Complete text -- "#78.ザルツカンマーグート?"

05 June

#78.ザルツカンマーグート?

ザルツカンマーグートの旅はザンクト・ギルゲンから船に乗って湖上遊覧となった。嬉しいことに少しずつだが天気も良くなってきたのは、一行の中に日頃の行いの良い方がいらっしゃるからなのだろう。それはこのツアーの一行なら十分頷ける。なにしろ品の宜しいことこの上なく、今までのツアー経験の中では最高の方々だった。集合に遅れる人はなく、いつも5分前にはほとんどのメンバーが揃っている。何か不手際があって待たされていても文句を言う人もいない。当然のことだが、自分だけこうしてくれという我侭もまったくなかった。

天気が良くなると、景色も冴えてくる。両岸の奇岩、巨岩のすきまの小さな草原の上の瀟洒な館があったり、雨のなごりか霧に曇ったような山肌がめたりした。蘇軾の西湖の遊んだ漢詩や、芭蕉の「象潟や雨に西施がねぶの花」という句が思い浮かんできた。水のあるところで天気が変わると、洋の東西を問わず美しい景観が楽しめるものだ。

船は順調に進んだらしく気持ち良くコーヒーをいただいていたら、もうすぐザンクトボルフガングで下船とのことだった。慌しくチェックを済ませて降りたら、傘を忘れてしまった。それも少し経って船が出てしまってから気づいたので、ガイドのお姉さまが一応の手続きはしてくれたが、難しいことになってしまった。少し気が滅入ったが、ザンクトボルフガングはとてもきれいな家々が建ち並び、一気に気持ちがハイになってしまった。


ご機嫌な湖上遊覧が続き、きれいな館が見える。ザンクトボルフガングが見えてきた。まず町のシンボルの教会から。



昼食を予定している「白馬亭」だ。中から湖を眺めたら絶景かも。慌しく降りた船着場。写真なんか撮ってないで傘に注意を払うべきだったか。



船着場から出るとすぐ、目に飛び込んできたのがこの家。どの家もみんなきれいに花が飾られている。
 


左のホテル兼レストランは黒馬亭という名前だった。これから行く白馬亭となにかの因縁でもあるのか。路地の先の右側が白馬亭の入口になるが、この界隈の雰囲気もリゾート気分満点だった。
 


06:00:00 | datesui | |
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06/07/06 19:14:56
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