Complete text -- "#9.悲しいほど図々しく"
24 February
#9.悲しいほど図々しく
フェブラリーSはカネヒキリが横綱相撲での快勝で、ドバイでの国際レースに弾みがつき、良い壮行会にもなったことでしょう。土曜日のクイーンカップは、レースよりも勝利騎手インタビューで面白い光景を見ました。騎手のルメールへ「スローペースでしたが、どんな気分で乗っていましたか」という質問であったのですが、通訳のお姉さん、英語はそれなりに達者なのでしょうが、競馬を知らないようで全く通訳になりません。そこへ業を煮やしたように男の声が割って入って、どうにかインタビューは完了しました。でもこの声、どうみても通訳の喋り方ではないようでしたが、最後に種明かしに顔が映りました。なんと、吉田照哉。北海道早来町の社台ファーム代表、日本一の生産者と言って良いホースマンで、高額納税者番付の常連でもあるのです。競馬の窮状に堪らず助けに入ったというように見え、気持ちの良い出来事でした。でも、これが悲しい日本の競馬の現状で、競馬への造詣や愛情もないまま競馬の仕事に図々しく入ってくる不届き者が多いのと、またそれを許す関係者も情ないのです。さて、気を取り直して競馬に集中。今週の番組は渋めの3連発で、中山記念、阪急杯、アーリントンカップです。中でもG?の中山記念の渋さは抜群で、次への繋がりがどうもはっきりしません。距離の1800mも単距離系が勝ったり、長距離系が勝ったりしてレースの傾向も全く見えてこないのです。ということは、馬券的にはいろいろな妄想を巡らせることができ、逆にとても楽しいのです。そこで、データ・ベースを繙くと、ダイワメジャー、エアメサイヤ、カンパニーと答えてきました。データ・ベースは中山記念でさえ余計な妄想を巡らせることをしませんんので、つまらないことを恥ずかしくもなく言える、悲しささえも超えた凄さがあります。いやいや、実に羨ましい限りです。
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