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03 October
#460.秋一番
#460.秋一番秋のG?の第1戦はスプリンターズ・ステークスだ。中山の芝1200mで行われる。今年は、外国馬は不参加なので、データの欠落もなく十分な分析が可能である。じっくりと数字の並びを見つめてみよう。
夏の競馬にサマー・スプリント・シリーズが設置されて、秋に入って突然のG?という状況は回避できるようになった。だが、夏の好成績は疲労との裏返しでもあるので、データはさらに深読みが必要になる。こんなことが、さらに面白さが増すようだ。ちょうど良い塩梅に少しずつ秋の夜長になっているので、灯火親しむ意味でもデータをじっくりと見てみたい。
【 Wscランキング:スプリンターズS 】
◆Wsc: 65.4 キンシャサノキセキ R= 62、 RR= 73、 RT= 61、 D= -0.1、 A= 1.3、 H= 1.0
◆Wsc: 65.1 カノヤザクラ R= 59、 RR= 70、 RT= 68、 D= 0.0、 A= 0.1、 H= 2.0
◆Wsc: 65.1 スリープレスナイト R= 46、 RR= 69、 RT= 64、 D= 1.9、 A= 1.3、 H= 2.1
◆Wsc: 58.4 ビービーガルダン R= 49、 RR= 61、 RT= 60、 D= 1.5、 A= 2.9、 H= 0.7
◆Wsc: 56.0 スズカフェニックス R= 62、 RR= 59、 RT= 62、 D= -2.3、 A= -0.6、 H= 4.2
◆Wsc: 55.9 シンボリグラン R= 44、 RR= 67、 RT= 68、 D= -1.9、 A= 0.5、 H= 1.1
以上がWsc55を超えた推奨馬
◆Wsc: 53.8 ファイングレイン R= 47、 RR= 62、 RT= 56、 D= -1.1、 A= 1.0、 H= 1.3
◆Wsc: 50.1 タニノマティーニ R= 45、 RR= 62、 RT= 62、 D= -2.5、 A= 2.1、 H= -1.8
◆Wsc: 46.9 アポロドルチェ R= 39、 RR= 55、 RT= 54、 D= -1.9、 A= -0.3、 H= 1.2
◆Wsc: 46.1 ジョリーダンス R= 48、 RR= 56、 RT= 60、 D= -4.4、 A= 0.4、 H= 1.1
◆Wsc: 45.1 トウショウカレッジ R= 43、 RR= 51、 RT= 57、 D= -3.0、 A= -0.6、 H= 3.3
◆Wsc: 41.2 スピニングノアール R= 51、 RR= 48、 RT= 57、 D= -5.4、 A= -0.7、 H= 2.6
◆Wsc: 40.8 タマモホットプレイ R= 44、 RR= 43、 RT= 58、 D= -4.2、 A= -0.9、 H= 2.7
◆Wsc: 39.3 プレミアムボックス R= 49、 RR= 44、 RT= 55、 D= -5.1、 A= -0.3、 H= 1.7
◆Wsc: 35.7 エムオーウイナー R= 47、 RR= 36、 RT= 57、 D= -5.7、 A= 3.9、 H= -4.8
◆Wsc: 35.2 ウエスタンビーナス R= 45、 RR= 41、 RT= 52、 D= -5.5、 A= 3.0、 H= -2.4
・Wsc :ウィニング・スコア→上位入着の可能性を示
す総合指標で以下の指標から算出
・Rsc :レースの実績→過去1年6か月を遡ったレースの実績を示す
・RRsc :最近の実績→6か月以内の直近3レースの実績を示す
・RTsc :タイム→最近のレースでの走破タイムを示すスコア
・DfWL :勝っぷり→勝った馬はどれだけ突き放したか、負けた馬はどこまで粘ったかを示す
・Asc :先行力→先行した実績を示すスコアで、高いほど先行している
・Hsc :末脚→上り3ハロンの馬群の中で相対的に前に出たか後退したかを示す
【 展望 】
今年のスプリンターズSはサマー・スプリント・シリーズの影響の強く、直近の成績比較がおもしろい。Wスコアが65を超えた有力3頭は、いずれかのレースで勝利を収めている。すなわち、キンシャサノキセキは函館スプリントS、カノヤザクラはアイビス・サマーダッシュとセントウルS、スリープレスナイトは北九州記念をそれぞれ勝っている。残る1つのキーンランドCは推奨漏れのタニノマティーニが勝った。
さらに、出走馬のすべてがこの5つのレースのどこかで出走しているのもおもしろいことだ。もっともスズカフェニックスとジョリーダンスは安田記念→セントウルSなので、夏は休みともとれる。だが、残りの14頭は夏の最中に出走しているので、丁寧な戦績比較はとても有効に思える。
そこでWsc65を超えた3頭の中心は揺るぎなしとみたい。キンシャサノキセキの勝負下手、カノヤザクラに疲れの心配があるが、あとは順調とみて差し支えない。となると、スリープレスイナイトが一番安心できそうだが、データをみても勝ちっぷりも良く最有力とみなした方が良さそうだ。
従来の勢力へ、割り込む勢力として4歳の上昇馬、ビービーガルダンを推したい。3連勝でオープン入りして、札幌2歳S以来の重賞は惜しくも2着だったが、先の展望は十分開けたようだ。
【 展開 】
先行しそうな馬が有利な枠を引けなかったようだ。展開が変わるとは考えにくいが、評価は下がったはずだ。
ハナを切るのは、エムオーウイナーだろう。その追走が、ウエスタンビーナス、ビービーガルダン、タニノマティーニ、となるだろう。
その次の位置につける先行集団として、スリープレスナイト、キンシャサノキセキ、ファイングレインの4頭が前の方に集団をつくる体制だろう。
中段は、シンボリグラン、ジョリーダンス、カノヤザクラ、アポロドルチェ、プレミアムボックスの5頭が緩やかに進むことになる。
後方は、トウショウカレッジ、スズカフェニックス、スピニングノアール、タマモホットプレイ、の4頭になる。
スタートして後手を踏んではおしまいかもしれないが、良いスタートをしても利は多くはなさそうだ。とにかくロスをしないで、どうやってゴールに飛び込むかが勝利への道だ
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