Archive for 08 December 2006

08 December

#171.裏ばかりで御免

当データベースは、「どの馬が、どのレースで何着になった」という内容を機軸としている。2006年度から、1000万クラス以上の全てのデータを網羅しているが、それ以外のレースは、レース全体の概要を把握するために1着だけを入力している。
1000万クラスまで入力することにより、1000万クラスからの勝ち上がりの状態が把握できるようになり、能力比較での実績の流れが相当程度に立体的につかめるようになった。だが、一方で従来年間1万5千件ほどの入力で済んだものが、今年は2万件近くに跳ね上がることが確定的になった。だが、データを眺める楽しさからすれば、そんな手間の増加はなんてこともない。

ところが厄介なことが起きる。今週のG?朝日杯フューチュリティSは2歳馬のレースのため、実績は500万クラスのレースが多く、このデータがないと比較が不十分になってしまう。この状態を嫌う我が能力検討ソフトはアウトプットを拒否してきた。何を小癪なと思ったが、出てこないものは仕方がない。出てくるもで対応するのが得策だ。そこで、今週も裏番組の鳴尾記念とさせていただいた。

しかし、この鳴尾記念。裏番組のためにあるようなレースだ。なにしろこの10年で、開催時期が12月→6月→12月と変り、距離も2500m→2000m→1800mと変り、またレースの条件もハンデ→別定→ハンデ→別定とめまぐるしく変った。そして、こともあろうにレースのグレードも、G?からG?に格下げになってしまったのだ。
でも、今年の鳴尾記念の登録は23頭と賑やかだ。フルゲート18頭立ての好レースを期待しつつ、アウトプットを拝見しよう。


 ◎ サンレイジャスパー 68.9→最近の実績、タイム、末脚
 ○ ホッコーソレソレー 66.9→最近の実績、タイム、勝っぷり
 ▲ アサカディフィート 66.7→最近の実績、勝っぷり、末脚
 △ サンバレンティン  59.5→末脚
 △ ローエングリン   56.6→最近の実績、タイム


アサカディフィート、サンバレンティン、サンレイジャスパー、というイマイチな既成勢力に、復活の兆しのローエングリンと成り上がりのホッコーソレソレーが挑戦するレース。だが、挑戦者組の勢いより、既成勢力組に一日の長がありそうだ。

展開だが、先行しそうなサウスポールとフサイチリシャールが登録にあったが出てこないので、展開の極めて読みにくいレースになった。データベースは、ローエングリンを実績から先頭にあげているが、この実績は昔のことで、今は下げる競馬をするだろう。そこで、グロリアスウィークを先頭に抜擢する。以下、キョウワスプレンダ、セフティーエンペラ、ブライトトゥモロー、サイレントディール、ローエングリン、ラッセルバローズ、と続くが、スタート次第ということにもなろう。
中段は、アルビレオ、サンレイジャスパー、サンバレンティン、サクラメガワンダー、ホッコーソレソレー、メイショウオウテ、ヴィータローザ、オースミグラスワン、がタイトな集団で進む。
後方は、マルカシェンク、シルクタイガー、アサカディフィート、密かに控えることになる。

新装なった阪神の芝1800、外回りだが、どんなレースになるか今後のためにもしっかり見ておきたい。


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