 June
#569.やはり2強か
日本の競馬の功労者といえば、有馬頼寧(ありまよりちか)と安田伊左衛門(やすだいざえもん)だろう。お二人の功績をたたえ、有馬頼寧は有馬記念、安田伊左衛門は安田記念というレースが残された。安田記念は1958年に現在の名称になり、1984年にG?に昇格し、以後マイル戦線の最高峰のレースに位置づけられ今日に至っている。なお、このレースは国際レースとして海外の調教馬にも開放されている。香港の馬が活躍をしていることでも馬券ファンにはお馴染である。
【 Wscランキング:安田記念 】日本馬のみ。外国馬はデータが不十分のため除外。
◆Wsc: 73.4 ウオッカ R= 58、 RR= 85、 RT= 68、 D= 4.6、 A= 1、 H= 2.2
◆Wsc: 64.1 スーパーホーネット R= 71、 RR= 77、 RT= 61、 D= .1、 A= -.3、 H= 4.4
◆Wsc: 59.8 ディープスカイ R= 54、 RR= 78、 RT= 60、 D= .2、 A= -.4、 H= 5
◆Wsc: 59.1 カンパニー R= 66、 RR= 76、 RT= 53、 D= -.8、 A= 0、 H= 4.2
以上がWsc55を超えた推奨馬
◇Wsc: 53.1 スズカコーズウェイ R= 51、 RR= 65、 RT= 64、 D= -.1、 A= .1、 H= 3.2
◇Wsc: 51.9 アブソリュート R= 52、 RR= 63、 RT= 54、 D= 0、 A= -.4、 H= 4.7
◇Wsc: 49.2 ライブコンサート R= 53、 RR= 57、 RT= 60、 D= -1.5、 A= 0、 H= 3.8
◇Wsc: 48.9 トウショウカレッジ R= 45、 RR= 72、 RT= 59、 D= -2.6、 A= -.7、 H= 2.8
◇Wsc: 48.4 ホッカイカンティ R= 53、 RR= 56、 RT= 52、 D= -.5、 A= 1.6、 H= 3.1
◇Wsc: 48.0 ローレルゲレイロ R= 59、 RR= 58、 RT= 51、 D= -2.3、 A= 3.7、 H= -1.7
◇Wsc: 46.2 スマイルジャック R= 45、 RR= 65、 RT= 57、 D= -2.2、 A= 1、 H= 1
◇Wsc: 45.2 ファリダット R= 52、 RR= 62、 RT= 58、 D= -3.6、 A= -.8、 H= 3.5
◇Wsc: 42.5 リザーブカード R= 53、 RR= 53、 RT= 56、 D= -3.8、 A= -.5、 H= 2.5
◇Wsc: 41.5 マルカフェニックス R= 38、 RR= 56、 RT= 51、 D= -2.1、 A= .6、 H= .3
◇Wsc: 34.9 タマモサポート R= 47、 RR= 43、 RT= 55、 D= -5.2、 A= 1.9、 H= -.9
◇Wsc: 33.9 コンゴウリキシオー R= 39、 RR= 41、 RT= 58、 D= -4.8、 A= 3.9、 H= -5.7
・Wsc :ウィニング・スコア→上位入着の可能性を示す総合指標で以下の指標から算出
・Rsc :レースの実績→過去1年6か月を遡ったレースの実績を示す
・RRsc :最近の実績→6か月以内の直近3レースの実績を示す
・RTsc :タイム→最近のレースでの走破タイムを示すスコア
・DfWL :勝っぷり→勝った馬はどれだけ突き放したか、負けた馬はどこまで粘ったかを示す
・Asc :先行力→先行した実績を示すスコアで、高いほど先行している
・Hsc :末脚→上り3ハロンの馬群の中で相対的に前に出たか後退したかを示す
【 展望 】
ここはデータから断然のウオッカを推したい。死角はなしと見たい。正直、2着探しをした方が時間の無駄が省けるというものだ。これもスーパーホーネット、ディープスカイ、カンパニーの3頭が実績、最近の安定感から抜群の状態で、推されるのは当然だろう。その他で、ここへ絡むとしたら去年の例から香港馬か。
この後の思考の展開としては、2着候補の3頭の順番か、Wsc55以下から注目馬が見つからないか、ということだろう。
2着候補の順番では、スーパーホーネットとカンパニーは歴戦が邪魔して新鮮味に欠ける嫌いがある。そこへのディープスカイは新鮮味があって、いかにも売り出し中ということに見え、更なる上積みの期待がかかる。距離は異なるが、ジャパンカップではウオッカにも先着をしている実績もある。
Wsc55以下の注目馬は意外と不在で、強いて挙げれば東京得意のスズカコーズウェイか道悪でもアブソリュートだろう。
そこまで推すなら外国馬の方から考えるべきかもしれない。昨年ウオッカの2着という実績あるアルマダだが、1年経っても「ある、まだ」というところか。
【 展開 】
逃げる馬、追いかける先行馬、中段につける馬、後方に控える馬と、いろいろの脚質が揃い、ダレたようなレースにはならず、完璧な安田記念になりそうだ。
逃げるのは2頭いるが、コンゴウリキシオー、ローレルゲレイロのどちらかが逃げを打つ。ただ並列進行で差の形にはなりにくいと思われる。このあとは2つの集団に分かれての先行グループになる。まず、前の先行ループは、タマモサポート、ホッカイカンティの2頭だ。後の先行グループは、スマイルジャック、ウオッカ、マルカフェニックスの3頭で、ここがレースをつくることになる。中段は、スズカコーズウェイ、カンパニー、ライブコンサートの3頭が、後方グループとの距離を保ちながら進むことになる。後方は、スーパーホーネット、アブソリュート、ディープスカイ、リザーブカード、トウショウカレッジ、ファリダットの6頭で、東京の長い直線をスパートするために力の温存を第一に控えることになる。
東京の直線は長い。そして坂がある。さらに馬場は悪そうだ。これだけの条件が揃うと、相当タフな脚が使えないと追いこんで勝つのは難しそうだ。追い込みは4コーナーの手前で脚を使ったらゴールまでは持たないだろう。逆に、直銭に入るまえのアドバンテージは有効なので、無理な脚を使わずに好位に進出できた梅にも勝機はあろう。
この2つの条件を満たす馬は2頭。先行して抜け出せるウオッカとロングスパートが利くディープスカイだ。あとは運良く条件に合致した馬だが、これは残念ながら走ってみてのことになる。
18:03:49 |
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