Complete text -- "#242.眼福"

26 April

#242.眼福

テレビを見ていて、思いがけないものを見ることができたりするとすごく嬉しいときがある。そのくらい今のテレビは期待するものが少なくなったと感じている。
今日(25日)の夕食時、テレビのチャンネルをあっちこっちザッピングして、どこかで野球でもやっていないかと思ったが、どうも気にいる中継がなかった。じゃ、やめるかと思ったとき、MXテレビでソフトバンク×西武戦が放映されていた。カードとしても掘り出しものと思えるいいものに当って嬉しかったが、それだけではなかった。ゲームの合い間合い間にベンチの様子が映し出されるが、王監督や伊東監督には特に感ずるものはなかったが、コーチの姿にホホウというものがあった。

西武のベンチには、ピッチングコーチで荒木大輔がいるではないか。全国のママに我が子を大輔と命名させた元祖アイドル甲子園児だ。松坂大輔もその子のひとりだろう。少しふっくらとしたようだが、昔の面影は十分ある。いや、品良く年を重ねた良いオトナに見え好感さえ持てた。
対してソフトバンクのベンチにはヘッドコーチの森脇が控えている。森脇の美貌は一級品で、広島カープに在籍した現役時代、成績はひとつパッとしなかったが、その美貌には隠れ森脇ファンもいた程なのだ。監督の王は後の方に座っていて、森脇がその前に立つので、これぞ男前という姿が大写しになった。試合は途中からワンサイドになってしまったが、そんな時は両チームのベンチでも紹介したらどうかと思った。野球界には珍しい、男前合戦なんてのも一興にはならないかと思った次第だ。

そう言えば数年前、近鉄バファローズのベンチが豪華だった。監督の梨田以下、ヘッドコーチの真弓、ピッチングコーチの小林と、それは男前トリオの揃い踏み。良く3人並んでいたので、よく取り揃えたものだと思ったものだった。特に、当時の近鉄の選手の方は、中村ノリとか北川とか大村などで、失礼だが首脳陣とは人種が違うようで、そのコントラストも見事だった。でも、こんなことはあまり話題にもならないし、ましてやパ・リーグのこと、話題にしても誰も反応しないだろう。


06:00:00 | datesui | |
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