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07 March
#362.何が抜け出すか
3歳のクラシックロードも最初のゴールに近づいている。3歳の状況は未だに五里霧中だが、もうそんなことを言っている場合ではない。今週の弥生賞は皐月賞トライアルで、3着までに入れば皐月賞への優先出走権が与えられる。しかも弥生賞は中山の芝2000m、コースも距離も本番と全く同じなのだ。ここで見通しの良い結果が得られれば、本番の皐月賞に向けて大きな弾みなることは間違いない。昨年の暮までの2歳戦線で余裕のある結果を残せた馬は、冬場はひとまず休みに入って春からの出走になる。特にこの弥生賞まで待機できた馬は相当な余力のある証拠で、期待もいやましに高まるものである。今年は中心馬不在と言われているが、この休養組が期待通りの走りをみせれば、中心馬不在も一気に吹き飛んでしまうだろう。何が抜け出すか、それが今年の弥生賞だ。
データベースも少ない情報の中で回答をしてきた。さすがに1勝馬ではデータの処理のしようがなかったようだが、あとはキッチリとカルキュレーションをしてくれたようだ。
【 弥生賞 Wscランキング 】
◆Wsc: 60.6 フサイチアソート R: 43、 RR: 62、 RT: 48、 D: 1.4、 A: -.8、 H: 5.5
◆Wsc: 60.5 キャプテントゥーレ R: 48、 RR: 62、 RT: 48、 D: -.2、 A: .7、 H: .6
◆Wsc: 58.5 マイネルチャールズ R: 62、 RR: 64、 RT: 27、 D: .4、 A: -.6、 H: 4.2
◆Wsc: 57.9 スズジュピター R: 43、 RR: 59、 RT: 50、 D: -1.3、 A: -.7、 H: 1.9
◆Wsc: 57.4 タケミカヅチ R: 45、 RR: 61、 RT: 46、 D: -1.5、 A: -.5、 H: 3.3
◆Wsc: 55.4 アインラクス R: 54、 RR: 64、 RT: 23、 D: .4、 A: -1.1、 H: 4.1
以上がWsc55以上の推奨馬
◆Wsc: 54.2 ベンチャーナイン R: 49、 RR: 53、 RT: 39、 D: -2.1、 A: -1.3、 H: 5.1
◆Wsc: 53.7 ブラックシェル R: 49、 RR: 50、 RT: 32、 D: -.4、 A: -1.6、 H: 5.9
◆Wsc: 53.6 ホッカイカンティ R: 40、 RR: 54、 RT: 45、 D: -2.2、 A: 1.6、 H: 1.2
◆Wsc: 47.6 シングンリターンズ R: 42、 RR: 49、 RT: 29、 D: -4.5、 A: -.7、 H: 1.9
◆Wsc: 46.8 ダイシンプラン R: 42、 RR: 49、 RT: 26、 D: -4.1、 A: -1.9、 H: 4.2
◆Wsc: 44.7 ピエナエイム R: 27、 RR: 36、 RT: 28、 D: -2.8、 A: -.8、 H: -.1
◆Wsc: 41.5 オリエンタルロック R: 39、 RR: 42、 RT: 8、 D: -3.3、 A: -1.8、 H: 1.2
◆Wsc: 28.8 テラノファントム 【検討データナシ】
◆Wsc: 28.8 ライムライトシチー 【検討データナシ】
◆Wsc: 28.8 ミッキージェット 【検討データナシ】
・Wsc :ウィニング・スコア→上位入着の可能性を示す総合指標で以下の指標から算出
・Rsc :レースの実績→過去1年6か月を遡ったレースの実績を示す
・RRsc :最近の実績→6か月以内の直近3レースの実績を示す
・RTsc :タイム→最近のレースでの走破タイムを示すスコア
・DfWL :勝っぷり→勝った馬はどれだけ突き放したか、負けた馬はどこまで粘ったかを示す
・Asc :先行力→先行した実績を示すスコアで、高いほど先行している
・Hsc :末脚→上り3ハロンの馬群の中で相対的に前に出たか後退したかを示す
【 展望 】
2歳戦線で見通しが立ち休養に入った待機組と、年明けから実績を積み重ねここに辿り着いた上昇組との興味ある一戦になった。待機組は、フサイチアソートを大将に、キャプテントゥーレ、スズジュピターという顔ぶれで、いわばキャリアのような存在だ。対して上昇組は、マイネルチャールズ、タケミカヅチ、アインラクスという面々でこちらは叩き上げという雰囲気だ。今年は、待機組に本来の大物感がなく、むしろ上昇組の方が信用できそうな気配が漂っている。こんな時こそ待機組があっさり勝って、クラシック路線を明確にして欲しいものだ。
【 展開 】
逃げるのは、ホッカイカンティだろう。追走するのが、キャプテントゥーレとなりそうだ。
次の先行集団は、タケミカヅチ、マイネルチャールズ、シングンリターンズ、スズジュピター、ピエナエイム、となるだろう。
中段は薄目で、フサイチアソート、アインラクス、ベンチャーナインといったところだ。
後方は、ブラックシェル、オリエンタルロック、ダイシンプランが控える形勢だ。
データのない3頭は、テラノファントムが中段よりやや前、ライムライトシチーが後方、ミッキージェットは先行すると思われる。
勝負の分かれ目になるのは3角4角の中間だろう。ここで良い位置を取って、早めに抜け出す。先行の馬も追い込みの馬も、今年のメンバーには確固たる力の差がないので、抜け出して振り切るという競馬になるものと思われる。
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