Complete text -- "#94.遥かゲルマンに地で、?"

27 June

#94.遥かゲルマンに地で、?

1次リーグが終わって、いわゆる16強が揃った。顔ぶれを見ると、番狂わせは極めて少なかったようだ。もっともワールドカップは、強いから勝つのではなく、「勝ったチームが強い」ことを証明する場なので、番狂わせという言葉自体おかしいのかも知れない。だから、贔屓があっての期待はずれという言葉なら適切といえよう。最大の期待はずれがF組の日本だが、自国チームを応援するのは当たり前なことなので、1次リーグを敗退した全ての国で最大の期待はずれが起きていることになる。ネドベドのチェコやしぶといパラグアイなど、もう少し見てみたいチームではあるが、ガーナやスウェーデンと取って代わるほどのことでもないので、順当というところだろう。

今回の1次リーグは全チームが概して慎重に戦ったと思われる。その現われが得点に出ている。#89でも途中経過を紹介したが、48試合が終わってみると総得点は114点、前回の日韓大会の131点と比べると17点も減っている。1試合平均でも2.7点から2.4点への減だ。特徴的なのはスコアレス・ドローが増えたことだ。前回は2試合だったものが、6試合に増えている。無理に点を獲るより、安全に引き分けでも良しとする戦い方を採用したのだろう。

前回、6試合で9点しか入らない極端にデフレなグループがあった。さすがに今回は、9点こそなかったが、10点が2グループ出た。B組とG組だ。前回の9点は死のグループと言われたF組で、スウェーデン、イングランド、アルゼンチン、ナイジェリアの4か国だった。今回、スウェーデンとイングランドは同じB組に入って、またしてもデフレ組を見事に演出した。一方、アルゼンチンのC組は18点も入って今回の最高得点グループであり、ナイジェリアは出場していない。となると、スウェーデンとイングランドはデフレ組サッカー、つまり点の入らないサッカーが得意なチームのようだ。このようなチームのサッカーが、確実に1次リーグを突破できるサッカーということになるのだろう。


06:00:00 | datesui | |
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06/27/06 17:48:16
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