Archive for February 2006

28 February

#11.獲れて良かった

トリノは荒川静香が金メダルを獲って、ほっとしたところ。テレビのアナウンサーの「メダルも期待できます」という言葉で見たものの、相次ぐ討ち死にで逆に失望感が溜まって困りました。選手は全力を尽くしているのでしょうから悪い訳ではないのですが、どうしても不満の矛先が向いてしまいます。
こうなったのも、「メダル、メダル」と叫びつづけているテレビ局のせいではないかと思います。高い放映権を買った手前、なんとしても視聴率で取り返さなくてはならないのでしょう。そこで、「世界のアスリートの競演」などという生易しい言葉では視聴率が稼げませんので、「メダルが取れそう」と必死に呼び込みをする訳です。そう言われれば、日本人なら見なくてはならなくなるでしょう。また、アスリートの競演などと言うと、きちんとした中継、つまり正確な実況と的確な解説が必要です。これは周到な準備を含め、本番での緊張も大変ですから、こんな辛いことは避けて、適当な人気タレントと一緒になって「ガンバレ、ニッポン、メダル取れ」と怒鳴っていた方が楽ですから、こっちを選ぶでしょう。それにしても、アナウンサーの絶叫中継は聞いている方が疲れます。

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27 February

#10.今年の仕事

25日の午後、お雛様を飾りました。
数少ない早来の家での仕事です。五人囃子、左大臣右大臣、三人仕丁とかの並び方について講釈を垂れていたら、お鉢が回ってきました。でも満更でもない気持ちで引き受けています。
今年で27年になりますが、去年は仕事だのなんだので飾れませんでした。返す返すも残念でなりません。
1回休むと、2年間もしまい放しなので、お雛様の涙でカビなど生えやしないかと心配しましたが、どうやら大丈夫でした。

●「お雛さま」<1476>の写真は容量制限で削除しました。コメントでお知らせいただければ再掲します。
余計なものが写らないように撮るのは難しいですね。

●「お雛さま」<1479>の写真は容量制限で削除しました。コメントでお知らせいただければ再掲します。
ちょっと自慢なんですが、「辻が花」です。

●「お雛さま」<1492>の写真は容量制限で削除しました。コメントでお知らせいただければ再掲します。
五人囃子の鼓、大鼓、太鼓のパーカション3人は上衣を肩脱ぎにしているのが面白いと思っています。

●「お雛さま」<1496>の写真は容量制限で削除しました。コメントでお知らせいただければ再掲します。
右大臣は男前なんですが、うまく撮れませんでした。来年こそは。

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24 February

#9.悲しいほど図々しく

フェブラリーSはカネヒキリが横綱相撲での快勝で、ドバイでの国際レースに弾みがつき、良い壮行会にもなったことでしょう。土曜日のクイーンカップは、レースよりも勝利騎手インタビューで面白い光景を見ました。騎手のルメールへ「スローペースでしたが、どんな気分で乗っていましたか」という質問であったのですが、通訳のお姉さん、英語はそれなりに達者なのでしょうが、競馬を知らないようで全く通訳になりません。そこへ業を煮やしたように男の声が割って入って、どうにかインタビューは完了しました。でもこの声、どうみても通訳の喋り方ではないようでしたが、最後に種明かしに顔が映りました。なんと、吉田照哉。北海道早来町の社台ファーム代表、日本一の生産者と言って良いホースマンで、高額納税者番付の常連でもあるのです。競馬の窮状に堪らず助けに入ったというように見え、気持ちの良い出来事でした。でも、これが悲しい日本の競馬の現状で、競馬への造詣や愛情もないまま競馬の仕事に図々しく入ってくる不届き者が多いのと、またそれを許す関係者も情ないのです。
さて、気を取り直して競馬に集中。今週の番組は渋めの3連発で、中山記念、阪急杯、アーリントンカップです。中でもG?の中山記念の渋さは抜群で、次への繋がりがどうもはっきりしません。距離の1800mも単距離系が勝ったり、長距離系が勝ったりしてレースの傾向も全く見えてこないのです。ということは、馬券的にはいろいろな妄想を巡らせることができ、逆にとても楽しいのです。そこで、データ・ベースを繙くと、ダイワメジャー、エアメサイヤ、カンパニーと答えてきました。データ・ベースは中山記念でさえ余計な妄想を巡らせることをしませんんので、つまらないことを恥ずかしくもなく言える、悲しささえも超えた凄さがあります。いやいや、実に羨ましい限りです。

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23 February

#8.梅の季節

おとといの21日、頼もしい先輩が曽我の梅林へ連れて行ってくれました。ガラにもなく風流に浸ってきました。
京都の北野天満宮と福岡の大宰府には行ったことがあるのですが、あいにく梅の花の季節ではありませんでしたので、こんなに沢山の梅の花を見るのは初めてでした。
梅は香りの花とのことなので、一生懸命梅の香りを胸に仕舞ってきたつもりなのですが、ニオイ音痴で折角の香りももう憶えていません。いやいや、もったいないことです。

「曽我の梅林の石碑」の写真は容量制限で削除しました。コメントでお知らせいただければ再掲します。


「満開の梅の木の」の写真は容量制限で削除しました。コメントでお知らせいただければ再掲します。

梅の木の枝の張り方は、光琳や広重の絵とまったく同じような姿になるのですね。



「梅の花」の写真は容量制限で削除しました。コメントでお知らせいただければ再掲します。
よく観ると、ちゃんと梅鉢の形をしています。
梅の花の実物より、梅鉢の形の方が先知りましたし、その後も梅鉢の方がよく見ているせいかと思います。写真の通りとか、テレビと同じとか、というように、これからバーチャルの世界がますます増えますので、楽しさ半分怖さ半分ということでしょうか。

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22 February

#7.勝ち点ゲーム

トリノの日本選手がメダル獲得に喘いでいるように見えます。これ以上期待するのは酷とも思えるので、話題を切り替えてサッカーのワールドカップにしましょう。とはいえ、大きな期待があることには変わりはなく、日本代表はぜひとも一次リーグは突破していただきたいものです。ところが、この一次リーグ突破は容易いものではないようで、2002年大会でもフランス、アルゼンチン、ポルトガルという単なる強豪ではない優勝候補と目されているチームが敗退しています。
一次リーグは、3点、1点、0点のカードを、僅か3回だけ引き合う極めて厳しいゲームなので、中心選手が不調だったり、ちょっとしたことで波に乗れなかったりしたら、一気に他のチームから追い落としの目標になってしまいます。2002年のフランスやアルゼンチンはジダンやベロンの不調で、ポルトガルは不用意な失点で調子に乗れませんでした。逆に、スウェーデンやパラグアイのように一次リーグを上手に闘ったチームは、わずか3戦とは思えない奥の深いゲームを繰り広げていました。何を隠そう早来は、2002年の6月はまるまる1か月お休みをいただきましたので、スカパですが64試合全て観戦しました。そこで、2002年を振り返ってみて、一次リーグ突破のシナリオを考えてみます。
各組の1位の勝ち点を見ると、9点が2チーム、7点が5チーム、5点が1チームとなって、7点以上ならトップ通過ですが、スウェーデンのように5点でもトップにはなれます。2位は、5点と4点がともに4チームずつの同数になりました。つまり、5点なら当確、4点でも1次リーグ突破が十分できるということ、6点という勝ち点がないことから、1位と2位の差はかなり大きいことがわかります。3位は、4点が5チーム、3点が3チーム、2点が1チームとなって、2位と3位は拮抗していて、4点で同点が2組もありました。ということは、4点では可能だが得失点差勝負も覚悟しなくてはならないということでしょう。
9点を取ったチームはブラジルとスペインだったのですが、その2つの組は両方とも最下位の勝ち点が0点で、また、2位、3位の勝ち点も4点の同点で、得失点差の勝負になっていました。どうも、ダントツ1位が出た組は同じような勝ち点構成になるようです。そこで、ブラジルがいたC組の状況を再現しながら考えます。
1試合目のブラジル対トルコは2−1でブラジルの勝ち、中国対コスタリカは2−0でコスタリカの勝ちでした。2戦目のブラジル対中国は4−0でブラジルが勝ち、コスタリカ対トルコは1−1で引き分けです。3戦目のトルコ対中国は3−0でトルコ、コスタリカ対ブラジルは5−2でブラジルが勝ちました。ここで、トルコ、コスタリカ、中国のところへ日本、クロアチア、オーストラリアを当てはめてみます。対戦順から中国には日本かオーストラリアになりますが、中国=日本とはできませんので、中国=オーストラりア、トルコ=クロアチア、コスタリカ=日本として考えてみます。1戦目は想定の範囲として、2戦目で日本がクロアチアに勝てれば勝ち点が6になり突破です。でも引き分けでしまうと、3戦目でクロアチアが敗退の決まった相手に得失点を稼ぐことは必死なので、ブラジルには何としても引き分け狙いに徹しないと一次リーグ突破はありえないと思われます。ところが、ブラジルの選手は、自国の誇り、神様ジーコにアピールしようとしてきますので、厄介なことになろそうです。そうなるとブラジルには緒戦で10−0ぐらいで勝ってもらってクロアチアに諦めてもらうのが良いみたいです。そこで日本の作戦は、ジーコ監督はオーストラリア戦の指揮を執らないで、ブラジル・クロアチア戦を観戦してブラジル選手を乗せるというのはいかがでしょう。


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