Complete text -- "#371.いつもと違う"

20 March

#371.いつもと違う

今週の注目レースは皐月賞トライアルのスプリング・ステークスだ。中山での芝1800mのこのレースで3着以内に入れば、本番の皐月賞への優先出走権が与えられる。その皐月賞への優先切符は全部で8枚あって、3月9日の弥生賞で3枚、土曜日22日の若葉ステークスで2枚、そしてこのレースで3枚となっている。とくに弥生賞は早めに確定できるだけではなく距離も本番と同じ2000mのため、有力馬は弥生賞に殺到し、スプリング・ステークスは淋しいメンバーになってしまった時期もあった。最近はこのスプリング・ステークスも持ち直してきて、二冠馬のメイショウサムソンなどの出走もみられ、検討にも熱が入るようになった。

【 スプリングS 】
◆Wsc: 60.2 ドリームシグナル   R: 54、 RR: 67、 RT: 51、 D: .2、 A: -.7、 H: 2.7
◆Wsc: 59.8 レインボーペガサス  R: 54、 RR: 60、 RT: 49、 D: 1.4、 A: -1、 H: 6.7
◆Wsc: 57.7 ショウナンアルパ   R: 57、 RR: 59、 RT: 45、 D: .8、 A: 3.3、 H: 2.3
◆Wsc: 57.4 スマイルジャック   R: 58、 RR: 61、 RT: 42、 D: .1、 A: .5、 H: 4.2
◆Wsc: 57.1 レッツゴーキリシマ  R: 46、 RR: 67、 RT: 47、 D: -.7、 A: 1.2、 H: 1
以上の5頭がWsc55以上の推奨馬。
◆Wsc: 54.5 オーロマイスター   R: 48、 RR: 54、 RT: 50、 D: -1.3、 A: -1.6、 H: 6.5
◆Wsc: 53.9 シンワラヴ      R: 30、 RR: 49、 RT: 61、 D: .8、 A: .7、 H: 1.5
◆Wsc: 52.7 アイティトップ    R: 44、 RR: 56、 RT: 36、 D: .4、 A: -1.2、 H: 6.1
◆Wsc: 51.5 アルカザン      R: 48、 RR: 54、 RT: 38、 D: -.9、 A: -1.2、 H: 4.7
◆Wsc: 51.4 サダムイダテン    R: 52、 RR: 60、 RT: 32、 D: -2、 A: -1.5、 H: 5.5
◆Wsc: 49.3 ベンチャーナイン   R: 49、 RR: 51、 RT: 39、 D: -3.2、 A: -1.4、 H: 5
◆Wsc: 49.2 アサクサダンディ   R: 37、 RR: 43、 RT: 50、 D: -1.8、 A: 1、 H: 1.6
◆Wsc: 47.7 アポロドルチェ    R: 38、 RR: 44、 RT: 50、 D: -3.4、 A: -.4、 H: 1.4
◆Wsc: 45.9 フローテーション   R: 40、 RR: 46、 RT: 30、 D: -2.6、 A: -.3、 H: .4
◆Wsc: 25.9 ウォーボネット    R: 0、 RR: 0、 RT: 0、 D: 0、 A: 0、 H: 0
◆Wsc: 25.9 ダイワワイルドボア  R: 0、 RR: 0、 RT: 0、 D: 0、 A: 0、 H: 0

   ・Wsc  :ウィニング・スコア→上位入着の可能性を示す総合指標で以下の指標から算出
   ・Rsc  :レースの実績→過去1年6か月を遡ったレースの実績を示す
   ・RRsc :最近の実績→6か月以内の直近3レースの実績を示す
   ・RTsc :タイム→最近のレースでの走破タイムを示すスコア
   ・DfWL :勝っぷり→勝った馬はどれだけ突き放したか、負けた馬はどこまで粘ったかを示す
   ・Asc :先行力→先行した実績を示すスコアで、高いほど先行している
   ・Hsc  :末脚→上り3ハロンの馬群の中で相対的に前に出たか後退したかを示す


【 展望 】
上位5頭の争いだろう。その中で、ドリームシグナル、レインボーペガサスが優位だが、ショウナンアリパ、スマイルジャック、レッツゴーキリシマが差のない状態で続いている。
このレースの勝ち負けも大切だが、このレースを勝って本番へ進んだときのことを考えると、3連勝のショウナンアルパに期待を持ちたいところだ。スマイルジャックのように、たとえ着外ナシとはいえ、勝ったのが8か月も前の新馬戦だけでは大きな期待はできようがない。この話題に上がった2頭は珍しくも関東馬だ。そう、今年はインフルエンザか、それとも例年にない冬の寒さか、原因はともかく関西馬が例年の勢いがなく、その間隙をついて関東馬が抵抗や善戦をしているのだ。久しぶりに関東馬に注目するのもルール違反などにはならないと思う。

【 展開 】
過去の実績から先行タイプは判別できるが、果たしてその通りの先行策を採るだろうか。
実績からはショウナンアルパが逃げそうだが、逃げたくないのだが押し出されるように先頭に立つようなレースになってしまいそうだ。続いて、レッツゴーキリシマだが、これも抑えるレースを望むだろうが、これも前へ出てしまいそうだ。その後に、アサクサダンディ、シンワラヴ、スマイルジャック、となるが、レースではこのへんが有利なポジションになりそうだ。
中段は、ウォーボネット、ダイワワイルドボア、フローテーション、アポロドルチェ、ドリームシグナル、レインボーペガサスがひと塊りをつくるが、ペースが遅いとこの塊りは混み合って良いポジション取りに忙しくなる。
後方は、アルカザン、アイティトップ、ベンチャーナイン、サダムイダテン、オーロマイスターとなるが、これもゆったりと進めれば良いが、ペースが遅く中段の集団とゴチャ混ぜになると、後方にいるのにスタミナのロスが出るという最悪の状況も考えられる。
スタートから1コーナーまでは短く、枠順やスタートの影響が大きい。先手を取るように先行できれば良いが、先行するのにスタミナを浪費したり、競り合って力の消耗があったりしたのでは、先行馬は苦戦だろう。逆に、スンナリ良いポジションが取れ、スローペースになれれば、先行馬はそのままゴールに駆け込めるだろう。
中山の馬場が少しずつ時計の掛かるようになってきている。加えて、この2日間の雨も微妙に影響をもたらすことだろう。


21:47:58 | datesui | |
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