Complete text -- "#190.関東一番札"
19 January
#190.関東一番札
今週は東のAJCCに対し、西は平安ステークス。AJCC、アメリカジョッキークラブカップは正月明けの中山の名物レースで、今から47年まえの1960年の創設。昔は有馬記念の再戦ともとれる豪華メンバーでのレースもあった。特に関東で年明け最初のG?でもあり、4月末の淀の天皇賞・春を見据えた大レースなのだ。一方、平安ステークスはダートの重賞で、1994年創設、ほんの13年前だ。ところが、登録メンバーをみると、平安ステークスはバリバリのオープン馬が目白押しで、その数38頭。出走可能は16頭なので、とてつもない繁昌だ。たいして伝統のAJCCは僅か13頭で、こちらも出走可能は16頭。どうも、伝統がニューパラダイムに押されているようである。
だからか、データベースもAJCCにはおもしろい見方をしているようだ。
◎ チェストウイング 67.2→最近の実績、タイム
○ ラッキーブレイク 64.4→最近の実績、タイム
▲ マツリダゴッホ 60.9→勝ちっぷり、末脚
△ シャーベットトーン 58.3→勝ちっぷり、先行力
去年の末から安定した走りを続けているチェストウイングが中心で、ダートでしかも格下からの参戦だがラッキーブレイク、シャーベットトーンもこのところ安定した成績を残している。更にやや格下だが成績安定のマツリダゴッホが推されている。一方、少し前なら勢力地図を塗り分けていたエスタブリッシュ組の評価は、揃って低かった。
さて、展開だ。シャーベットトーン、インティライミ、フサイチアウステルが先頭集団を構成しそうだ。その後に、シルクネクサス、チェストウイング、と続くだろう。
中段には、インテレット、ジャリスコライト、シベリアンホーク、マツリダゴッホ、が占めることになる。
後方は、タガノサイクロン、ラッキーブレイク、エアセレソン、グラスポジションが控える展開になるだろう。
出走予定メンバーに顔がないと思われているが、いずれにしても春の楯獲りの関東一番札が出るのか出ないのかを占うレースになって欲しい。そして、出るとしたら、アルゼンチン共和国杯から追いかけてきたチェストウイングになるのが、今年の初夢だったのだ。
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