Archive for 11 July 2008
11 July
#424.荒れるもと
今週は夏競馬の風物詩のひとつでもある福島の七夕賞だ。昔は荒れる福島を言い表すように荒れていたものだったが、世の中の風潮を受けて、どこもかも個性がなくなり七夕賞もいつしか特徴を失いつつある。荒れるはずが荒れなくて、でも少しは荒れるかという状況だ。夏の能力把握の難しい時期のハンデ戦ということもあるが、その最大の要素は馬場だろう。まず、梅雨どきであり、福島の馬場は水はけが悪く渋りやすく、さらに七夕賞は開催最終日が多く、馬場が荒れているのだ。去年の優勝馬サンバレンティンも空いた内寄りの近道を通って勝ったわけで、馬場状態の発表は良にもかかわらず、他馬はインの荒れた馬場を警戒して大周りをしたのだ。荒れる七夕賞は、馬券の前に馬場が荒れていることを言っているのだろう。
【 Wscランキング:七夕賞 】
◆Wsc: 67.3 キャプテンベガ R= 47、 RR= 58、 RT= 60、 D= .5、 A= -.9、 H= 3.2
◆Wsc: 65.2 カネトシツヨシオー R= 47、 RR= 62、 RT= 57、 D= -1.5、 A= -1.2、 H= 4.5
◆Wsc: 61.6 グラスボンバー R= 49、 RR= 55、 RT= 58、 D= -1.6、 A= -1、 H= 3.4
◆Wsc: 60.5 マイネルキッツ R= 44、 RR= 54、 RT= 49、 D= -.4、 A= .1、 H= 2.7
以上がWsc55以上の推奨馬
◇Wsc: 53.4 トウショウヴォイス R= 37、 RR= 47、 RT= 55、 D= -2.8、 A= -.8、 H= 2.3
◇Wsc: 53.0 アクティブアクト R= 36、 RR= 42、 RT= 54、 D= -1.1、 A= .8、 H= 6.3
◇Wsc: 51.0 ビエンナーレ R= 34、 RR= 45、 RT= 53、 D= -2.8、 A= .6、 H= -1.4
◇Wsc: 50.1 ミヤビランベリ R= 36、 RR= 43、 RT= 50、 D= -2.1、 A= 2.8、 H= -1.9
◇Wsc: 47.9 ナリタプレリュード R= 33、 RR= 42、 RT= 43、 D= -2.5、 A= -.8、 H= .4
◇Wsc: 44.2 アルコセニョーラ R= 44、 RR= 43、 RT= 50、 D= -6、 A= -.8、 H= 2.5
◇Wsc: 42.0 ミストラルクルーズ R= 33、 RR= 42、 RT= 23、 D= -1、 A= .5、 H= 2.1
◇Wsc: 41.9 ヴィータローザ R= 51、 RR= 31、 RT= 40、 D= -5.6、 A= .4、 H= -1.6
◇Wsc: 41.7 ドリーミーオペラ R= 37、 RR= 38、 RT= 45、 D= -4.7、 A= -.1、 H= 1.1
◇Wsc: 39.0 ダブルティンパニー R= 41、 RR= 36、 RT= 50、 D= -6.5、 A= 1.4、 H= -.4
◇Wsc: 31.4 ハッピートゥモロー R= 21、 RR= 35、 RT= 43、 D= -5.8、 A= -.6、 H= .2
・Wsc :ウィニング・スコア→上位入着の可能性を示す総合指標で以下の指標から算出
・Rsc :レースの実績→過去1年6か月を遡ったレースの実績を示す
・RRsc :最近の実績→6か月以内の直近3レースの実績を示す
・RTsc :タイム→最近のレースでの走破タイムを示すスコア
・DfWL :勝っぷり→勝った馬はどれだけ突き放したか、負けた馬はどこまで粘ったかを示す
・Asc :先行力→先行した実績を示すスコアで、高いほど先行している
・Hsc :末脚→上り3ハロンの馬群の中で相対的に前に出たか後退したかを示す
【 展望 】
ここは、前走勝ち上がり組のキャプテンベガとカネトシツヨシオーで良さそうだ。加えて、道悪得意の福島巧者であるグラスボンバーの3頭が主力で、三つ巴の様相というところだろう。あとは、調子がいまひとつという状態の馬が多く、推奨はしづらい。その中で、安定感に欠けるがマイネルキッツの成績の波は、この7戦???????という妙な結果で、?を期待したくなってしまう。だが、このようなことに気づいたときは途切れるものというのが世の常だ。となると、七夕賞にはキャプテンベガが最もふさわしいはずだ。
【 展開 】
ハナを切って逃げるのは、ミヤビランベリだろう。これを追走するのが、ダブルティンパニーか。
この2頭のすぐ後ろに先行集団として、アクティブアクト、ビエンナーレ、ミストラルクルーズ、ヴィータローザが続くだろう。
中段は、マイネルキッツ、ドリーミーオペラの2頭となる。
後方待機が多く、ハッピートゥモロー、アルコセニョーラ、トウショウヴォイス、ナリタプレリュード、キャプテンベガ、グラスボンバー、カネトシツヨシオーの約半数の馬が控えることになる。
主力の3頭は後方からの競馬だ。末脚はカネトシツヨシオーが一番だろうが、三つ巴を意識しすぎて牽制していると、楽な展開になりそうなマイネルキッツに足元をすくわれそうだ。
12:06:29 |
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