Complete text -- "#196.眼を凝らして"

02 February

#196.眼を凝らして

2月ともなるとクラシックの香りが漂い、共同通信杯の検討となるハズだったが、データベースは生意気にも情報の排出を拒否してきた。それもそのハズで、データの分析ができるほどの実績のある馬が少なく、とても検討できる状況ではないので、今回はシルクロードステークスを検討対象としよう。
シルクロードステークスは、京都の芝1200m。シルクロードというレース名からは長距離のイメージがあるが、短距離のG?高松宮記念に繋がる重要なステップレースだ。当初登録馬が33頭と多く賑やかだったが、最終出走馬が16頭になってみると出て欲しい馬もいたりする。まっ、検討結果を見てみよう。


 ◎ スピニングノアール 70.2→最近の実績、タイム、勝っぷり、末脚
 ○ アンバージャック  64.6→最近の実績、勝っぷり
 ▲ サチノスイーティー 55.6→最近の実績
 △ エムオーウイナー  55.5→先行力


実力上位のプリサイスマシーン、赤マル上昇中のサイキョウワールド、タイムの優秀なツムジカゼが出てこないのが残念だが、既成勢力が拮抗する中、連勝中の4歳アンバージャックは本物か、果たしてG?で通用するかを見極めるレースだろう。また、高松宮記念への勢力地図の確認として、既成勢力の状態もしっかり見届けておきたい。

展開は、ナリタシークレットが逃げる。だが、その後の先行集団がスゴイ規模だ。ディバインシルバー、エムオーウイナー、コパノフウジン、コスモフォーチュン、カフェボストニアン、サチノスイーティー、エイシンボーダンとまあ7頭だ。芝の1200mのこともあり先行ポジションに固まるのはもっともなことだ。
中段は、アンバージャックが前の方で、コスモシンンドラー、ビーナスラインが後になるが、これも一団という雰囲気だろう。
後方は、マルカキセキ、タガノバスティーユ、ロードマジェスティ、タマモホットプレイ、スピニングノアール、が続く展開が予想される。

先行馬が多く前が総崩れになれば、スピニングノアールには有利に運ぶことが考えられる。だが、ペースのいかんに関わらず4コーナーでは内外のコース獲りで相当ゴチャつきそうなので、後方待機の馬には微妙なリスクも絡んでくるだろう。となると、好位抜け出しという決着が考えられ、アンバージャックが該当しそうだが果たしてどうなるか。高松宮記念を見据えて、4コーナー手前からの馬群の動きを眼を凝らして見つめてみよう。


06:00:00 | datesui | |
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