Archive for 15 June 2007

15 June

#249.少々、小粒ですが

宝塚記念の前座と言っては申し訳ないが、次回のマーメイドステークスのここ2、3年はずいぶん小粒になってしまったようだ。昨年の勝ち馬のソリッドプラチナムは重賞発挑戦で、しかも49kgという最軽量での出来事だった。今年も同様で、こんなレースこそ検討のし甲斐のあるレースであることには違いない。じっくり検討して、結果を楽しんでみよう。データベースも張り切って検討結果を吐き出してきた。

              Wsc   RRsc RTsc  DfWL   Asc  Hsc L3Tsc
◎ コスモマーベラス    60.2  58.1 58.2  −2.5   0.7  1.5 46.3
○ ディアチャンス     59.9  54.2 54.1  −0.8   0.6 −0.3 42.0
▲ シェルズレイ      58.6  54.2 52.4  −2.5   2.2 −1.3 38.2
△ コスモプラチナ     58.1  51.2 54.2  −1.5   2.2 −2.2 48.9
△ ミスベロニカ      55.9  44.0 50.9   0.8   0.8  6.0 62.0   
  スプリングドリュー   52.5  45.6 57.6  −3.3  −0.5  3.3 51.3
  サンレイジャスパー   52.1  46.2 51.3  −4.7  −0.4  3.1 51.7
  ヤマトマリオン     50.3  44.6 53.4  −3.8   0.5  1.4 47.8
  ソリッドプラチナム   48.1  36.5 57.5  −5.0  −0.9  4.4 55.2
  ライラプス       41.3  29.8 53.1  −4.5   0.4 −1.7 37.3
  ニホンピロブリュレ   36.5  31.5 43.7  −4.6   0.8 −0.4 26.7
  ショウナンパントル   26.6  28.5 28.7  −6.4  −0.8 −2.6 26.1

   ・Wsc  :ウィニング・スコア→上位入着の可能性を示す総合指標で以下の指標から算出
   ・RRsc :最近の実績→6か月以内の直近3レースの実績を示す
   ・RTsc :タイム→最近のレースでの走破タイムを示すスコア
   ・DfWL :勝っぷり→勝った馬はどれだけ突き放したか、負けた馬はどこまで粘ったかを示す
   ・Asc  :先行力→先行した実績を示すスコアで、高いほど先行している
   ・Hsc  :末脚→上り3ハロンの馬群の中で相対的に前に出たか後退したかを示す
   ・L3Tsc:末脚?→上り3ハロンタイムのスコア



コスモマーベラス、シェルズレイ、既成勢力に対して、コスモプラチナ、ミスベロニカ、の新興勢力が挑み、そこへ、格下の既成勢力だが調子の安定している、ディアチャンス、がどう絡むかというレースとみえる。本来なら、G?を勝っているヤマトマリオンが実力を発揮して欲しいところだが、冒頭にも書いた通り、このレースの特徴は惑星台頭ということなので、ここは3歳のミスベロニカの未知の魅力に注目をしてみたい。

展開は、シェルズレイがハナを切り、コスモプラチナがぴったり付いてこの2頭が先頭集団を構成するだろう。
少し離れて続くのが、ニホンピロブリュレ、ミスベロニカ、コスモマーベラス、ディアチャンス、ヤマトマリオン、ライタプスの6頭がタテ長の棒状一列を形成しそうだ。
後方は、サンレイジャスパー、スプリングドリュー、ショウナンパントル、ソリッドプラチナム、が控える展開になる気配だ。

見所だが、先行力があって末脚も鋭いミスベロニカが、展開からも見逃せない1頭のようだ。



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