Archive for 17 January 2009

17 January

#512.上がり馬に復調馬

今週は今年初めてのG?レースの日経新春杯だが、テンポイントの悲劇は忘れることができない。昔は有馬記念の中心メンバーでも日経新春杯とか次週のAJCCに出走していた。最近はG?クラスの出走がなくメンバーが小粒になったことは否めない。逆に登竜門的な役割が出てきたようで、2004年のシルクフェイマスのように、このレースを勝ってG?戦線入りというケースもある。
今回は、有馬記念2着のアドマイヤモナークが出走してきたが、あとはどうにかオープンクラスというメンバー構成で重みはない。だが、上がり馬の挑戦があるので、今年の活躍場を見つけてみるのも一興かと思える。

【 Wscランキング:日経新春杯 】
◆Wsc: 67.1 ヒカルカザブエ   R= 46、 RR= 54、 RT= 51、 D= .9、 A= .2、 H= 4.6
◆Wsc: 61.7 ドリームフライト  R= 42、 RR= 54、 RT= 47、 D= -.9、 A= 3.2、 H= -2.6
◆Wsc: 61.4 タガノエルシコ    R= 34、 RR= 53、 RT= 44、 D= .6、 A= -.9、 H= 3.7
◆Wsc: 61.0 アドマイヤモナーク R= 46、 RR= 56、 RT= 65、 D= -3.5、 A= -1.1、 H= 2.9
◆Wsc: 55.3 マイネレーツェル  R= 29、 RR= 63、 RT= 61、 D= -3.9、 A= -.3、 H= 1.7
以上がWsc55を超えた推奨馬。
◇Wsc: 54.3 ホッコーパドゥシャ R= 33、 RR= 54、 RT= 55、 D= -3.2、 A= 1.2、 H= .5
◇Wsc: 52.6 アグネストレジャー R= 37、 RR= 50、 RT= 51、 D= -3.4、 A= -1.2、 H= 4.1
◇Wsc: 51.2 ナムラマース    R= 32、 RR= 51、 RT= 48、 D= -2.6、 A= -.1、 H= -.2
◇Wsc: 51.0 ホワイトピルグリム R= 35、 RR= 49、 RT= 52、 D= -3.1、 A= -.2、 H= 1.3
◇Wsc: 47.9 トウショウパワーズ R= 32、 RR= 41、 RT= 38、 D= -2.5、 A= -.3、 H= .8
◇Wsc: 47.7 テイエムプリキュア R= 28、 RR= 48、 RT= 60、 D= -5.1、 A= 1、 H= -2.4
◇Wsc: 44.5 マキハタサイボーグ R= 36、 RR= 42、 RT= 51、 D= -5.5、 A= -.6、 H= -.7
◇Wsc: 40.6 シゲルフセルト   R= 25、 RR= 36、 RT= 54、 D= -5.1、 A= 0、 H= .6
◇Wsc: 37.0 アップドラフト   R= 26、 RR= 37、 RT= 50、 D= -6.6、 A= .3、 H= -1.7
◇Wsc: 35.3 メジロコルセア   R= 31、 RR= 45、 RT= 6、 D= -.8、 A= 1、 H= -1.2
◇Wsc: 31.4 メイショウクオリア R= 34、 RR= 33、 RT= 42、 D= -6.7、 A= .8、 H= -.4

   ・Wsc  :ウィニング・スコア→上位入着の可能性を示す総合指標で以下の指標から算出
   ・Rsc  :レースの実績→過去1年6か月を遡ったレースの実績を示す
   ・RRsc :最近の実績→6か月以内の直近3レースの実績を示す
   ・RTsc :タイム→最近のレースでの走破タイムを示すスコア
   ・DfWL :勝っぷり→勝った馬はどれだけ突き放したか、負けた馬はどこまで粘ったかを示す
   ・Asc :先行力→先行した実績を示すスコアで、高いほど先行している
   ・Hsc  :末脚→上り3ハロンの馬群の中で相対的に前に出たか後退したかを示す


【 展望 】
有馬記念2着のアドマイヤモナークが普通なら中心だ。だが、その有馬記念は14頭立ての14番人気、女傑ダイワスカレーットに勝ちを挑みにいった馬が悉く蹴落とされて、その間隙に飛び込んだ2着として思えないところがあり、全幅の信頼はなく有力馬の1頭だろう。むしろここは上がり馬に注目すべきで、ヒカルカザブエ、ドリームハライト、タガノエルシコと、こちらは顔ぶれが豊富だ。なかでもイチオシはヒカルカザブエで今回の中心と見た。
ヒカルカザブエは明け4歳、3戦目でやっと未勝利を抜けたが、そのあとは4連勝で一気にオープン入りを果たし、今回はその緒戦だ。安定したレースぶりで面白みはないが、それだけに不安は少ない。同じようにドリームフライト、タガノエルシコも上昇馬で推奨できるが、上昇力はヒカルカザブエほどではない。
あと1頭加えるなら、既成勢力からマイネレーツェルになる。不振が続いていたが、どうにか上向きといところか。

他の規制勢力が揃って不信を囲っているか、落ち目という状況であり、今年の日経新春杯は新旧交代という一面と旧勢力の生き残りを賭けた一戦と見ることができよう。


【 展望 】
逃げ、先行、差し、追い込みと脚質が揃い、整然とした行儀の良いレースになりそうだ。
そこで逃げは、ドリームフライトだ。そのあとにつけるのが、ホッコーパドゥシャ、メジロコルセア、テイエムプリキュア、メイショウクオリアの4頭で、ここまでが逃げ、先行の集団だ。
つづいて中段は、アップドラフト、ヒカルカザブエ、シゲルフセルト、ナムラマース、ホワイトピルグリム、マイネレーツェル、トウショウパワーズの7頭が整然と並ぶ。
後方には、マキハタサイボーグ、タガノエルシコ、アドマイヤモナーク、アグネストレジャーが控え、虎視眈々と静かにレースが進むだろう。

レースの動きは、有馬記念2着のアドマイヤモナークの敬意を払って、各馬がマークし、様子を伺うことになるだろう。ところがアドマイヤモナーク自身レースをつくるタイプではないので、スローペースで4コーナーからヨーイドンということになりそうだ。ここは先行馬が有利になりそうだが、好スタートで良いポジションを獲り、ロスなく好位をキープできた馬に勝利がありそうだ。


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