Archive for 17 March 2006
17 March
#24.勝ちっぷりと温情
野球は韓国に負けてしまって、とてもガッカリだ。アメリカ戦で妙な判定があり、この韓国戦もアメリカにとっては日本に負けて欲しい一戦であったが、こともあろう審判は4人中3人がアメリカ人だった。だから負けたとは言わないが、悔し紛れにアメリカ・パラダイムの中での善戦と褒めるべきか。さて、気持ちを切り替えて金曜日は競馬だ。先週は牧原由貴子の嫁入りの話題で持ちきりだった。フィリーズレビューを見事に勝ったダイワパッションも、デビューの新馬戦に牧原由貴子が乗ったというだけで特別な扱いがされていたほどだ。ちなみに、この新馬戦は1番人気だったが結果は9着とのことだった。とあれ今年はまだ騎乗がないが増沢由貴子となっても活躍はして欲しいし、なによりも競馬はブラッド・スポーツ、繁殖の楽しみがある。夫君の父親は2000勝をマークした、鉄人ジョッキー増沢末夫であり、これに極めて希少な現役ジョッキーが母親という血統は社台ファームだって実現できまい。武豊、横山典弘、福永祐一などの2代目ジョッキーを凌ぐ逸材を期待している。
さて、東西で2つ注目レースがある。中山のスプリングステークスと阪神の阪神大賞典だ。
スプリングステークスは皐月賞への最終選考会だ。今のところ勢力分布図は、東の横綱がアドマイヤムーンで、西の横綱がフサイチリシャールだろう。そのフサイチリシャールが出てくる。アドマイヤムーンとの直接対決では負けているので、本番の皐月賞を楽しくするためにも、ここはフサイチリシャールがきちんと勝たなくてはいけない。唯一のG?馬でもあるので、その名誉もあるはずだ。とは言っても馬の耳に念仏だろうが。データからも、戦績、持ちタイム、勝ちっぷりなど死角はない。唯一展開が鬼門で、タマモサポートやニシノアンサーが邪魔になりそうだが、朝日杯のようなレースができれば問題クリアだ。
そうなると2番手だが、データ・ベースはメイショウサムソンとドリームパスポートを指名している。この2頭、データ的には、戦績、持ちタイム、勝ちっぷりなど全く差がない。だから2頭揃って負けることもあるだろう。このときの浮上要員として、データ・ベースはトーホウアランを指定してきた。格下とはいえ勝ちっぷりスコアが抜群とのことだが、勝ちっぷりスコアとは早来が苦し紛れに考案したスコアだ。
次の阪神大賞典に参ろう。ディープインパクトが有馬記念以来の出走になる。これも勝つことが前提だが、負けたときは競馬解説者が何を言うかが楽しみだ。とは言っても彼らは自分の考えや言葉を持ち出すのではなく、厩舎関係者や武豊の言葉を継ぎ足すぐらいしかできないだろう。とにかくディープインパクトの勝つ確率は高いだろうが、そこから先は走ってみなければわからない状況だ。そこで脇役だ。実績からはデルタブルース、インティライミ、アイポッパーだろう。またいつも決まったメンバーの長距離クラブの会員としては、デルタブルース、ハイフレンドトライ、ブリットレーンに、最近は出席の悪い古参会員のアイポッパー、チャクラ、また新規会員にはトウカイトリックも加わって、このレースには長距離自慢が集合して、これらのメンバーなら距離の心配はない。レース展開は面白くないだろう。ディープインパクトの周りに全馬が固まった超スローペースで、走破タイムも3分7、8秒もかかるようなことになりかねない。数年前活躍したタガジョウノーブルのような威勢の良い長距離の逃げ馬が出て欲しいところだ。さて、データ・ベースは、ディープインパクト、インティライミ、アイポッパーをかなりはっきりとした差をもって指名している。上位の2頭は世間体を意識してのことか、またアイポッパーは昨年のこのレースを1番人気で勝てなかったことへの温情でのこととしたら、味のあるデータ・ベースと言えるのだが。
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datesui |
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