Archive for 25 May 2006

25 May

#71.どうしたプロ

先日、麻生外務大臣が駐日大使たちとゴルフをして、「久しぶりだが、41だからまあまあか」といっていたのには恐れ入った。ゴルフを始めて100を目指すも挫折ってことも多々聞くのに、この方は65歳で久しぶりなのだ。さすが、元オリンピック選手。

凄いアマチュアの次はプロだ。まず、大相撲夏場所は雅山という意外なヒーローが出現して救われた。大関のときは不甲斐なかったが、人が変わったようだ。恐らく力士生涯の中で今が最も強いのではなかろうか。大関には武蔵川部屋のチームワークに助けられ、上位に勝つことなく昇進してしまったツケが出て、あっさり陥落してしまったが、今は実力で勝負しているのが自身を強くしているのだろう。ところが大関陣がいただけない。特に、新大関を除く旧大関が不甲斐ない。千代大海は初日から7連勝して褒めてあげたのがいけなかったようで、ひとたび負けると嫌気がさしたか、得意のあちこち痛い作戦に出る。親方衆から呆れられた様子が新聞にデカデカと載るありさまだ。相撲協会も日本人力士には見切りをつけて、国技から世界スポーツへ脱皮して早めに場所貸し商売に方向転換した方が賢明だ。

野球は楽しみにしていた交流戦が始まった。交流戦は楽天がいるからセ・リーグが有利と思っていたが、昨年は必ずしもそうは言い切れなかった。事実、ロッテは優勝、2位も僅差でソフトバンクだった。今年は、オリックスという楽天以上のチームがパ・リーグに現われて、セ・リーグ断然有利である。5月23日終了時点で、1勝11敗、勝率8分3厘、ダントツのビリだ。僅かの1勝が交流戦トップのヤクルトからというのも皮肉だが、現在9連敗で、指揮官の中村も「戦力に差がある」と諦めているようだ。(24日は発奮して好敵手広島に快勝した)
たしかオリックスは2つのチームをひとつにした選抜チームのはずだが、それでも戦力は向上しなかったのだろうか。宮内オーナーはあちらこちらで立派なことを仰っているが、それまでのチームの造営に尽力されていたのだろうか。セのチームはオリックスに負けるとそのまま差になるので、これからの戦いでは取りこぼせない相手になってくる。そうなると、オリックスは更に勝つのが難しくなってくる。このままセ・リーグへのアドバンテージになってしまうようなら、パ・リーグの望んでいた交流戦もパ・リーグ自ら火を消すことになりかねない。


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