Archive for 23 December 2008
23 December
#501.下谷七福神巡り? −寿老人・元三島神社−
東京下町の七福神巡りは4回目になり、下谷の七福神を徘徊してみる。今回の下谷巡りはJRの鶯谷駅から歩いて東へ進み、昭和通りを超えて酉の市で有名な鷲神社の横をかすめ、北上して三ノ輪に抜けるコースだ。まずは鶯谷駅のそばにある元三島神社だ。鶯谷駅の南口を出たので、JRの跨線橋である凌雲橋の途中から階段で下りて近道を通る。この界隈はホテル街でその細い道をひたすら急ぐ、平日の昼間だが隠微な雰囲気が漂っている。
さて、元三島神社についた。鳥居をくぐると狭い境内だが茅の輪が設えてあった。くぐると厄除けになるのだが、初めての人向けだろうか、ご丁寧なことにくぐり方の説明まで示されていた。まず、輪をくぐり左へ抜けて元へ戻り、またくぐって今度は右へ抜ける、ちょうど8の字を描くようにして3回目は真っ直ぐくぐり抜けて終わりとのことだ。お教えの通り茅の輪をくぐったところに賽銭箱があり、勢いで100円もはずんでしまった。
境内が狭いこともあり、その先は急な石段になっていて、登ったところに小さな本殿がある。この神社は四国にある大三島神社の出店みたいなものらしいが、何を祀ってあるのか非常にわかりにくい神社だった。そのせいか、お目当ての寿老人も確認しないで出てきてしまったのは不覚だった。
鶯谷の駅周辺は都内でも有数のホテル街だ。ハンドブックには言問通りからの道が示されていたが、近道を通ったので妙なものも目撃できた。30m置きに女性が立っている。中には外国の女性もいる。お客には見えなかったようで、声は掛けてもらえなかった。40代後半の訳ありの男女とすれ違った。少しして振り向くと、入りかけていたところだった。もうひと組の男女が近づいてきた。20代後半のそこそこの企業の営業担当風の男女で、元気が良い。お決まりの宿でもあるような軽い足取りで、実に楽しそうだった。そりゃそうだ。営業の間にしけ込むとは良いご身分だ。ここもリーマンショックもあるのだろうが、ここにはここの日常があるようだ。
元三島神社の全景。ホテルに囲まれているので、気をつけてシャッターを切らないとホテルが映ってしまう。それにしても、なんとも異様な意匠のホテルなのだ。右は石段を登ったところの元三島神社の本殿。ただ一言、狭い。
22:23:17 |
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