Complete text -- "#266.ダルとマー"

21 September

#266.ダルとマー

19日の夜、テレビでザッピングをしていたら、テレ玉で野球を放映したので少し目を止めたら長居をしてしまった。日本ハムのダルビッシュが映っていたのだが、いつもと雰囲気が違うのだ。テレ玉と言えば西武で、渋い野球が展開される訳だが、この日は西武ではないのだ。ナント相手は楽天だった。楽天の攻撃中でチャンスだったこともあり、楽天のベンチがチラチラ映る。というより田中将大の顔が映し出されるのだ。ひょっとしたら、今日はダルとマーか、すげーっと思って、とても得をしたような気持ちで見てしまった。しばらくして球場が東京ドームであることが判明し、解説もいつものテレ玉なら松沼弟なのに、この日は少しは名の通った「まいど」の岩本勉なのだ。

試合は、さすがチャンピオンチームのそつのない試合運びで、マー君の奮闘、力投もむなしく上手に点を取られて楽天は敗れた。マー君はピンチになっても歯を食いしばり、劣勢になっても頑張る姿は並の高卒ルーキーではないが、1球1球の洗練された球のキレはダルビッシュに一日の長があった。試合後、楽天の野村監督は「2年後にああなれるかだ」と言っていたが、そうなって欲しいものだ。

予告登板を知って駆けつけたファンもいたせいか、パリーグにしては大入りだった。翌日の新聞を見たら、2万9千人を超える観客が詰めかけていた。その日、プロ野球は6試合が行われたが、阪神巨人戦に次ぐ観客動員だった。パリーグ好きには堪えられない一夜だった。

00:39:58 | datesui | |
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