Archive for 17 October 2008

17 October

#465.2番人気が5連勝

今週は秋華賞だ。1996年に3歳牝馬の秋のG?として開催されたレースで、牝馬のクラシックは春で終りという感じだったものを、秋にもクライマックスをつくるのが狙いのようだった。今回は迎えて13回、ともかく秋のこの時期にしっかり定着はしたようだ。
レースの様子も見どころや考えどころのある面白い内容で、この5年間は2番人気が5連勝を果たしている。2番人気が活躍するという状況は、少なくともこの5年間は合格点のつく真っ当なレースが展開されたと思いたい出来事だ。さて、今年も素直に2番人気といくかどうかはわからない。ジンクスというものは実におもしろいもので、気づいたときは終りのときなのだ。

【 Wscランキング:秋華賞 】
◆Wsc: 65.0 レッドアゲート     R= 60、 RR= 64、 RT= 49、 D= -.3、 A= .9、 H= 2.3
◆Wsc: 64.8 ブライティアパルス   R= 42、 RR= 51、 RT= 67、 D= .7、 A= 2.6、 H= 1.4
◆Wsc: 64.0 レジネッタ       R= 48、 RR= 73、 RT= 51、 D= -1、 A= 0、 H= 2.2
◆Wsc: 58.1 エフティマイア      R= 37、 RR= 69、 RT= 44、 D= -.5、 A= .4、 H= -.6
◆Wsc: 55.1 メイショウベルーガ   R= 48、 RR= 55、 RT= 51、 D= -1.6、 A= -1.3、 H= 4
以上が、Wsc55超えの推奨馬。
◇Wsc: 54.9 ピサノジュバン      R= 21、 RR= 49、 RT= 69、 D= -.5、 A= .5、 H= .3
◇Wsc: 54.1 トールポピー      R= 47、 RR= 59、 RT= 51、 D= -2.9、 A= -.3、 H= 2.7
◇Wsc: 54.0 リトルアマポーラ    R= 45、 RR= 58、 RT= 42、 D= -1.2、 A= -.3、 H= 3.9
◇Wsc: 52.7 ソーマジック      R= 39、 RR= 58、 RT= 43、 D= -1.1、 A= 0、 H= 2.5
◇Wsc: 52.5 マイネレーツェル    R= 33、 RR= 59、 RT= 52、 D= -1.9、 A= -.4、 H= 2.1
◇Wsc: 51.7 ムードインディゴ    R= 46、 RR= 52、 RT= 49、 D= -2.2、 A= -.3、 H= 3.4
◇Wsc: 48.5 オディール       R= 42、 RR= 56、 RT= 50、 D= -4.1、 A= .4、 H= 2.2
◇Wsc: 43.0 カレイジャスミン    R= 40、 RR= 52、 RT= 34、 D= -3.1、 A= 1.8、 H= -1.8
◇Wsc: 37.7 ユキチャン       R= 39、 RR= 42、 RT= 45、 D= -5.2、 A= 1.1、 H= -1.2
◇Wsc: 37.1 ブラックエンブレム   R= 39、 RR= 45、 RT= 45、 D= -5.3、 A= 1.9、 H= -.7
◇Wsc: 36.8 アロマキャンドル    R= 31、 RR= 42、 RT= 40、 D= -3.6、 A= 0、 H= .8
◇Wsc: 35.8 プロヴィナージュ    R= 22、 RR= 35、 RT= 51、 D= -3.3、 A= .8、 H= -1.9
◇Wsc: 34.2 エアパスカル      R= 35、 RR= 41、 RT= 45、 D= -5.7、 A= 2.4、 H= -2.1

   ・Wsc  :ウィニング・スコア→上位入着の可能性を示す総合指標で以下の指標から算出
   ・Rsc  :レースの実績→過去1年6か月を遡ったレースの実績を示す
   ・RRsc :最近の実績→6か月以内の直近3レースの実績を示す
   ・RTsc :タイム→最近のレースでの走破タイムを示すスコア
   ・DfWL :勝っぷり→勝った馬はどれだけ突き放したか、負けた馬はどこまで粘ったかを示す
   ・Asc :先行力→先行した実績を示すスコアで、高いほど先行している
   ・Hsc  :末脚→上り3ハロンの馬群の中で相対的に前に出たか後退したかを示す


【 展望 】
春のクラシックの覇者、トールポピーがトライアルのローズSで少し遅れを取ってしまった。替って台頭したのがマイネレーツェルとムードインディゴで、オークスでは9着、10着の馬だ。だが、桜花賞馬でオークス3着のレジネッタはローズSも3着と無難にこなし、これは本番でも大いに希望が持てる。また、オークス、桜花賞ともに2着のエフティマイアも前走のクイーンSは5着だが、古馬との手合わせなので好走とみて、本番も視野におけるはずだ。

これに対して夏以降の上昇組だが、レッドアラート、ブライティアパルス、メイショウベルーガの3頭に注目したい。レッドアラートはオークスこそ6着だったが、当時はフローラSを勝ち上がったばかり、秋のトライアルの紫苑Sも3着で上昇は維持できそうだメイショウベルーガは順調に使われている強みを認めたい。

最大の上昇馬はブライティアパルスで、クラシックの一応の目安となる古馬混合の1000万を、僅差の2着のあと夕月特別で見事に勝ち上がっているのだ。既成勢力に対抗する1頭としてブラティアパルスに1票を投じたい。


【 展開 】
強力な先行馬がいなければ、G?はスローペースになるのは避けられない。今年もそうなるだろう。
先頭を切るのは、ブライティアパルスかエアパスカルか。ブラックエンブレムとカレイジャスミンも遅れずについて行くだろう。ここまでが先行集団だ。
中段の前の方には、ユキチャン、レッドアゲート、プロヴィナージュがつけ、そのあとにピサノジュバン、オディール、エフティマイアとつづくことになるだろう。
あとは後方集団だが、まずはアロマキャンドル、レジネッタ、ソーマジックがかたまり、リトルアマポーラ、ムードインディゴ、トールポピー、マイネレーツェルがそのあとで、最後がメイショウベルーガということになるか。

展開の中心は、早めに動きそうなエフティマイアに先行する馬がどう反応するか、そして次に後方から仕掛けるレジネッタは逆にこの状況をどう生かすかということになろう。

13:10:25 | datesui | No comments |