＃90．映画に行ったら

久しぶりに近所の１０９シネマ木場へ映画を鑑賞に行った。遅れ馳せの『ダ・ヴィンチ・コード』を観たのだが、切符売り場で煩わしいことが起きた。ポイントカードが切り替えになるという。現在のポイントカードは６月で終了で、カードを新しくしないとポイントも無効になるということだ。じゃ、カードを替えようと思ったら、３種あってそのうちの１種だけがこの窓口でできるのだが、入会金が１０００円必要ということだった。説明を詳しく聞きたかったが、向こうはマイクで喋っているので、いかにもモノ分かりの悪いジジイの食い下がりのように見えてしまうのが嫌だった。「じゃいいや、でも自分で変だと思わない」と聞いてみたら、「会社が決めたことです」という今時珍しい骨董品的な回答を聞いてしまった。

そこで窓口ではこれ以上は無理と思って、モギリのところにいたお兄さんにあとの２つの方法を聞いてみたら、やはり更新に１０００円が必要なのだ。窓口で１０００円不要と思って選択した人は２度手間の上、やはり１０００円では納得いかないだろう。映画館というのは、こんな商売がまかり通る業界かと思うと羨ましい限りだ。

『ダ・ヴィンチ・コード』は本を先に読もうか迷っていたが、評判を聞くと映画を先に観ておいた方がどうも良さそうな気がした。また、込み入った話があることを期待していたので、日本語吹き替え版で観ることにした。観た感想は本が楽しみになったというか、本への影響は全くないと思えた。印象に残ったのは、トトゥの脚が意外と綺麗だったことぐらいかな。